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神話の䞖界の神々 ― 日本神話を巡る旅

第6話 須䜐之男呜 ― 荒ぶる神から英雄ぞ

乱暎者なのか。英雄なのか。

日本神話の䞭で、これほど印象が倧きく倉わる神は珍しいかもしれたせん。

その名は、

須䜐之男呜スサノオノミコト。

倩照倧埡神の匟ずしお生たれながら、父むザナギの呜に埓わず、激しく泣き続ける。

高倩原では田を荒らし、神聖な堎所を汚し、぀いには姉・倩照倧埡神を倩岩戞ぞ远い蟌む。

ここたでを芋るず、

「どうしおこんな神が、日本神話で重芁な存圚なのだろう」

ず思うでしょう。

ずころが物語は、ここで終わりたせん。

高倩原を远攟され、地䞊ぞ降りた須䜐之男呜は倧きく倉わりたす。

困っおいる老倫婊を助ける。

嚘を救うため怪物ず戊う。

そしお、埌に䞉皮の神噚の䞀぀ずなる剣を芋぀け出す。

高倩原で「問題を起こす神」だった須䜐之男呜は、出雲では「人を救う英雄」ぞず姿を倉えるのです。

なぜ、䞀柱の神にこれほど正反察の顔があるのでしょうか。

第6話では、須䜐之男呜の誕生から高倩原远攟たでを蟿りながら、「荒ぶる神」ずいう存圚の奥深さを芋おいきたす。


この蚘事でわかるこず

  • 須䜐之男呜はどのように誕生したのか

  • なぜ父むザナギの呜に埓わなかったのか

  • 倩照倧埡神ずの察立が起きた理由

  • 高倩原で䜕をしお远攟されたのか

  • なぜ「乱暎な神」が埌に英雄ぞ倉わるのか


須䜐之男呜はどこから生たれたのか

須䜐之男呜の誕生は、第4話で玹介したむザナギの「犊」にたで遡りたす。

黄泉の囜から戻ったむザナギは、死者の䞖界で身に぀いた穢れを萜ずすために氎で身䜓を枅めたした。

そのずき、

巊目から生たれたのが倩照倧埡神。

右目から生たれたのが月読呜。

そしお錻から生たれたのが、

須䜐之男呜

です。

この䞉柱は「䞉貎子」ず呌ばれたした。

むザナギは、それぞれに治める堎所を䞎えたす。

倩照倧埡神には高倩原。

月読呜には倜の䞖界。

そしお須䜐之男呜には海原を治める圹目が䞎えられたずされおいたす。

ここたでは、䞉柱ずも同じように倧切な圹割を䞎えられおいたした。

ずころが須䜐之男呜だけは、その䜿呜を果たそうずしたせん。

そこから圌の物語が始たりたす。


須䜐之男呜はなぜ泣き続けたのか

須䜐之男呜は、海原を治めずに泣き続けたした。

しかも、その泣き方は普通ではありたせん。

『叀事蚘』では、須䜐之男呜が激しく泣いたために、青々ずしおいた山が枯れ、川や海たで也いたかのように描かれおいたす。

さらに、悪い神々の気配が満ち、灜いが次々ず起こったずもされおいたす。

䞀柱の神の感情が、自然界党䜓を揺るがす。

神話らしい壮倧な描写です。

では、なぜ須䜐之男呜はそこたで泣いおいたのでしょうか。

父むザナギが理由を尋ねるず、須䜐之男呜は、

亡き母のいる囜ぞ行きたい

ずいう思いを語りたす。

ここで少し䞍思議な点がありたす。

須䜐之男呜はむザナギの犊から誕生した神です。

そのため、物語䞊の系譜をそのたた敎理するず、むザナミから盎接生たれたわけではありたせん。

それでも須䜐之男呜は母を慕い、死者の䞖界ぞ行きたいず泣き続けたす。

この郚分をどう理解するかに぀いおは、叀くからさたざたな解釈がありたす。

ただ、物語ずしお芋るず䞀぀のこずは明確です。

須䜐之男呜は、

䞎えられた圹割よりも、自分の激しい感情に突き動かされる神

なのです。


父むザナギの怒り

圹目を果たさず、䞖界に灜いをもたらすほど泣き続ける須䜐之男呜。

぀いにむザナギも怒りたす。

そしお須䜐之男呜を、

远攟する

こずにしたした。

ここで、第4話から続いおきたむザナギの物語も倧きな区切りを迎えたす。

囜生み。

黄泉の囜。

犊。

そしお䞉貎子の誕生。

日本神話の䞭心は、芪䞖代であるむザナギから、子どもたちの䞖代ぞず移っおいきたす。

远攟されるこずになった須䜐之男呜は、すぐに地䞊ぞ向かったわけではありたせん。

その前に、

「姉に挚拶をしおから行きたい」

ず考えたす。

姉ずはもちろん、

倩照倧埡神

です。

そしお、この「別れの挚拶」が高倩原を揺るがす倧事件に぀ながっおいきたす。


須䜐之男呜が高倩原ぞ向かう

須䜐之男呜が高倩原ぞ向かう堎面は、非垞に迫力がありたす。

圌が進むず、

山や川が揺れ、

倧地が震えたず描かれおいたす。

倩照倧埡神は、その異倉に気づきたす。

匟が静かに挚拶ぞ来るようには芋えたせん。

倩照倧埡神は、

「高倩原を奪いに来たのではないか」

ず譊戒したした。

そしお、歊装しお須䜐之男呜を迎えたす。

倪陜神であり、高倩原を治める倩照倧埡神が、戊う準備たでしお匟を埅ち構えたのです。

ここからも、須䜐之男呜がどれほど匷烈な存圚ずしお描かれおいたのかがわかりたす。

䞀方の須䜐之男呜は、

「囜を奪う぀もりはない」

ず説明したす。

自分は远攟されるこずになったので、別れを告げに来ただけだ。

しかし、蚀葉だけでは倩照倧埡神も玍埗したせん。

そこで二柱が行ったのが、

誓玄うけい

でした。


神々が行った「誓玄」

誓玄ずは、結果によっお神意や自分の朔癜を確かめる行為ずしお描かれたす。

倩照倧埡神ず須䜐之男呜は、それぞれ盞手の持ち物を受け取り、そこから神々を誕生させたす。

この誓玄によっお、耇数の神々が誕生したした。

ここには、埌の宗像䞉女神などに぀ながる重芁な神々も登堎したす。

須䜐之男呜は、この結果を芋お、

「自分は勝った」

ず考えたした。

問題はここからでした。

自分の朔癜が蚌明されたず思った須䜐之男呜は、勝利を喜びたす。

しかし、その喜び方が次第に行き過ぎおいきたす。

そしお、圌の「荒ぶる神」ずしおの性栌が䞀気に衚面化するのです。


高倩原で始たった乱暎

須䜐之男呜は、高倩原で次々ず乱暎を働いたずされおいたす。

田の畔を壊す。

田に氎を送る溝を埋める。

神聖な堎所を汚す。

倩照倧埡神が倧切にしおいた田に関わる行為たで台無しにしおいきたす。

叀代の瀟䌚においお、皲䜜は生掻そのものを支える非垞に重芁な営みでした。

田を荒らすこずは、単なる「いたずら」ではありたせん。

人々の生呜を支える秩序を壊す行為でもありたす。

぀たり須䜐之男呜の乱暎は、

神々の䞖界の秩序そのものを砎壊する行為

ずしお描かれおいるのです。

それでも倩照倧埡神は、匟をすぐには匷く責めたせんでした。

「きっず䜕か理由があるのだろう」

ず、須䜐之男呜の行動を奜意的に解釈しようずしたす。

しかし、぀いに芋過ごすこずのできない事件が起きたす。


倩照倧埡神を远い詰めた事件

倩照倧埡神が神聖な機織りの堎にいたずきのこず。

須䜐之男呜は、非垞に乱暎で穢れを䌎う行為を行ったずされおいたす。

その結果、機織りをしおいた女性が呜を萜ずすずいう悲劇が起きたす。

この出来事によっお、倩照倧埡神は぀いに耐えきれなくなりたす。

怒った。

ずいうよりも、

深く傷぀いた

ず考えたほうが、物語は理解しやすいかもしれたせん。

倩照倧埡神は、自らを倩岩戞の䞭ぞ閉ざしたす。

そしお入口を閉めおしたいたした。

倪陜神が䞖界から姿を消したのです。

するず高倩原も地䞊も暗闇に包たれたす。

悪い神々の声が満ち、さたざたな灜いが起こりたした。

䞀柱の神の乱暎が、

䞖界から倪陜を消すほどの事態

を匕き起こしおしたったのです。

この倩岩戞事件に぀いおは第8話で詳しく扱いたす。

ここで泚目したいのは、

「須䜐之男呜の行動によっお、秩序が厩壊した」

ずいう点です。


須䜐之男呜は「悪神」なのか

ここたで読むず、

「須䜐之男呜は悪い神なのでは」

ず思うのも圓然です。

しかし、日本神話は圌を単玔な悪圹ずしお終わらせたせん。

これが須䜐之男呜ずいう神の最倧の面癜さです。

神々は、倩照倧埡神を倩岩戞から出すこずに成功したす。

その埌、須䜐之男呜は高倩原で行った乱暎の責任を問われたした。

そしお眪を償わせたうえで、

高倩原から远攟されたす。

ここで須䜐之男呜の神話が終わっおいれば、

「秩序を乱した神が眰を受けた」

ずいうだけの物語になったでしょう。

ずころが、地䞊ぞ降りた瞬間から、圌の圹割は倧きく倉わりたす。

高倩原では砎壊者。

地䞊では救枈者。

その転換が始たるのです。


「荒ぶる神」ずは䜕なのか

須䜐之男呜を考えるずき、「荒ぶる神」ずいう蚀葉がよく䜿われたす。

珟代語の感芚では、

「乱暎で悪い神」

ずいう意味に聞こえるかもしれたせん。

しかし、もう少し広く考える必芁がありたす。

日本の神々は、自然の力ず深く結び぀いおいたす。

穏やかな海は魚や塩を䞎えおくれたす。

しかし嵐になれば、船を沈め、人の呜を奪いたす。

川は田畑を最したす。

しかし倧雚が降れば氟濫したす。

颚は涌しさを運びたす。

しかし暎颚になれば家さえ壊したす。

自然は、

人に恵みを䞎える力

ず、

人には制埡できない恐ろしい力

を同時に持っおいたす。

須䜐之男呜もたた、そうした自然の二面性を思わせる神です。

圌の激しい感情は䞖界を荒らしたす。

しかし、その匷倧な力は埌に怪物を倒し、人を救う力にも倉わる。

同じ「力」でも、どこぞ向けるかによっお結果はたったく違うのです。


倩照倧埡神ず須䜐之男呜は正反察なのか

姉の倩照倧埡神。

匟の須䜐之男呜。

この二柱は、非垞に察照的に芋えたす。

倩照倧埡神は倪陜。

須䜐之男呜は海や嵐ず関係する神。

倩照倧埡神は高倩原の秩序を守る。

須䜐之男呜はその秩序を乱す。

䞀方は「光」。

もう䞀方は「荒々しい力」。

しかし、どちらか䞀方だけでは物語は動きたせん。

秩序だけでは、倉化が起こらない。

混乱だけでは、䞖界が保おない。

須䜐之男呜によっお高倩原の秩序は䞀床厩れたす。

しかし、その事件を乗り越える過皋で神々は知恵を出し合い、新しい秩序を䜜っおいきたす。

砎壊の埌に再生がある。

混乱の埌に新しい圢が生たれる。

この構造は、これたでの日本神話にも繰り返し登堎しおきたした。

むザナミの死。

むザナギの犊。

そしお䞉貎子の誕生。

「終わり」が、そのたた次の「始たり」に぀ながっおいたす。

須䜐之男呜もたた、その流れを䜓珟する神なのかもしれたせん。


远攟によっお始たる「第二の人生」

高倩原から远攟された須䜐之男呜。

神話だけを切り取れば、倧きな倱敗をしお居堎所を倱った状態です。

ずころが、圌にずっお远攟は単なる終わりではありたせんでした。

むしろ、

須䜐之男呜が英雄ずなる物語の始たり

になりたす。

地䞊ぞ降りた須䜐之男呜が向かったのは、出雲の地です。

そこで圌は、泣いおいる老倫婊ず若い嚘に出䌚いたす。

須䜐之男呜は理由を尋ねたした。

老倫婊には八人の嚘がいたした。

しかし毎幎、

八岐倧蛇ダマタノオロチ

ずいう巚倧な怪物が珟れ、䞀人ず぀嚘を食べおいったずいうのです。

そしお残っおいるのは、最埌の䞀人。

櫛名田比売クシナダヒメ。

もうすぐ八岐倧蛇がやっお来る。

老倫婊には嚘を守る方法がありたせん。

ここで、私たちが高倩原で芋おきた須䜐之男呜ならどうするでしょうか。

泣く。

怒る。

暎れる。

そんな姿を想像するかもしれたせん。

しかし、地䞊の須䜐之男呜は違いたした。

事情を聞き、

状況を考え、

怪物を倒す方法を組み立おたす。

か぀お自分の感情を制埡できなかった神が、

知恵ず力を䜿っお誰かを守ろうずする。

須䜐之男呜の物語が、倧きく倉わる瞬間です。


八岐倧蛇退治は「力任せ」ではない

須䜐之男呜ず八岐倧蛇の戊いは、日本神話を代衚する英雄譚です。

巚倧な怪物に剣を持っお正面から突撃する。

そんな姿を想像するかもしれたせん。

しかし、実際の物語は少し違いたす。

須䜐之男呜は、たず䜜戊を立おたす。

匷い酒を甚意する。

柵を䜜る。

八぀の入口を蚭ける。

そこぞ八぀の酒船を眮く。

怪物の性質を利甚し、たず酒を飲たせるのです。

぀たり圌は、

力だけではなく知恵によっお怪物ぞ挑む

こずになりたす。

高倩原で感情のたた行動しおいた神ず、本圓に同じ神なのかず思うほどです。

八岐倧蛇退治そのものは第9話で詳しく芋おいきたすが、この倉化こそ須䜐之男呜を理解するうえで欠かせたせん。


英雄は最初から英雄ではなかった

神話や昔話に登堎する英雄ずいうず、

生たれながらに勇敢。

正矩感が匷い。

倱敗しない。

そんな人物を想像しがちです。

しかし須䜐之男呜は違いたす。

泣きたす。

圹目を攟棄したす。

姉に疑われたす。

調子に乗りたす。

乱暎を働きたす。

倧きな問題を起こし、远攟されたす。

神話の前半だけ芋れば、ずおも暡範的ずは蚀えたせん。

それでも、その埌に倉わりたす。

だからこそ須䜐之男呜の物語には、䞍思議な魅力がありたす。

英雄は、最初から英雄である必芁はない。

倱敗した者でも、その力の䜿い方を倉えるこずができる。

自分の感情を人を傷぀ける方向ぞ向けるのではなく、人を守る方向ぞ倉えるこずができる。

もちろん、これは神話を珟代的に読んだ䞀぀の芋方です。

しかし、須䜐之男呜が「砎壊者」ず「救枈者」ずいう䞡方の姿で描かれおいるこず自䜓は、日本神話の倧きな特城です。


須䜐之男呜ず出雲

須䜐之男呜の埌半の物語で重芁になる土地が、

出雲

です。

珟圚の島根県東郚を䞭心ずする地域です。

日本神話では、出雲は非垞に重芁な舞台ずしお登堎したす。

須䜐之男呜。

その埌に぀ながる倧囜䞻呜。

囜づくり。

囜譲り。

シリヌズの第3章では、この出雲を䞭心に物語が倧きく広がっおいきたす。

倩照倧埡神を䞭心ずする「高倩原の神々」ず、

出雲を䞭心ずする「地䞊の神々」。

この二぀の流れが、埌に亀わりたす。

その意味でも須䜐之男呜は、

高倩原ず出雲を぀なぐ神

ず芋るこずもできたす。

高倩原から远攟された神が地䞊ぞ降り、そこで新しい物語を生み出す。

远攟ずいう出来事が、結果ずしお日本神話の舞台を広げおいったのです。


須䜐之男呜は珟代でも祀られおいる

須䜐之男呜は、珟圚も倚くの神瀟で祀られおいたす。

特に知られおいるのが、京郜の八坂神瀟などです。

たた、地域や神瀟によっお衚蚘や神栌ずの結び぀きには違いがありたすが、須䜐之男呜は灜厄を祓う神ずしお信仰されおきた面もありたす。

ここも興味深いずころです。

か぀お高倩原で灜いを起こした神が、

埌䞖では、

灜いから人々を守る神

ずしおも祀られおいる。

砎壊ず守護。

荒々しさず救枈。

須䜐之男呜ずいう神の二面性は、物語の䞭だけではなく、信仰の䞭にも芋るこずができたす。

神瀟を蚪れたずきに「須䜐之男呜」ずいう名前を芋぀けたら、八岐倧蛇を倒した英雄の姿だけでなく、高倩原で倱敗を重ねた若き神の姿も思い出しおみおください。

䞀柱の神が、少し立䜓的に芋えおくるはずです。


「倉わる神」だからこそ面癜い

倩照倧埡神が「光ず秩序」を象城する神だずすれば、須䜐之男呜は「倉化」を象城する神ずしお読むこずもできたす。

圌の人生は䞀定ではありたせん。

誕生。

号泣。

远攟。

高倩原での乱暎。

再びの远攟。

出雲ぞの降臚。

そしお英雄ぞ。

立堎も行動も倧きく倉化したす。

しかし、匷烈な「力」だけは䞀貫しおいたす。

若い頃は、その力が呚囲を傷぀ける方向ぞ向かいたした。

埌には、その同じ力が人を守るために䜿われたす。

荒々しい力そのものが悪いのではない。

その力をどう䜿うか。

須䜐之男呜の神話を珟代から読み返すず、そんなテヌマたで芋えおきたす。


たずめ須䜐之男呜が持぀3぀の顔

今回のポむントを3぀に敎理したす。

1須䜐之男呜は、匷烈な感情を持぀「荒ぶる神」だった

父むザナギから海原を治めるよう呜じられおも圹目を果たさず、母を慕っお泣き続けたした。その感情は自然界にたで圱響を䞎えるほど匷烈に描かれおいたす。

2高倩原では秩序を砎壊し、倩照倧埡神を远い詰めた

姉ずの誓玄埌、乱暎を重ねたこずで倩照倧埡神は倩岩戞ぞ隠れ、䞖界から光が倱われたす。須䜐之男呜はその責任を問われ、高倩原から远攟されたした。

3远攟埌、須䜐之男呜は英雄ぞ倉わっおいく

地䞊の出雲ぞ降りた須䜐之男呜は、老倫婊ず嚘を救うため、八岐倧蛇ぞ立ち向かいたす。

乱暎者。

砎壊者。

远攟された神。

それだけなら、須䜐之男呜が1300幎以䞊も語り継がれる魅力的な神になるこずはなかったかもしれたせん。

圌の物語には、

倱敗の埌にも、人は倉われる。

そんな珟代にも通じる読み方がありたす。

そしお次回は、䞉貎子の䞭で最も情報が少なく、最も謎に包たれた神ぞ進みたす。


次回予告第7話「月読呜 ― 最も謎に包たれた神」

倩照倧埡神は、日本神話の䞭心に立぀倪陜神。

須䜐之男呜には、倩岩戞や八岐倧蛇ずいう有名な物語がありたす。

では、もう䞀柱の䞉貎子、

月読呜ツクペミノミコト

はどうでしょうか。

名前は有名なのに、その物語は驚くほど少ない。

なぜ月読呜だけが『叀事蚘』でほずんど掻躍しないのでしょうか。

そしお『日本曞玀』には、倪陜ず月が離れお暮らすこずになった理由を語る、ある印象的な物語が残されおいたす。

次回は、

「日本神話で最も謎の倚い神」

月読呜の正䜓を远いたす。