2019年にG検定を取った話——努力した人が報われる、正直な合格体験記
2019年にG検定を取得しました。もう6年以上前の話です。
最近、AIブームの再燃でG検定を受ける方が増えていると聞きました。制度もシラバスも当時とは変わっているので「今から受ける人の参考にはならないかも」と思っていたのですが、Amazonの購入履歴を遡って当時使った参考書を確認しながら、記憶を辿って書いてみることにしました。古い情報ながら、誰かの背中を押せれば幸いです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
目次
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. G検定とは何か——まず制度を整理(2026年最新情報)
2. 私の前提知識と受験のきっかけ
3. 勉強期間と方法——シンプルの一言
4. 試験の難易度について——正直に言います
5. 2026年現在の受験者に向けて——今はこんな本もあるらしい
6. まとめ
■ G検定とは何か——まず制度を整理(2026年最新情報)
正式名称は「JDLA Deep Learning for GENERAL」。一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が2017年12月より実施する、AI・ディープラーニングの知識とリテラシーを学び、活用するための検定試験です。
受験資格は制限なし。試験時間は100分(オンライン試験)または120分(会場試験)、小問は145〜160問程度。受験料は一般13,200円(税込)、学生5,500円(税込)。
2026年はオンライン試験6回に加え、会場試験3回も開催。年間9回の受験機会があります。
気になる合格率ですが、2025年第5回(9月開催)の受験者数は7,924名、合格者数は6,051名で合格率は76.36%。難易度としては比較的取り組みやすい検定です。
【2024年のシラバス大改訂について】
私が受けた2019年当時と今では、シラバスの中身がかなり変わっています。2024年11月の「G2024#6」より新シラバス「Gシラバス2024」へと大規模な改訂が行われました。ChatGPTに代表される生成AIの爆発的普及を受け、最先端技術の利活用能力を問う内容へとシフトしたものです。大規模言語モデル(LLM)や基盤モデルといった最新概念が追加される一方で、実務上の重要性が相対的に低下した歴史的・古典的知識が整理されました。
現在受験する方は、第6章(生成AI)と第7章(法規制・ガバナンス)が最重要エリアであることを意識してリソースを配分することが求められます。
これは私が受けた2019年当時とはかなり異なります。当時はLLMも生成AIもほぼ話題になっていなかった時代。この点は特に注意してください。
■ 私の前提知識と受験のきっかけ
当時の私の資格歴はこうでした。
・基本情報技術者試験
・応用情報技術者試験
・Python 3 エンジニア認定基礎試験
・Java SE 8 Programmer
・VBAエキスパート(Excel・Access)
IT系の基礎資格は一通り取っていた状態です。ただしG検定で問われるような深層学習の知識は、正直ほぼゼロでした。機械学習という言葉は知っていても、バックプロパゲーションとか活性化関数とか、そういった話は完全に未知の領域。「受かるのかな」と思いながらテキストを開いたのを今でも覚えています。
受験のきっかけは単純で、当時の職場でAI関連の話題が増えてきたこと。エンジニアとしてではなく「AIを使う側の人間」として最低限の知識を持っておきたいという動機でした。
■ 勉強期間と方法——シンプルの一言
勉強期間:約2ヶ月
1日の勉強時間:1時間程度
方法:テキストでインプット → 問題集でアウトプット → ひたすら繰り返す
やったことはこれだけです。特別な勉強法はありません。
使った参考書は2冊だけです。
【1冊目:公式テキスト(いわゆる「白本」)】
深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト
https://www.amazon.jp/dp/4798157554
当時はこれを1周しました。分量はそこそこありますが、図解が多くて読みやすかった印象です。数学的な背景が弱くてもなんとか読み進められます。
【2冊目:問題集(いわゆる「黒本」)】
徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集
https://www.amazon.jp/dp/4295005665
こちらは問題を解いて→解説を読んで→理解を固める、の繰り返し。間違えた問題には付箋を貼って、何度も繰り返しました。
当時はこの2冊だけで十分合格できました。ただし、前述の通り2024年以降はシラバスが大幅に改訂されています。今から受験する方は必ず最新版に対応した教材を選んでください。
■ 試験の難易度について——正直に言います
正直に言います。
当時の私の感覚では、特別難しいとは感じませんでした。
もちろん、深層学習の知識がゼロからスタートする人には初見の概念が多いと思います。ただ、テキストと問題集をきちんとやり込めば、普通に合格できます。「やった量」が「合格」に直結する、ある種わかりやすい試験でした。
努力した人が報われる資格だと思います。
G検定合格者のアンケートによると、学習時間は「30〜50時間」が最多で25.3%、次いで「15〜30時間」の21.5%。私の2ヶ月・1日1時間は合計約60時間でしたが、ITバックグラウンドがある分、数学や技術系の概念の理解はある程度スムーズでした。バックグラウンドのない方は少し多めに見ておくといいかもしれません。
ただし繰り返しになりますが、2024年以降のシラバスは生成AIやAIガバナンスの範囲が大幅に追加されています。「2019年に合格した人がこう言っていた」という情報をそのまま鵜呑みにせず、最新の出題傾向は必ず確認してください。
■ 2026年現在の受験者に向けて——今はこんな本もあるらしい
あくまで調べてみた範囲の情報ですが、今から受ける方向けに最新の参考書事情をまとめておきます。
G検定合格者の70%が公式テキストを用いて勉強しているというアンケート結果があり、公式テキストは必須と言えます。
現在の定番書籍はこのあたりのようです。
【公式テキスト最新版(白本)】
深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第3版
→ 私が使った版の最新版。新シラバス対応済み。まずはここから。
【問題集(黒本)】
徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集(最新版)
→ 私も使ったシリーズの最新版。「黒本」として今も定番。
【問題集(赤本)】
最短突破 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)問題集
→ JDLA認定プログラム運営のAVILENが制作。JDLAの合格者アンケートでも2位にランクイン。G検定を徹底研究して試験対策ができるよう作られています。
私の時代は白本と黒本の2択でしたが、今は赤本・青本など選択肢が増えています。どれを選ぶかは好みやスタイル次第ですが、まず公式テキストで全体像を掴んでから問題集でアウトプット、という基本の流れは今も変わらないと思います。
また、問題演習は繰り返し4周が効果的という合格者の声もあります。特に間違えた問題に絞って重点的に復習するのが本番対策に直結するとのこと。これは私の経験とも一致しています。
■ まとめ
・G検定は「AIを使う側の人間」が基礎知識を証明するのにちょうどいい資格
・テキスト→問題集の繰り返し、これだけで合格できる
・2ヶ月・1日1時間でも十分。努力した分だけ結果が出る
・2024年以降はシラバスが大改訂。生成AIと法規制が重要分野に
・使う参考書は必ず最新シラバス対応版を選ぶこと
6年以上前の体験記が誰かの役に立てば幸いです。AIの波が大きくなっている今こそ、基礎知識をきちんと体系化する価値があると改めて思います。受験を考えている方、ぜひ挑戦してみてください。
#G検定 #JDLA #ディープラーニング #AI資格 #合格体験記 #資格勉強 #AI #機械学習 #勉強法 #暮らしとテクノロジーの手帖
