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育てていたつもりだった

「今の自分は、何に作られたんだろう」

そんなことを考える時があります。


もちろん、

綺麗なことだけではない世界で生きています。

理不尽だなと思うこともあるし、

どうして自分ばっかり、と感じたこともある。


でも、

なるべく誰かのせいにしないで生きたいと思うようになりました。


それは、

誰かを許したいというより、自分が苦しくなりすぎないために。


人には人の事情があって、考え方があって、

正解も一つじゃない


接客業についてから、私はそういうことを必死に学びました。

向いているタイプではなかったからこそ、

心理学の本を読んだり、

人との距離感を考え続けたり。


そんなふうに、  

不器用なりに生きてきた私ですが。



「私を作ってくれた存在は誰だろう」と考えた時、

最初に浮かぶのは、

子どもたちでした。



長女が来てくれたのは、

私が別の夢を追いかけようとしていた頃でした。



小さい頃から、私は、母親になることに憧れがありました。

でも途中から、

動物を助ける研究者になりたいという夢を持つようになって。


もしその道へ進むなら、

今とは違う人生を選ぶことになるだろうな

と考えていました。



でも、

彼女が来てくれた。



不思議なくらい、迷いませんでした。



「この子を幸せにしたい」

その気持ちだけが、すとん、と心に落ちたんです。



図書館に通って、

子育てのことを調べて、

行政の制度を調べて、

将来どのくらいお金が必要かも考えて。



まだ生まれてもいないのに、

「大学に行きたいって言った時、諦めなくていいようにしたい」

なんて考えていました。



今思うと、ちょっと気が早いですよね。

でも、それくらい大切で。



そして何より、とにかく可愛かった



笑うだけで嬉しくて、

眠っているだけで愛おしくて。



だから私は、頑張れました。

長女は、

私に「生き方」を教えてくれた子だと思っています。



そして

次女は、

私に「生きる楽しさ」を教えてくれました。





次女と出会った頃の私は、正直かなり疲れていました。



慣れない接客業。

ママ同士の付き合い。

ご近所との関係。



ちゃんとしなきゃ、

ちゃんと笑わなきゃ、

ちゃんと馴染まなきゃ。



必死すぎて、

今思うと、

少し息ができなくなっていた気がします。



そんな時に来てくれた次女は、

ずっとニコニコしている子でした。



お姉ちゃんが大好きで、

みんなに笑いかけて。



「そんなに頑張らなくても大丈夫だよ」

って、

言われている気がした。



大きくなった今でも、

あの子たちは、

私が無理をしている時に気づきます。



ふとした言葉で、

何度も救われてきました。



育ててきたつもりだったけれど。

きっと私は、

たくさん育ててもらったんだと思います。



「ここに生まれてきてよかった」



そう言ってくれた日のことを、

私はたぶん、一生忘れません。




ああ、

私はこの子たちに出会うために、

ここまで生きてきたのかもしれない




そんなふうに思える日が、人生にあるなんて知らなかった。



これまでの道のりの中で、

迷ったことも、

間違えたことも、

遠回りしたこともたくさんあります。



でももし、

そんな不器用な道のりが、

今どこかで悩んでいる誰かの「大丈夫」に少しでも繋がるなら。

そう願いながら、私は今日も言葉を紡いでいます。





あの子たちとの日々は、書いても書いても、まだ書ききれません。

小さな会話や、
忘れたくない瞬間たちは、
マガジンの中にも残しています。

よければ、覗いていただけたら嬉しいです。



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