忌中実務 四十九日迄
本稿は4月2日に投じた『忌中実務 最初の十日間』の続編。4月3日から四十九日の法要までの記録。まだ母の代理で遺族年金の手続きをしないといけないとか、相続のことが残っているが、当面の期限があるものは四十九日で一段落だ。
2026年4月3日金曜日*****
前日に手続きをした私が受取人となっている簡易保険の死亡保険金が振り込まれる。
相続関係の手続きの代行を依頼している司法書士事務所から電話。4月1日に投函した委任状と印鑑証明を受領したとの連絡と挨拶。
葬儀会社に依頼しておいた霊園のカタログが郵便で送られてくる。
2026年4月4日土曜日*****
葬儀会社に依頼しておいた警備会社のホームセキュリティの資料が郵便で届く。
2026年4月6日月曜日*****
葬儀会社に依頼しておいた別の警備会社のホームセキュリティの資料が郵便で届く。
2026年4月7日火曜日*****
葬儀会社の担当者から位牌のレイアウトについて確認のメールが着信。確認の上、このまま作業を続けてもらうよう返信。
2026年4月8日水曜日*****
霊園のカタログに同封されていた石材店の担当者に電話し、霊園の申込手続きについて教示してもらう。
2026年4月9日木曜日*****
葬儀会社から葬祭代金の領収書が郵便で届く。
市役所出張所で父の住民票除票を取得する。遺族年金申請用。
2026年4月10日金曜日*****
父が入院中に利用したアメニティセットの利用代金(1月16日から3月15日分)の支払い。郵便局のATMで払込票を使って送金する。
市役所出張所で、前日に届いた葬祭代金領収書を以て後期高齢者医療葬祭費支給申請。
2026年4月14日火曜日*****
父が入院中に利用したアメニティセットの利用代金(3月16日から3月22日分)の支払い。
2026年4月17日金曜日*****
予約した通り、仕事帰りに年金事務所に寄り、母の代理で父の遺族年金申請手続き。予約していたので、待ち時間は殆ど無く、担当者が書類をひとつひとつ丹念にチェックする。
死亡した世帯主と遺族年金を申請する受給者の住所が異なることに関連して、死亡した世帯主の住所地である特養施設の証明署名が不足していることを指摘され、改めて5月18日に書類を揃えて申請することになる。年金の事務というものは、必要書類が全て揃わないと受け付けてもらえない。事務を請け負う側からすれば、安易に仕掛かりを抱えてしまうと、そういうものが膨張して業務そのものが成り立たなくなるのだから、当然のことだ。しかし、申請する側からすれば「それくらい」というところもある。4月17日に申請が受理されず、次の御用日が5月18日というのは、最短で次に予約できるのがその日だったということである。それくらい事務多忙ということなのだが、その分、実際に窓口に出向くと丁寧に対応してもらえる。早いに越したことはないが、急ぐことでもないので、これでいいのだ、とは思う。
年金事務所を出てすぐに特養施設に電話し、翌日に当該書類を持参する旨を伝える。
葬儀会社の担当者から位牌ができたとの連絡を電話で受ける。4月22日に受け渡しということにする。
2026年4月18日土曜日*****
父が入居していた特養施設に年金の書類を持参し、該当箇所への署名を依頼。
2026年4月19日日曜日*****
近所の仏具店で仏壇や仏具を見る。目先必要な仏具を購入。
2026年4月20日月曜日*****
特養施設で父が世話になった担当者から電話。
雑談風に、父の死のことや、書類のことを話す。
2026年4月22日水曜日*****
葬儀会社の施設で位牌の受け渡し
代金は現金で支払う。四十九日に僧侶に包む布施などのことについて具体的に教示を受ける。
2026年4月23日木曜日*****
特養施設の担当者から電話
書類の用意ができたとのことなので、その日のうちに出向いて受領。
2026年4月25日土曜日*****
百貨店の仏具売り場で四十九日の法要で僧侶が使う座布団について問い合わせ、カタログの中からすぐに用意できるものを翌日に見せてもらうことにする。
実家に後期高齢者医療保険料過誤納金還付通知書が届いていた。所定の用紙に必要事項を記載の上、同封されていた返信用封筒に入れて投函。
2026年4月26日日曜日*****
前日に百貨店で依頼した座布団の現物を確認し購入。
2026年5月4日月曜日(祝日)*****
四十九日の法要を担当する僧侶から電話
急に葬儀の依頼があり、四十九日の法要を一時間ほど後にずらして欲しいとのこと。了承する。
2026年5月5日火曜日(祝日)*****
実家で四十九日の法要に使う飾り棚などを実際に並べ、最終的な調度の確認をする。位牌、座布団、その他を実家に置いてくる。
実家に介護保険料過誤納金還付通知書が届いていた。所定の用紙に必要事項を記載、捺印の上、付帯の返信用封筒に入れて投函。
2026年5月6日水曜日(祝日)*****
実家で四十九日法要。所要時間約1時間。
忌中の実務はこれで一段落。まだ納骨その他やるべきことはあるのだが、目先に期限が定められているものはなくなった。帰宅後、香典返しの手配をする。
今月は、この後、予定が入っているのは母の代理で年金事務所に遺族年金の請求手続きに行くことくらいだ。相続関係の手続きで何かあるかもしれないが、これは業者に丸投げなので、こちらは受け身。粛々と片付けていくだけ。
信心があるわけではないのだが、所定の法要を終え、白木位牌から正式な位牌に代わり、骨箱を奥に仕舞い、部屋の中の様子が少し変わると多少は気分が変わる。弔いの行事というのは、残された者の心の整理のためにあると聞いたことがある。法事が7日周期というのは、そのためにちょうど良い塩梅なのだそうだ。今は生活のさまざまなことが断片化され外部化されて生きることの実感が乏しくなる一方だが、こういうことがあると、いろいろ思うところがでてくる。尤も、今更というところもあるのだが、何も思うことなく日々をやり過ごすよりは、何か心に抱える分、生活は豊かになる。ま、そう思うしかないのだが。
いいなと思ったら応援しよう!
読んでいただくことが何よりのサポートです。よろしくお願いいたします。