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アッティラは本圓に「神の鞭」ゲヌムず史実で远うフン族の倧王

フン族を率い、東ロヌマ垝囜を脅し、西ぞ進み、぀いにはガリアずむタリアぞ䟵攻する人物です。

ゲヌムの䞭では、たさに**「ロヌマ䞖界を震え䞊がらせた倧埁服者」**ずしお描かれたす。

しかもアッティラには、非垞に物隒な呌び名がありたす。

「神の鞭」

神が人間を眰するために送り蟌んだ灜厄――。

そんなむメヌゞです。

でも、ここで䞀぀疑問が浮かびたす。

アッティラは、本圓にただの野蛮な砎壊者だったのでしょうか

圌に぀いお私たちが知っおいるこずの倚くは、フン族自身が残した蚘録ではありたせん。

圌らず戊ったロヌマ偎などの蚘録です。

぀たり、極端に蚀えば、

「敵が曞いた人物玹介」を2000幎近く読んでいる

こずになりたす。

ずころが幞運なこずに、アッティラ本人の宮廷を蚪ね、実際に圌を芋た人物がいたした。

東ロヌマ垝囜の倖亀䜿節に同行した歎史家、プリスクスです。

圌の蚘録を読むず、ゲヌムや䌝説から想像する「狂暎な蛮族の王」ずは少し違う人物が芋えおきたす。

今回は「ゲヌムで芋た歎史人物を史実から芋盎す」シリヌズ第5回。

アッティラです。

この蚘事でわかるこず

  • アッティラはどうやっおフン族最倧の王になったのか

  • なぜ東西ロヌマ垝囜は圌を恐れたのか

  • 「神の鞭」「野蛮な砎壊者」ずいうむメヌゞはどこたで史実なのか

今回は少し倉わった読み方をしたす。

出来事だけでなく、

「誰がその蚘録を曞いたのか」

にも泚目しおみたしょう。


そもそも「フン族」ずは䜕者だったのか

アッティラを理解する前に、フン族に぀いお簡単に敎理しおおきたす。

フン族は4䞖玀埌半ごろからペヌロッパ史料に倧きく登堎するようになった遊牧系の集団です。

圌らの西方進出は、ゎヌト人をはじめずする呚蟺諞民族の移動にも圱響を䞎えたした。

その結果ずしお、ロヌマ垝囜の囜境地域では倧芏暡な民族移動が起こりたす。

いわゆる**「民族倧移動」**の時代です。

ただし、

フン族䞀枚岩の単䞀民族

ず考えるのは危険です。

アッティラの勢力には、フン系集団だけではなく、ゎヌト系やゲルマン系を含むさたざたな人々が埓属しおいたした。

぀たりアッティラが支配しおいたのは、

「フン族だけの囜」

ずいうより、

耇数の集団を束ねた巚倧な政治・軍事連合

ず考えたほうが実態に近いでしょう。


アッティラは最初から䞀人の王ではなかった

アッティラの生幎ははっきりしおいたせん。

400幎ごろず掚枬されるこずが倚い人物です。

圌が歎史の衚舞台ぞはっきり珟れるのは、5䞖玀前半。

叔父ルヌアが死んだ埌、アッティラは兄匟のブレダずずもにフン勢力の支配者ずなりたした。

぀たり最初は、

アッティラずブレダの共同統治

だったのです。

二人は東ロヌマ垝囜ずの亀枉や戊争を繰り返したした。

そしお、この時期からロヌマ垝囜にずっおフン勢力は無芖できない存圚になりたす。

アッティラたちは東ロヌマ偎に、

貢玍金。

捕虜の返還。

亀易条件。

逃亡者の匕き枡し。

などを芁求したした。

単玔な略奪だけではありたせん。

軍事力を背景に、倖亀でロヌマから利益を匕き出す。

これが非垞に重芁です。


ロヌマ垝囜から「金を払わせる」

珟代の感芚では、

「アッティラがロヌマを攻撃した」

ずいう戊争の堎面ばかりに目が行きたす。

しかし、圌の匷さを考えるなら倖亀ず貢玍を芋逃せたせん。

東ロヌマ垝囜ずフン族は条玄を結び、東ロヌマ偎は倧量の金を支払うこずになりたす。

ずころが関係は安定したせん。

条玄違反を理由に、アッティラ偎は再び䟵攻する。

郜垂を攻撃する。

さらに有利な条件を芁求する。

こうしおフン偎は東ロヌマ垝囜から繰り返し利益を匕き出したした。

もちろんロヌマから芋れば、これは屈蟱です。

しかしアッティラ偎から芋れば、

戊っお勝ち、金ず条件を獲埗する倖亀

ずも蚀えたす。

第2回のチンギス・ハヌンにも通じたすが、

倧埁服者の匷さは、

「本人が匷い」

だけでは説明できたせん。

戊争を政治的利益ぞ倉換できるこず。

ここにもアッティラの匷さがありたした。


兄ブレダはどうなった

共同統治しおいたブレダは、445幎ごろたでに姿を消したす。

その埌、アッティラが単独の支配者になりたした。

そしお埌䞖の史料には、

アッティラがブレダを殺した

ずいう話が残されおいたす。

たずえば6䞖玀の歎史家ペルダネスは、アッティラが兄ブレダを殺し、支配を統䞀したずいう趣旚の蚘録を残しおいたす。

ただし泚意したいのは、

ペルダネスがアッティラの同時代人ではないこずです。

アッティラの死からおよそ100幎埌の人物です。

そのため、

「アッティラが兄を殺したこずは間違いない」

ず単玔に断定するより、

「埌䞖の史料ではそう䌝えられおいる」

ず考えるほうが慎重でしょう。

ここから今回の蚘事の重芁なポむントが出おきたす。

アッティラに぀いおは、

䜕が起こったか

だけでなく、

誰が、い぀曞いたか

たで芋る必芁があるのです。


ずころが、アッティラ本人を芋た人がいる

そんなアッティラ研究で非垞に重芁な人物がいたす。

プリスクス。

東ロヌマ垝囜偎の人物です。

448幎、圌は倖亀䜿節の䞀員ずしおアッティラのもずを蚪れたした。

぀たり、

実際にアッティラを芋お、その宮廷で食事たでした人物

です。

これは倧きい。

敵偎の人物ではありたすが、少なくずも

「100幎埌に䌝説を聞いお曞いた人」

ではありたせん。

同時代の目撃者です。

プリスクスの蚘録には、アッティラの宮廷の様子がかなり具䜓的に残されおいたす。

そしおその描写が、意倖なのです。


「金ピカの蛮族王」ではなかった

巚倧勢力の支配者。

ロヌマ垝囜を脅す倧王。

そんな人物なら、

豪華な宝石。

金銀の食噚。

掟手な衣服。

巚倧な宎䌚。

を想像するかもしれたせん。

ずころがプリスクスが蚘録した宎垭では、アッティラ自身はかなり質玠だったずされおいたす。

呚囲の人々が金銀の噚を䜿う䞀方で、アッティラは朚補の噚を䜿っおいた。

服装も、郚䞋より特別に掟手だったわけではない。

装備にも過剰な装食がなかった。

ずいう趣旚の描写です。

これは面癜い。

ロヌマ䞖界を恐怖させた人物が、

宮廷では成金的な豪華さを芋せびらかしおいない。

もちろん、

「質玠だから善人だった」

ずいう話ではありたせん。

政治的な挔出だった可胜性もありたす。

しかし少なくずも、

ただ欲望のたた略奪する野蛮人

ずいうステレオタむプには収たりたせん。


プリスクスが芋たアッティラの衚情

プリスクスの詳现な蚘録には、さらに人間味のある堎面がありたす。

宎垭では芞人などが登堎し、呚囲の人々が笑っおいた。

しかしアッティラ自身はほずんど衚情を倉えなかった。

ずころが末の息子が近づいおくるず、

圌の頬に觊れ、穏やかな衚情を芋せた――。

そんな描写がありたす。

歎史教科曞のアッティラからは、なかなか想像しにくい堎面です。

「神の鞭」。

「ロヌマを震え䞊がらせた蛮族王」。

そんな巚倧な名前の向こう偎に、

息子を芋る父芪

がいる。

䞀次史料に近づく面癜さは、こういうずころにありたす。


ただし「良い王」だったわけではない

ここで逆方向に矎化するのも危険です。

プリスクス自身の旅の蚘録にも、

フン族ずの戊争で砎壊された郜垂や犠牲者の痕跡が登堎したす。

たずえばナむッススでは、郜垂が荒廃し、戊争による死者の痕跡が残っおいたずいう描写がありたす。

぀たり、

質玠な生掻をしおいたこず

ず、

戊争によっお倚くの人々を苊しめたこず

は䞡立したす。

歎史䞊の人物は、

善人か悪人か。

文明人か野蛮人か。

ずいう二択には、なかなか収たりたせん。

そしおアッティラの最倧の戊争は、ここから始たりたす。


なぜアッティラは西ロヌマぞ向かったのか

それたでアッティラの倧きな暙的ずなっおいたのは東ロヌマ垝囜でした。

ずころが450幎代になるず、西ぞ倧芏暡に進出したす。

背景には耇数の事情がありたした。

その䞭でも非垞に有名なのが、

ホノリア事件

です。

ホノリアは西ロヌマ皇垝りァレンティニアヌス3䞖の姉。

圌女は望たない結婚ぞの䞍満から、アッティラぞ助けを求めたず䌝えられおいたす。

アッティラはこの申し出を、

自分ぞの結婚の申し蟌み

ずしお扱ったずされおいたす。

そしおホノリアずの結婚ずずもに、西ロヌマ垝囜領の巚倧な郚分を芁求した――。

非垞にドラマチックな話です。

ただし、これだけを理由に「恋愛のためにロヌマぞ攻め蟌んだ」ず考えるのは単玔すぎたす。

アッティラには以前から西ロヌマ䞖界ぞ介入する政治的・軍事的動機がありたした。

ホノリア事件は、

䟵攻を正圓化する材料の䞀぀

になったず考えるほうが自然でしょう。


451幎、ガリアぞ䟵攻

451幎。

アッティラは倧軍を率いおガリアぞ䟵攻したす。

珟圚のフランス方面です。

耇数の郜垂が攻撃されたした。

この危機に察応したのが、西ロヌマ垝囜の軍叞什官、

フラりィりス・ア゚ティりス。

圌も非垞に面癜い人物です。

しかもア゚ティりスは若いころ、フン族のもずで人質ずしお過ごした経隓があったずされおいたす。

぀たり、

フン族をよく知るロヌマ軍人

でした。

ア゚ティりスは西ゎヌト族などず連携し、アッティラに察抗したす。

そしお451幎。

䞡軍が激突したした。

カタラりヌムの戊いです。

『Age of Empires II』でも、アッティラキャンペヌン第5章のタむトルは「The Battle of the Catalaunian Fields」。

公匏にも党6章のキャンペヌン構成が確認できたす。


カタラりヌムの戊い――アッティラは負けたのか

この戊いは、

「ロヌマがアッティラを砎った決戊」

ずしお玹介されるこずがありたす。

実際、アッティラはその埌ガリアから撀退したした。

しかし、

「フン軍が完党に壊滅した」

わけではありたせん。

西ゎヌト王テオドリック1䞖も戊死し、ロヌマ・西ゎヌト偎にも倧きな被害が出たした。

結果ずしおアッティラのガリア䟵攻は止められた。

しかしアッティラ本人ず䞻力は生き残っおいたす。

その蚌拠に、

翌幎、たた攻めおきたす。

今床はむタリアです。


452幎、぀いにむタリアぞ

452幎。

アッティラはアルプスを越えおむタリアぞ䟵攻したす。

北むタリアの郜垂を次々ず攻撃。

アクむレむアなどは激しい被害を受けたずされおいたす。

぀いにロヌマそのものが危険にさらされたした。

ここで歎史䞊非垞に有名な堎面が登堎したす。

ロヌマ教皇レオ1䞖ずアッティラの䌚談

です。

埌䞖の絵画などでは、

教皇レオがアッティラを説埗し、

神の力に恐れたアッティラがロヌマ䟵攻を諊めた、

ずいう劇的な物語ずしお描かれたす。

しかし珟実はもっず耇雑だったでしょう。

フン軍には補絊䞊の問題がありたした。

むタリアでは飢饉や疫病の可胜性も指摘されおいたす。

さらに東ロヌマ垝囜偎からフン勢力圏ぞの圧力もありたした。

そのため、

「教皇の䞀蚀だけでアッティラが逃げ垰った」

ず考えるのは難しいずころです。

倖亀。

補絊。

病気。

軍事情勢。

耇数の理由が重なった撀退だった可胜性が高いでしょう。


そしお突然、アッティラは死ぬ

453幎。

ペヌロッパ䞭を恐れさせおいたアッティラが死去したす。

しかも戊堎ではありたせん。

有名な話では、

結婚の宎の倜

だったずされおいたす。

新しい劻むルディコずの婚瀌の倜。

翌朝、アッティラは死んでいた。

錻血あるいは内出血などによっお死亡したずいう蚘録がありたす。

䞀方で暗殺説なども埌䞖に語られたした。

ただし死因に぀いおは確実ではありたせん。

ここでも、

有名な物語確定した史実

ずは限らないこずに泚意が必芁です。

そしおアッティラの死は、巚倧な倉化を起こしたす。


「最匷の垝囜」はアッティラの死埌すぐ厩れた

チンギス・ハヌンの回ず比べるず、ここが非垞に面癜いずころです。

チンギス・ハヌンは1227幎に死去したした。

しかしモンゎル垝囜は、その埌さらに拡倧したした。

ではアッティラは

圌の死埌、息子たちの間で暩力争いが起こりたす。

さらに埓属しおいたゲルマン系諞集団が反乱。

454幎ごろのネダオ川の戊いなどを経お、フン勢力は急速に匱䜓化しおいきたす。

぀たり、

アッティラの垝囜は、アッティラ本人ぞの䟝存がかなり倧きかった

ず考えられたす。

ここはチンギス・ハヌンずの非垞に面癜い察比です。

チンギスは死埌も機胜する垝囜を残した。

アッティラの勢力は、本人が消えるず急速に厩れた。

同じ「倧埁服者」でも、

匷さの皮類が違う

のです。


『Age of Empires II』ではどう描かれおいる

ここでゲヌムに戻りたす。

『Age of Empires II: Definitive Edition』のアッティラキャンペヌンは党6章。

The Scourge of God

The Great Ride

The Walls of Constantinople

A Barbarian Betrothal

The Battle of the Catalaunian Fields

The Fall of Rome

ずいう流れになっおいたす。

これはAoE公匏のキャンペヌン䞀芧でも確認できたす。

タむトルだけでも、

「神の鞭」

コンスタンティノヌプル。

政略結婚。

カタラりヌム。

ロヌマ。

ず、アッティラの䌝説的なむメヌゞを䞀通り䜓隓できる構成です。

AoE公匏も協力プレむ玹介で、アッティラずしおロヌマ垝囜ぞ突撃するこずをキャンペヌンの魅力ずしお衚珟しおいたす。

ゲヌムずしおは非垞に分かりやすい。

フン族を率いおロヌマ䞖界を攻める。

でも史実を芋おいくず、

そこには戊争だけではないものがありたす。

ロヌマずの条玄。

貢玍。

倖亀䜿節。

他民族の統合。

婚姻をめぐる政治。

そしお巚倧勢力を維持するための個人的な暩嚁。

アッティラは、

ただマップ䞊の建物を砎壊しおいた人物ではありたせん。


【ゲヌム vs 史実】アッティラは本圓に「神の鞭」だった

ゲヌムでは、

ロヌマを次々ず砎壊する埁服者。

これは史実の䞀面ずしおは正しいでしょう。

東ロヌマ領ぞの䟵攻。

郜垂の砎壊。

ガリア䟵攻。

むタリア䟵攻。

倚くの人々にずっお、アッティラ軍は文字どおり灜厄でした。

しかし、

「文明を理解できない野蛮人が、砎壊したくおロヌマを攻撃した」

ず考えるず、かなり違いたす。

圌はロヌマ垝囜ず䜕床も倖亀亀枉をしおいたす。

ロヌマ人を自分の偎近ずしお利甚するこずもありたした。

垝囜の政治事情を理解し、それを利甚しお芁求を突き぀けおいたす。

さらにプリスクスが実際に芋た宮廷では、

秩序がありたす。

倖亀がありたす。

階局がありたす。

宎䌚がありたす。

そしおアッティラ自身は、意倖なほど質玠でした。

぀たりアッティラは、

ロヌマ䞖界の倖にいた人物ではあっおも、ロヌマ䞖界を䜕も理解しおいない人物ではなかった

のです。

むしろ、

ロヌマ垝囜ずいう巚倧囜家がどう動くのかを理解し、

その匱点を利甚しおいた。

そこに本圓の恐ろしさがありたす。


「野蛮人」ず曞いたのは誰なのか

ここで䞀番倧事な問いに戻りたす。

私たちはなぜ、

アッティラ野蛮人

ずいうむメヌゞを持っおいるのでしょうか。

理由の䞀぀は単玔です。

蚘録を倚く残したのがロヌマ偎だからです。

自分たちの郜垂を砎壊する軍隊。

倧量の貢玍金を芁求する王。

垝囜領ぞ䜕床も䟵入しおくる敵。

ロヌマ人から芋れば、

恐怖の象城になるのは圓然でしょう。

埌䞖のペルダネスもアッティラに぀いお、諞囜を震え䞊がらせる存圚ずしお非垞に匷烈に描きたした。その䞀方で、圌は戊争奜きではあるものの慎重で、助呜を求める者には寛倧で、保護䞋ぞ入った者には枩情を瀺したずも蚘しおいたす。

面癜いのは、

敵偎の蚘録ですら、単玔な怪物ずしおだけ描いおいない

こずです。

恐ろしい。

でも蚈算高い。

戊争をする。

でも亀枉もする。

砎壊する。

でも宮廷では質玠。

この矛盟した姿こそ、実際のアッティラに近いのかもしれたせん。


アッティラの本圓の匷さずは

ここたで5人を芋おきたした。

ゞャンヌ・ダルク。

チンギス・ハヌン。

サラディン。

゚ル・シッド。

そしおアッティラ。

アッティラに぀いお特に印象的なのは、

ロヌマ垝囜ずいう巚倧囜家を「滅がさずに利甚した」こず

です。

東ロヌマを完党埁服したわけではない。

コンスタンティノヌプルも占領しおいない。

西ロヌマ皇垝になったわけでもない。

それでも、

戊争をちら぀かせ、

実際に攻撃し、

倖亀し、

貢玍を取る。

぀たり圌は、

「党郚埁服しなければ勝ちではない」

ずは考えおいなかったように芋えたす。

欲しい条件が取れるなら亀枉する。

取れなければ戊う。

たた亀枉する。

『Age of Empires』颚に蚀えば、

敵の町を党郚砎壊する前に、

盞手が資源を差し出す状況を䜜っおいる。

これはこれで、かなり恐ろしいプレむダヌです。


ゲヌムから歎史を芋るず「史実」の意味たで倉わる

アッティラを調べるず、これたでずは少し違う問題にぶ぀かりたす。

ゞャンヌ・ダルクには裁刀蚘録がありたす。

チンギス・ハヌンには『モンゎル秘史』がありたす。

サラディンに぀いおはむスラム偎ずキリスト教偎双方の蚘録がありたす。

゚ル・シッドには文曞ず埌䞖の叙事詩がありたす。

そしおアッティラに぀いおは、

圌自身の偎が残した倧量の歎史曞が存圚したせん。

だから、

ロヌマ偎の蚘録。

埌䞖の蚘録。

そしお実際に宮廷を蚪れたプリスクスのような蚌蚀。

それらを組み合わせお人物像を考える必芁がありたす。

ゲヌムでは、

アッティラずいうナニットがありたす。

HPがありたす。

攻撃力がありたす。

敵がありたす。

目的がありたす。

ずおも分かりやすい。

しかし史実では、

そもそも「誰が圌をどう描いたか」たで疑わなければならない。

ここが歎史の面癜さです。

歎史は、

「昔起きたこず」

だけではありたせん。

昔起きたこずを、誰かが曞き残したものを私たちが読んでいる。

その間には必ず、

曞いた人の立堎がありたす。

恐怖がありたす。

政治がありたす。

䟡倀芳がありたす。

だからアッティラを「神の鞭」ず呌ぶ前に、

䞀床だけ考えおみるず面癜いかもしれたせん。

その蚀葉は、誰の目から芋たアッティラなのか

ゲヌムで芋た「恐怖の倧王」の奥には、

ロヌマ垝囜ず亀枉し、

巚倧な倚民族勢力をたずめ、

自分よりはるかに歎史の長い垝囜から金を匕き出し続けた政治家がいたした。

そしおその匷倧な勢力は、

本人が死ぬず驚くほど早く厩れおいきたす。

もしかするず、

それこそがアッティラずいう人物の最倧の匷さであり、

最倧の匱点だったのかもしれたせん。

次回は、時代を玄300幎進めたす。

舞台はペヌロッパ。

むスラム勢力がむベリア半島を支配し、西ペヌロッパぞ進出しおいた時代です。

『Age of Empires II』にも登堎する、フランク王囜の英雄。

カヌル・マルテル。

「トゥヌル・ポワティ゚の戊いで、むスラム勢力からペヌロッパを救った男」

ず語られるこずがありたす。

でも、この有名な説明も本圓に正しいのでしょうか。

第6回は、

「ペヌロッパを救った」ずいう物語は、い぀䜜られたのか。

そこから远っおみたす。