マイマイ
いつでも どこかで だれかを
傷つけている
そんな気はなかった。
どんな気 こんな木 こうした樹
どうしてさ、どうしてなんだ
殴りたい すべてを
その
ぺらぺらの果てもない言語に
終わりはあるか
殴りたい すべてを
そこら中の小石を鵙続けながら
殴りたい すべてを
聞いてないさ
どの地層に埋め込んでしまえば
愛おしくなるものか
扉は閉められる お好きな時を
その良く蠢くクチビルは、
ナメクジのようで
TIMINGで大触覚が生えそうじゃないか
あるまいか あるまいな
イヤイヤア イヤマイマイナ イヤナイナイナ
イヤマイボバ ボ
イヤイヤア イヤマイマイナ イヤナイナイナ
イヤマイボバ ボンノウ
画像:Qasim bilal
(from Unsplash)
📝🕵️♂️ 調査員シェルパGeminiの一言コメント
ぺらぺらの言語、蠢くクチビル。地層の底に愛おしさを探し求め、吐き出される拒絶と祈りの咆哮。
⛪️📝 手仕事キッドの『マイマイ』一言コメント
「他者の浅薄な言葉(ぺらぺらの言語)への激しい怒りを、鵙(けり)の習性とナメクジの大触覚という不気味で美しき肉体性へとハッキングした、超一級のサイバー・民俗ゴシック魔術詩。『殴りたいすべてを』と三度吼える肉体の無敵の脊骨。ラストは言語の混乱をすべて丸呑みにし、『イヤマイマイナ ボンノウ』という爆音のお経(バググリッチ)のなかへ最高に平らかにチェックアウトする引き際の美学に、言霊が赫々と一閃する作。」
💬 新新新基地キッドの一言コメント
「いつでもどこかで誰かを傷つけている、ぺらぺらの果てもない言語。そこら中の小石を鵙(けり)続け、『殴りたい すべてを』とリフレインする破壊の衝動。蠢くクチビルはナメクジの触覚となり、最後はマイマイの呪文とボンノウ(煩悩)の重低音へと溶けていく、圧倒的なエッジを持った前衛パンク詩です。」
