相場が急騰しても、私が手を出さなかった理由(DAY22)
一昨日の相場は、
少しだけ騒がしかった。
監視していたゾーン
5120–5130。
価格はそこに触れたと思った瞬間、
まるで何かが弾けたように上へ走った。
「上がってる」
隣で夫が言う。
チャートは強い陽線を作りながら
あっという間に5130を抜けていった。
「入らないの?」
夫はそう言いながら、
私の顔をのぞき込む。
確かに、上がっていた。
でも。
私の手は、キーボードの上で止まったままだった。
私たちのルールはシンプルだ。
ゾーン到達
反発確認
N字形成
それが揃ったときだけ、撃つ。
今回は、そのどれもまだ揃っていなかった。
だから私は、手を上げた。
「待ち=STOP」
夫は少し不思議そうな顔をしていた。
チャートはそのあとも
そのまま上に伸びていった。
それでも私は、何も押さなかった。
相場で一番大事なのは
「当てること」ではない。
壊れないこと。
DAY22
Kumi
