この6年間の買い物で最も価値があったもの M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
清水の舞台から飛び降りるどころか、東京タワーの展望台をぶち破るくらいの勇気が要った。劇場版名探偵コナンの登場人物たちならそこまで勇気要らないんだろうなと思いながら。俺はコナンじゃねーよ。
ちょうどそれまで使っていたZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDの調子が悪くなり、どうしようかなあと悩んでいるところだった。
その前の超望遠レンズはZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6だった。
ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDの望遠端が200mm(35mm判換算400mm)というのがそれまでZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6の300mm(35mm判換算600mm)に慣れていたこともあって、どうしても物足りなかった。
ピント合わせの速さやくらべての画質には大満足していたものの。
70-300mmはサンタさんからのプレゼントだったが、50-200mmのほうは自分で買ったレンズとしては最高額だった。ただ、これは母親からもらった学資保険の満期で出たお金で買ったものだった。
本当の自腹で、直近の1ヶ月の給与振込額(実はミスでその前の月に振り込まれた給与が過払いもいいところで、差額引かれているため少なかったのだが、社長と専務からわびの電話が入ったくらい)より高い額を買うには、それこそ腹を括る必要がある。
しかもズームレンズじゃなくて、単焦点だよ。超望遠でしか撮れないんだよ。
でもまあ、ズームレンズでもたいてい望遠端でしか撮影しないし、ズームしない分写りもいいはずだ、素人考えでいっても、と。なんとか自分を納得させる。
それに10月になったら、消費税が8%から10%に上がっちゃうよ。9月まで待つのも意味ないよ、昆虫シーズン終わる前に買った方がいいよ、早ければそれだけたくさん使えるんだよ、などなど、自分に言い聞かせる。
当時の心境がツイッターに残っていないか探したが、なかった。
で、結局注文した。
【注文日付】2019/08/26
【注文情報】※ 商品名 : M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
※ 小計 : 271,041円 X 1個 = 271,041円 (税込)
※ オプション : ▼延長保証の選択▼ : 加入しない, ▼領収書の発行▼ : 発行しない, ▼価格.comショップ評価を書く値引(-100)▼評価する(-100円), ▼厳重梱包を選択▼ : 通常梱包, ▼ラッピング包装を選択▼ : ラッピング包装しない
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商品合計(税込) : 271,041 円
これが価格ドットコムで調べた当時の最安値で、あれから5年半たった今、10万近く値上がりしている。
何年か前に定価が値上がりしたこともあるが、古い製品が安くなることはあってもここまで高くなっていることにも驚く。
Amazonだとポイント分引くと最安値かも。
価格の話はこれくらいにしよう。大切なのは価格以上の価値があるかどうかだ。
着いて、すぐ使った。価格ドットコムのレビューにもすぐ書いた通り。
そこにも出しているが、E-M1の付属のフラッシュで、サッと構えて、パッと撮ったお気に入り写真がこれ。
オオスズメバチの働き蜂。

http://musigasuki.blog.fc2.com/blog-entry-72.html
ツマグロヒョウモンも楽々撮れた。

試しにM.ZUIKO ED 60mm F2.8 Macroでも撮った。比較するために絞りは同じF4.0にして。

同じF4.0でも写り方が違うことにも驚いた。写りについてはどちらがいいかは単純に言えないが、撮りやすさという観点では、圧倒的に300mmレンズだった。
マクロレンズの場合は、ものすごく慎重に近づいて、やっと撮った。
以来、300mmレンズの虜になっている。
それまで苦労して撮っていた虫の多くの写真が楽々撮れるようになってしまった。それも、抜群の解像度で。
しばらくして、突き付けられる思いだった。
オマエ、写真を撮って何がしたいの?どんな写真が撮りたいの?
あまりにも簡単に撮れてしまうので、その先を求められているようだった。それまでは撮るのが精いっぱいだったので、そこまで考える余裕もなかったのだ。
いまだにその答えは出ていないが、一つこだわりとしてやるようになったのは、MFにして、1.4mの最も近づける距離で虫を撮ることだった。
これは楽には撮れないのだが、虫のサイズを比較するには直感的ないい方法で、おそらく今後も続けていく。
300mmレンズについて語り出したらまだまだこんなことでは済まないのだが、最後にこれを書きながら思い出した、購入の最初のきっかけについて触れておく。
それは敬愛する海野和男さんの本『デジタルカメラで昆虫観察: 「見つけて」「撮って」「調べる」 たのしくてスゴイ昆虫の世界』だった。
驚いたことに、出版は2019/7/2。本が出てから1ヶ月ちょっとで決断に至ったのだな。
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