消灯の時代 2 ー増えない朝
税収をどうやって確保するのか。
誰もが一度は口にする問いだ。
けれどこの問いは、
まだ部屋が明るいうちの問いだ。
働く人の給料から取る。
それが細る。
買い物から取る。
反発が起きる。
持っている人から取る。
お金は国境を越えて逃げる。
物価が上がる。
名目の数字だけが膨らんで、
静かに取り分が増えていく。
それでも、足りない。
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ポイント3は、成果の点だ。
成長すること。
達成すること。
去年より今年、今年より来年。
戦後の日本は、この点で走ってきた。
走れることが、前提だった。
前提が崩れる瞬間がある。
数字をどう並べ替えても、
増えない朝が来る。
その朝、問いが変わる。
「どうやって増やすか」ではなく、
「何をあきらめるか」。
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負担を増やせば、人が減る。
人が減れば、負担が増える。
下りのエスカレーターを
駆け上がる政策が、続いている。
止める方法は、たぶん、ない。
できるのは、
減った人数でも回る社会に
作り替えることだけだ。
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縮むこと自体は、悲劇ではない。
悲劇は、
どの灯りを残すかを
誰も選ばないまま、
順番に消えていくことだ。
税収の話は、
最後は選択の話になる。
どの部屋の灯りを、残すか。
それを引き受けることが、
消灯の時代を生きるということだと思う。
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今は、生き残ることを何よりまず考える時期だ。
生き残るのは、力のある者でもない。
賢い者でもない。
変化できる者だ。
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