西国三十三所観音巡礼 【繖山 観音正寺】滋賀
巡礼のお時間です!
さて今回はどんな観音さまにお目にかかれますか
今年1月の滋賀県の長命寺の観音さまの参詣以来の西国三十三所巡り、
三十二番目の札所に参りました
札所的には三十二番ですが、ワタシは順番に巡っていないのでやっと半分を過ぎたくらい
一日一ヶ寺参詣でのんびり巡礼を行なっています
今回も滋賀県のお寺、東近江の山のお寺です(ほとんどが山のお寺)
情報がとても少なく、お寺のHP の案内の通り、電車での参詣は
JR能登川駅からバスで観音正寺口で下車、徒歩40分という内容で向かいます
巡礼でよく乗るようになったJR琵琶湖線
下り方面で空いていると思いきや否!
ちょうど朝7時過ぎのかなりの混雑、通勤通学ラッシュです
草津あたりでやっと座れました
そういえばこの草津は頭に近江とかついてないですね・・・
あっちの草津もそのままね
前回の巡礼で降りた近江八幡駅で大量の学生が下車、
ワタシはその二駅先の能登川駅で下車
小さな静かな駅

バス乗り場へ向かうと、八日市行きのバスは出たばかりでした
次まで30分ほどあるので、ちょこっと駅前を散策


ちょうど作業をされていた神社関係の方(氏子さんかな)が
少し説明してくださりました
○この辺りは天神さんが多いと
○右手(西側)に見える猪子山に北を向いているお堂があると
(北向岩屋十一面観世音菩薩というそのままのお名前でした)
これから観音正寺へ行くと言うと
氏「歩いて登るの?」
雲「はい、それしか方法がなく」
氏「けっこう大変だよ・・・でもいいお寺ですよ」
と、ちょっと不安になる言葉を・・・
しっかり、えびすさんにお参りします


バス停に戻り、軽く腹ごしらえ(菓子パン)をしながらバスを待ち
8:50に出発
街から田園風景が広がる景色に変わり、観音正寺口バス停で下車


登山?

山に向かって歩いていると大きな鳥居が見えてきました


せっかくなのでお参りさせていただきます





汲み方がわからず・・・
こちらの神社、何やらかなり立派です!
拝殿がまず立派
そして奥の本殿もとても立派
町や村の神社という造りではございません

本殿 二間社流造
応神天皇(中央) ・仁徳天皇(右) ・神功皇后(左)が祀られている
御祭神 誉田別尊
御由緒
創祀年代詳かならず、往昔川島・忍壁のニ皇子壬申の乱を避け此の川並の郷に在しゝ折勧請し給うと云う。一つに八幡宮と称し、伏見宮貞敬親王当社を崇敬せられ文化15年3月近臣泉原左衛門尉をして代拝せしめ、瓶子・釣燈籠を献ぜられた。明治14年3月、有栖川一品熾仁親王社号を御染筆寄進さる。


拝殿 入母屋造



もっとゆっくりじっくり拝見したかったのですが、ちょっと先を急ぎまして
サクッと参拝させていただきました

最近、紋が気になる・・・
特に社務所がありお守りや御朱印を・・・というところではなく
至って普通の地元を守る神社という立ち位置のようですが
隅から隅までキレイに整い、とにかく荘厳で品格のある神社でした
こちらは近江商人のゆかりの五個荘という地に鎮座します
なんでしょう、近江商人のプライドと心意気のようなものを垣間見ました
巡礼前に色々な神様にお参りでき心強い気持ちになったような・・・
ここからが本日の本題です
長くなりますのでどうぞザーッと流してくださいませ
こちらの境内に目的地への参道の入り口があります

そして13丁・・・

山道
また階段〜
えっ? 文句じゃないですよ(笑)



とほほ


山道ですが、ずっとずっと石段で、やはり参道といった様子かな?
この13丁の石段を敷いた方がいると思うと、信仰の強さや深さを感じずにはいられません(同じことをあちらこちらの山寺で思います)

美しいです
しんどいが・・・

山があり、田があり、美しい日本の田園風景
あまり歩く人がいないのか、道は少々荒れ気味
熊は出そうにないですが、珍しくちょっと心細いので大きな声で歌を歌いながら・・・笑
本来は歌でなくお経でも唱えるべきでしょうが

道沿いにたくさんの積まれた石があり、いつもこれはどんな意味があるのかな〜と不思議に見ています

で、何か未完成っぽい石積みがあったので・・・


センスゼロ⁈
結構な石段でしたが、先週の生駒山のおかげで?
少しだけ楽に登れました、でもこの道を下るのはちょっと・・・
途中で、駐車場からの道に合流
ここからは車の人も歩きですが、階段ではないので歩きやすいです


責任のない自由を許さないとまでは・・・

後日、とあるメッセージで
運を動かすという言葉をの深掘りを聞き、なるほど、そう意味なら確かにと思った
運動≒幸福


断固反対!


参道で祈る


緩やかな参道を上がっていると、右手の急斜面に鳥居が!
その奥の岩にただならぬものが見え・・・
吸い込まれました





地球を感じます
こちらも磐座信仰の何かでしょうか


元の参道に戻り進みます
この繖山には、近江国守護で近江源氏の嫡流である佐々木六角氏の居城
であった観音寺城があったとのこと



そんな古代の磐座や戦国の石垣を見ながら歩いていると
視界が開け、銅像の仁王さまがどどんとお出迎えくださります





おはよう


素晴らしい東近江の景色
標高443mの繖山の山頂南側370mにあるお寺



第三十二番 繖山 観音正寺
宗派 繖觀世音宗
御本尊 千手千眼観世音菩薩
開基 聖徳太子
創建 推古天皇13(605)年
実際の創建年は不明のようですが、遅くとも11世紀の平安時代には既に存在したというので、かなりの古刹です
そして、前回の長命寺同様聖徳太子の創建伝説のあるお寺です

本堂と御本尊は1993年の火災で消失してしまったとのこと
2004年に再建され、新たな本尊千手観音坐像が安置されています

旧本尊は約1mの立像だったそうです
現本尊は光背含め6m以上ある坐像






か細いクモが同じポーズ


やはりかなり立派な寺院だったことが伺える

それも火災で消失

奥の院でした


大切なご用足し中?

これは樽?



いったい何を見出したのか
伝説や逸話の裏(奥)にきっと何かあるのでしょう・・・

現代で起こった火災でも火を止められないという、山のお寺ならではの
苦難を越えられたお寺
新たな本堂やご本尊がまた時代を越えて信仰を繋ぎ、
観音巡礼の地としてこの山に人々を受け入れていかれることでしょう
ということでワタシの18番目の西国三十三所観音巡礼でした
さっ、山を下ります
が、違う道はないものかと受付の方に伺うと・・・
元とは反対側に出る道を教えてくださいました(とても親身に)
そちらは途中まで400段ほどの階段を下りると駐車場があり
そこからは林道になり麓まで行けるとのこと
その石段、全段1200段で実はこちらが表参道!
ワタシが登ってきたのは裏参道でした
ただ、公共交通機関で来るには先程のルートが最善のよう
1200登るしかなかったら・・・えらいこっちゃでした
あっ、でも前回の長命寺は808段登りましたわ、あれもキツかった〜


その1200段の表参道へ

この階段は・・・
下りでもかなりキツイ!

駐車場までは手摺りがあるが、そこからはひたすら階段のみ



笑









これを左ね
程なく平地に出ました

繖山を仰ぐ
山から下りる(出ると)と、なぜかホッとする
そして今回もとてもいい山のお寺を巡りました
あと十五ヶ寺、どんなお寺と観音さまにお会いできるのか楽しみです
この日はもう一つ目的地がありまして、そちらへ移動
まずはJR 安土駅へ歩きます


県立安土城考古博物館でした
信長が好きそうな建物(笑)






安土、この辺りだったのですね
イメージは戦国時代ですが、途中に瓢箪山古墳なる標識を見たりして
時代はかなり遡って歴史が深そう
歩けば歩くほど面白い(興味深い)土地で、近江の国がジワジワと
ワタシの偏愛のツボに入ってきています(笑)
それではひとまずここまで
長い巡礼の道にお付き合いいただき、ありがとうございます!
ちなみに今更ですが・・・
西国三十三所巡礼とは
養老2年(718)、大和長谷寺の開山徳道上人は、病にかかって仮死状態になった際、冥土で閻魔大王と出会います。閻魔大王は、世の中の悩み苦しむ人々を救うために、三十三の観音霊場を開き、観音菩薩の慈悲の心に触れる巡礼を勧めなさいと、起請文と三十三の宝印を授けました。現世に戻った徳道上人は、閻魔大王より選ばれた三十三の観音霊場の礎を築かれましたが、当時の人々には受け入れられず、三十三の宝印を中山寺の石櫃に納められました。
それから約270年後、途絶えていた観音巡礼が、花山法皇によって再興されます。花山法皇は、先帝円融天皇より帝位を譲られ、第65代花山天皇となられますが、わずか2年で皇位を退き、19歳の若さで法皇となられました。比叡山で修行をした後、書寫山の性空上人、河内石川寺の仏眼上人、中山寺の弁光上人を伴い那智山で修行。観音霊場を巡拝され、西国三十三所観音巡礼を再興されました。
西国の由来
西国三十三所の総距離は約1000㎞に及び、和歌山、大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、岐阜と2府5県にまたがります。また、中世日本の首都であり文化の中心であった京都に、三十三所のうち三分の一の札所寺院が集中していることから、憧れの巡礼路として、その人気は全国に広がりました。やがて遠方により巡礼が困難な人々のために、各地に写し霊場が創設されます。西国三十三所とあわせて日本百観音霊場に数えられる坂東三十三所、秩父三十四所は、その代表的な巡礼路です。西国三十三所の「西国」は、当時憧れであった最古の巡礼路が坂東から見て西にあったことからきています。
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたサポートは古道活動に使わせていただき、歩いた記録をお伝えしたいと思っております。よろしければよろしくお願いいたします。