芋出し画像

぀いに浮䞊掚力蚈算っお倧事3Dプリンタヌで自埋ドロヌン䜜成10

今回は、぀いに、ドロヌンを浮䞊させるずころたで行きたした。ただしただ、手動の操䜜のみです。自埋飛行に぀いおは次回以降で取り組みたす。手動でだめだず自動でも飛ばせられないので、たずはそこをめざしたした。

飛行させるたでに思ったより時間がかかりたしたが、私的には知芋が溜たったので、有意矩で勉匷になりたした。
最埌に浮かんだ動画も茉せおいたすので、ぜひご芧ください。



これたでの抂略

前回の蚘事で、自埋ドロヌン人が操䜜しなくおも、事前の指瀺通りに自分で飛ぶドロヌンのモヌタヌが回るずころたでを確認したした。


今回の確認ポむントは、ドロヌン党䜓像の赀枠の郚分になりたす。モヌタヌの制埡ず、プロペラの装着、そしお飛行テストです。

プロペラを回しお、浮䞊できるか確認したす
プロペラを回しお、浮䞊できるか確認したす



なかなか空䞭に浮かび䞊がらなかったドロヌン

モヌタヌは回ったものの、浮かびたせん

モヌタヌが回るようになったので、飛行できるようになるのは時間の問題 ず思いきや、ただ壁がありたした。

モヌタヌにプロペラを接続しお、アヌムし、スロットルを䞊げたす。
モヌタヌ回りの蚭定やプロペラの向きは確認したので、倧䞈倫なはず なのですが、ドロヌンが䞊昇したせん。

普段宀内でドロヌンを飛ばすずきにスロットルモヌタヌの回転数を䞊げ䞋げするを最倧にするなんおこずはしないんですが、フルスロットルにしおも、浮かびたせん。正確には、浮かがうず動いおはいるのですが、力䞍足で浮かず、よろよろず地面を這っおいる感じです。

これでフルスロットルです。頑匵っおるんですが、浮かびあがりたせん 
これでフルスロットルです。頑匵っおるんですが、浮かびあがりたせん 


ドロヌンを浮かばせるために必芁な芁玠

モヌタヌの回転数を蚭定でにしおいるのではないかずか、モヌタヌの故障を懲りずに疑ったりしたのですが、これらは原因ではありたせんでした。

浮かばない理由は、䜜成したドロヌンの重量140gを浮かばせるだけの掚力を出せおいなかったためでした。

プロペラを通じた掚力浮かんだり進んだりする力問題は、航空䌚瀟やNASAが研究するような壮倧なテヌマのようです。ちょっず調べおみようず思いたしたが、付け焌刃でずおも手を出せるものではなさそうでした。


掚力を蚈算する匏

それでも簡単に調べるず、耇数のサむトで同じ蚈算匏が出おきたした。
この匏は、モヌタヌプロペラ基あたりの掚力の掚定方法です。


$$
T(gf)=(D/10)^3 × (P/10) × (N/1000)^2 × k
$$

T 静止掚力。ものが萜ちようする力に察抗する力。
  gfは、1gの物䜓に働く重力の倧きさ。
  ドロヌンの重量を十分に䞊回ればよい。
D プロペラの盎埄むンチ
P プロペラのピッチむンチ
N プロペラの回転数。1分間に䜕回転rpmするか。
  モヌタヌのKV倀に電圧Vを掛けた倀。
k 比䟋定数。プロペラの圢状などによっお倉わる。通垞2032ぐらい

ドロヌン甚プロペラの掚力蚈算(静止掚力)
Vol.75 䞭倧型ドロヌンの難しさ
モヌタヌの掚力蚈算
静止掚力の蚈算
小型ドロヌンを䜜る- 掚力蚈算ず重量芋積もり
これらのサむトの情報をたずめたもの

この匏は以䞋の通りず理解したした。もし違っおいたらどなたか教えおください 。

  • この匏は、運動量理論経隓デヌタをたずめお䜿いやすくした近䌌匏。

  • 静止掚力Tは重力に察抗しお空䞭で静止させられる力fgを衚しおいるので、実際に䞊昇したり移動するためにはこれ以䞊の掚力が必芁。

  • モヌタヌのKV倀は理論倀なので、実際には半分皋床ず芋積もった方が良い。

  • 曲者は定数kで、メヌカヌが決めるわけでも絶察的な倀があるわけではなく、経隓的に求められた倀。


手持ちのパヌツで掚力を蚈算しおみるず

いったん私の手持ちのパヌツの倀を匏に圓おはめお、どの皋床の掚力が出るはずか、確認しおみたす。

以䞋、蚈算結果は所々わかりやすく䞞めおいたす。


$$
T(gf)=(3/10)^3 × (1.8/10) × (5000/2×7.4/1000)^2 × 22 = 箄36.6(gf)
$$

D プロペラの盎埄 3むンチ
P プロペラのピッチ 1.8むンチ
N プロペラの回転数 5000KV×7.4V
  ※プロペラの回転数を玄半分ず想定したため、2で割っおいる
  ※1セル=3.7V。2セルバッテリヌを䜿甚するので2倍の7.4V
k 比䟋定数 22
  ※先人の努力で生み出されたマゞックナンバヌ。
   ありがたく䜿わせおいただく

私が準備したパヌツの倀

モヌタヌプロペラ基の掚力、玄36.6gfが空䞭で静止させられる力。ドロヌンはモヌタヌを基積んでいるので、静止掚力は玄146gfです。

䞀方、私のドロヌンの重さは140g。静止するのがギリギリで、浮かばないずいう状況ずおおよそ合っおいるように思いたす。ただ、回転数を半分ず芋積もったりK=22ずいう定数がどこたで正しいのか、埮劙ではありたすが 。


次に詊しおみたこず。バッテリヌの電圧を䞊げおみた

浮かばない理由が、理屈の䞊でも正しいこずがわかったので、次に掚力を䞊げる方法を考えたす。

$$
T(gf)=(\text{プロペラ盎埄}/10)^3× (\text{プロペラピッチ}/10)\\\\
× (\text{モヌタヌKV}/2×\text{電圧}/1000)^2 × k
$$

ぱっず芋で䞀番効果がありそうなのはプロペラを倧きくするこずです。
ただ、これ以䞊ドロヌンを倧きくするのはなんかむダでした。さらに重くなるし。機䜓のモデリングのやり盎しも正盎しんどい。

次に、モヌタヌの回転数を䞊げるか電圧を䞊げるのはどうでしょう。モヌタヌ自䜓のスペックを䞊げるためには買い盎す必芁がありたす。同様に、電圧を䞊げるためにもより電圧の高いバッテリヌを賌入する必芁がありたす。

あず、機䜓を軜くするずいう方法もありたす。パヌツの芋盎しや、3Dプリンタヌで䜜成した機䜓を、頑䞈さず重さのバランスを取りながらスリム化する 。時間かかりたすね。10グラム削るのもそれなりに倧倉そうです。

たずめるず、劎働するかお金で解決するかの択になりたす。

ここで、モヌタヌが回らなかったずきに賌入しお手元に眮いおいた3セルバッテリヌを思い出したした。今詊しおいたバッテリヌは2セルなので、詊しに3セルバッテリヌをドロヌンに぀ないでみたす。

3セルバッテリヌは3.7Vを3぀盎列にしおいるので、電圧は7.4Vから11.1Vの1.5倍になりたすが、回転数が掚力に䞎える圱響は2乗されるので、効果は2.25倍になりたす。

蚈算した掚力は玄328gfです。140gではなく160gのドロヌンは浮かぶはず 実際にバッテリヌを2セルから3セルに倉曎した動画をご芧ください。

※2026.5.6远蚘2セルから3セルにバッテリヌを倉曎したこずで、重量が玄20g増加し、140gではなく160gになっおいたす。蚘茉挏れでしたので、远蚘したす。

バッテリヌを3セルにしたら、浮かびたした
バッテリヌを3セルにしたら、浮かびたした


やっず自埋ドロヌン開発のスタヌト地点

最初なかなか浮䞊できなかったお陰で、掚力の考え方を調べるきっかけになったのは、収穫でした。

でも本圓は、パヌツ類を賌入する前に蚈算しおおくべきでした。機䜓本䜓の重さがデザむンしおみないずわからなかったこずもあり、深く考えおなかったのが実際のずころでした。

モヌタヌメヌカヌの公匏ペヌゞには、2セルバッテリヌにも察応しおいるずの蚘茉があったので、きちんず蚭蚈すれば飛んだはずです。パヌツを乗せすぎ機䜓本䜓重めの蚭蚈になっおしたったのだず思いたす。

䜕はずもあれ飛ぶようにはなったので、これから自埋飛行の方に取り組んでいきたいず思いたす。


䜙談いろいろなプロペラを詊しおみたした

バッテリヌの倉曎に行き着く前に、同じサむズで圢状が異なる色々なプロペラに倉曎しお、浮かぶかどうか詊しおみたした。プロペラの枚数やピッチで掚力が倉わるようなので、浮いおくれればラッキヌ、くらいに考えおです。プロペラはセット数癟円ず安䟡です。

結果はどれもダメでした。静止掚力の蚈算匏の通り、ピッチが掚力に䞎える圱響は盞察的に小さいようです。プロペラは、飛行音や゚ネルギヌ効率を考えお遞ぶものなのかもしれたせん。

合蚈6皮類のプロペラを詊したしたが、いずれも浮䞊したせんでした
合蚈6皮類のプロペラを詊したしたが、いずれも浮䞊したせんでした


䜙談メヌカヌが掚力を掲茉しおいる堎合も

今回採甚したモヌタヌはHappymodel EX1204 KV5000ずいうものです。
実はメヌカヌサむトに、掚力に関するデヌタが掲茉されおいたした。実隓デヌタがある堎合はそちらを確認した方がよさそうですね。

Happymodel EX1204 KV5000メヌカヌの実隓結果
Happymodel EX1204 KV5000メヌカヌの実隓結果

フルスロットルのデヌタは䞋から番目スロットルの最小倀は1000、最倧倀は2000なのでだず思いたす。掚力は210.5gfになっおいたす。
※スペック衚の掚力の単䜍はGずなっおいたすが、gfず同じ意味ず解釈

ただこの衚は電圧14.8V4セルバッテリヌでの実隓結果なので、2セルにするず、電圧半分、掚力ぞの圱響床は$${\frac{1}{4}}$$になりたす。公開されおいる掚力を単玔に$${\frac{1}{4}}$$にしおも蚈算合わないですがあえお割っおみるず、モヌタヌ基あたり玄50gf、基で200gfです。察しおドロヌンは140g。

数倀だけを芋るずちょっずは浮きそうなものですが、実際には浮かなかったので、やはり最䜎でも静止掚力の倍倍は確保すべきずいう先人の教えは正しいのだず思いたす。


最埌に。今埌の課題に぀いお

たずは自埋飛行を優先させたすが、今埌の課題もいく぀か芋぀かったので、芋返せるようにたずめおおきたす。

  1. 機䜓をもっず軜くしたい。方法は぀

    • 機䜓デザむンを倉曎しお、匷靭さず軜量さのバランスを远求する

    • 搭茉するパヌツをより小さなものに倉曎する

    • 機䜓を印刷するフィラメントを軜量PLAに倉曎しおみる

  2. ドロヌンを開発する前に、重量ず掚力をきちんず蚈算する


ちょっず長めの蚘事になっおしたいたした。
お付き合いくださりありがずうございたす。







いいなず思ったら応揎しよう