2人目妊娠で初めて本音を話した日、人生が少し動きだした。

お金の不安、誰にも言えていませんか?
2人目を授かったとき、正直に言うと最初に浮かんだのは「嬉しい」よりも先に「お金、どうしよう」でした。
住宅ローン、車のローン、育休で減る収入、これから増えていく生活費……。 数字が頭の中をぐるぐる回って、夜、布団に入っても眠れない日が続いていました。
「みんなこんなに不安なのかな」
「私だけがこんなにお金のことばかり考えてるのかな」
そんな風に、ひとりで抱え込んでいた時期が私にもありました。
今日は、その不安のかたまりが少しずつほどけていく、きっかけのお話をしたいと思います。
妊娠がわかった日、喜びより先に不安が押し寄せた
2人目を授かった日。
ずっと望んでいたはずなのに、最初に浮かんだ言葉は、
「今さら……」
でした。
2人目がなかなか授からず、「このままかもしれない」と思い始めていた頃、家族で使う車を買い替え、7年ローンを組んだばかりでした。
共働きだから大丈夫。
そう考えて決めた買い物でした。
だから、妊娠がわかった瞬間は嬉しかった反面、「これからどうやって生活していけばいいんだろう」という不安も同時に押し寄せてきました。
嬉しいはずなのに、お金のことばかり考えてしまう自分が嫌でたまりませんでした。
「大丈夫」と言い続けた妊娠中の日々
収入を増やしたくて、残業を頼まれた日は、できるだけやりました。
つわりがあっても仕事を休みたくない。
時給で働く私は、その分給料が減ってしまうから。
有休も使いたくない。
上の子の行事で休むときのために、残しておきたかったから。
家事も今まで通り。
職場の人や夫に
「大丈夫?」
と聞かれれば、
「大丈夫。」
そう答えるしかありませんでした。
つわりがあっても、お金が不安でも、「私は大丈夫」と言い聞かせる毎日でした。私の体も働く負担も大きく変わっていく一方で、夫の日常はこれまでと変わらないように見えてしまいました。
夫が悪いわけではないとわかっていてます。でも、同じように子どもを望んだはずなのに、体の変化も、不安も私ばかり抱えているような気がしていました。
みんなが気持ちよさそうに眠る布団の中で、
「なんで私ばっかり、こんなに不安なんだろう」
そんなことを考えては眠れない夜を過ごしました。
問診票の「金銭的不安」にチェックだけ入れていた
妊婦健診の問診票にも、上の子の検診時の問診票にも
「金銭的な不安がありますか」
という項目がありました。
私は毎回、正直にチェックを入れていました。
「誰か気づいてくれないかな。」
そんな気持ちが、どこかにあったのかもしれません。
でも、そのことについて詳しく聞かれることは、どこでも一度もありませんでした。
もちろん責めたいわけではありません。
仕事をしていた頃の私に聞いても、きっと同じように「大丈夫」と答えていたと思います。
誰かに話したところで、お金が増えるわけじゃない。
自分ではどうしたらいいかもわからない。どうしたいのかもわからない。
それでも、ずっと不安にチェックを入れ続けました。
私はずっと、「大丈夫じゃない」と言えないまま、出産の日を迎えました。
初めて「大丈夫じゃない」と言えた日
退院日の最終面談。
担当の助産師さんが、問診票を見ながらふと私に聞いてくれました。
「金銭的に不安にチェックがついてるけれど、何が不安なの?」
その一言で、張りつめていたものが切れました。
「お金のことを考えると苦しくなるんです。」
「本当は全然、大丈夫じゃないんです。」
「夜も眠れなくて……。」
そう口にしたのは、その日が初めてだったと思います。
ローンや教育費・・・不安なことはたくさんあるけれど、
具体的にどれくらい足りないとかどうすればいいとかは全然わからない。
でもなんとなく不安で押しつぶされそう。
自分でも驚くくらい、言葉が止まりませんでした。
助産師さんは最後まで、遮らずに聞いてくれました。
そして、話を聞き終えると、静かにこう言ってくれました。
「副業してみたら?」
そんな方法があるんだという衝撃
正直、頭の中は「?」でいっぱいでした。
「育休中に副業なんてしていいの? 」
「産後すぐ働くってどういうこと?」
「副業」という言葉は知っていました。
でも、自分がやるものだと思ったことは一度もありませんでした。
パソコンも得意ではない。
スキルもない。
だから、この一言を聞いたからといって、すぐに行動できたわけではありません。
でも、夫が迎えに来てくれた車の中で副業というワードだけが頭の中をぐるぐると回っていました。
おわりに:小さなきっかけが、次の一歩になる
「お金の不安」って、誰かに話したところで解決するものじゃないと思っていました。 でも、たった一言、誰かに「何が不安なの?」と聞いてもらえただけで、私はやっと自分の気持ちを言葉にできました。
もし今、あなたが同じように
「お金のことばかり考えてしまう」
「不安だけど誰にも言えていない」
と感じているなら、まずは、その不安を頭の中から少しだけ外に出してみませんか? 紙に書き出すだけでも、誰かに話すだけでも大丈夫。
小さな一歩が、思いがけないことに気付くきっかけになるかもしれませ。。
次回は、パソコンの知識もスキルもなかった私が、どうやって「Webライター」という仕事にたどり着いたのか、その道のりをお話しします。
