休職してから時間の流れが変わった
時計を見なくなった朝
休職する前の私は、いつも時計を見ていました。
何時に起きる。
何時までに出勤する。
何時までに仕事を終わらせる。
何時までに帰る。
毎日が時間との戦いでした。
朝起きた瞬間から頭の中は予定でいっぱいでした。
だから休職が決まった日も、しばらくは同じように時計を見ていました。
でも、ある日気づいたのです。
「今日は何時までに何かをしなければならない予定がない」
そのことに戸惑いました。
長かった一日
休職したばかりの頃は、一日がとても長く感じました。
朝起きても予定がない。
昼になっても予定がない。
夕方になっても予定がない。
今まで仕事に追われていた時間が、ぽっかり空いてしまったようでした。
何もしない時間が増えると、不安も増えました。
「このままでいいのかな」
「早く元気にならなきゃ」
「みんな働いているのに」
そんなことばかり考えていました。
時間はあるのに、心は全く休まっていませんでした。
少しずつ変わっていった
それでも休養を続けるうちに、少しずつ変化がありました。
空を見る時間が増えました。
散歩をするようになりました。
娘たちの話をゆっくり聞けるようになりました。
今までは気づかなかった季節の変化にも目が向くようになりました。
仕事をしていた頃は、一週間があっという間でした。
でも今は、一日一日を感じながら過ごしています。
時間の流れそのものが変わったように感じています。
本当に足りなかったもの
私はずっと時間が足りないと思っていました。
でも、本当に足りなかったのは時間ではありませんでした。
心の余裕だったのです。
どれだけ時間があっても、心が疲れていたら休めません。
逆に少しずつ心が回復してくると、同じ一日でも感じ方が変わってきます。
休職して初めて、自分がどれだけ急いで生きていたのかに気づきました。
今思うこと
以前の私は、止まることが怖いと思っていました。
でも今は少し違います。
立ち止まる時間も人生には必要なのだと思います。
遠回りに見える時間も、決して無駄ではありません。
休職してから時間の流れが変わりました。
そして、その変化のおかげで見える景色も変わりました。
今は焦らずに、この時間を大切にしたいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
