【異文化】ジブン、ニンニクマシマシアブラカラメで
インドで海外生活をしていると、まあ色んな日本人の奥様に会うわけですよ。
だいたい30代後半から50代のお姉さま方。
夫の駐在に付いて来ているから仕事は休職したり辞めていたりする人ばかりなのだけど、
元保育士だとか元会計士だとか色んな人がいて結構面白い。
日本で過ごしているとこんなに離れた年齢の人やいろんな職業の人と仲良くする機会はないなと思う。
だけど、それはもう皆さま…マダムなわけですよ。
例えば、こんなお誘いをよく貰う。
「宝石のジュエリーをオーダーするのだけど、一緒に来ない?」
「今度コルカタから刺繍の職人さんが来て、うちで販売会をするの。ぜひいらしてね。」
私はどっちもそこまで興味がないのでたまーにしか参加しないのだけど、
「うちでお茶でもどうかしら?」
の時は喜んで参加する。
家にお呼ばれする時は、マダムのお家はそれはもう綺麗に掃除されていて、
人数が十人くらいになろうと全員分のスリッパと素敵なお茶セット(しかも全部柄が揃っている)が用意されていたりする。
すげぇや…うちにはどこかのホテルでもらったアメニティのスリッパとバラバラの柄のマグカップ(しかも「寿司」とか書いてある)くらいしかねぇや…。
でもね…日々この方達からマダムを学んでいる「マダム練習生」の私には正直まだ、
「なんじゃこれ‼︎」と思ってしまう瞬間もあるのでございますわ。
例えば、手土産にマドレーヌ個包装の詰め合わせを持って行った時。
「まあ素敵。ありがとう。ちょっと待ってね、お皿出すわね!」
「いいですよ、洗い物増えちゃうし!個包装だから手でいけますよ!」
という抗議も虚しく
大きなお皿(マドレーヌ並べる用)、トング、とりわけ用の小皿、フォークが出てくる。
私たちは、
「あらお皿かわいいわねぇ、どこのかしら」なんて言いながら、
いそいそと大きなお皿からトングでマドレーヌをとり、
フィルムを剥いて皿に出し、お喋りをしながらフォークで少しづつ食べる。
…なんじゃこれ。
なんじゃこれ!!!
ジブン、マドレーヌは手でいける派です!
いかせてください!!
衝撃だったのは、レストランに行った時。
こういう時はいくつか頼んでみんなでシェアするスタイルが多い。
インドのレストランは宗教的にいろいろあるからか、オーダーの時にいろいろ質問される。
例えば中華でチャーハンを頼んだ時、
「辛いの大丈夫?」「ニンニク入れる?」「ねぎ入れる?」「プラス400ルピーでエビも入れられるよ!」みたいに。
マダムA「ニンニクとネギは口の中にずっと匂いが残るから苦手なのよねぇ。」
マダムB「ええ、わかるわぁ、私も苦手。両方抜いてもらいましょうか。エビ追加はしてもいいかしら」
エエ〜!?
なんじゃこれええ!!
ジブン!!ニンニクとネギ大盛りのチャーハン食べたいです!!エビもお願いします!!
わたし「あ〜わかります。2日くらい残りますもんね。じゃあニンニクとねぎはなしでエビ追加で」
い…言えないよそんなこと…。
「オシャレは我慢」なんていう言葉があるじゃない。
それはファッションだけじゃなくて生き方にも当てはめないといけないのよ。
それがマダムへの道ですのよ。
普段すっぴんスウェットでも平気で外に出れるような、ファッションですら一つも我慢しない私にとって
マダムへの道は万里の長城より長いものなんだろうなと確信した。
