【フードエッセイ】うちの吉沢亮の隣にある世界
私の趣味はレシピ本集めだ。
料理が趣味というわけではない。
昔は料理が趣味だったんだけど、
そして今でも好きなのは確かなんだけど、
それが家事という義務になってからなんだか素直に趣味と言えないんだ…。
だけど、レシピ本を見るのが好きだ。
旅行に行くと必ず現地のレシピ本を買うし、
料理雑誌もつい買ってしまう。
でも載っているものを作るかと言われると、これまた微妙だ。
甜麺醤やらナンプラーやらはうちのキッチンにはないんよ…。でも代用だと違う気がするんよ…。
それに調味料と匙を探しているうちに鍋が吹きこぼれてしまったり焦げてしまったり。
かと言って料理番組みたいにあらかじめ全て材料を用意しておくのは洗い物が増える。
そんなこんなで、実際に作るのは1冊のうち結局1〜2皿になってしまう。
それでも集めてしまうのは、
料理の写真を見るのが好きだからだ。
私にとっては、その食材が輝くよう調理されて、1番美味しそうな状態で撮られた、
言わば食材たちのグラビア写真集…!
なのでうちの本棚ではレシピ本は、
同じくらい輝いている吉沢亮の写真集の横に配置されている。
食材全てが国宝級イケメンなのさ!
鴨コンフィってめちゃくちゃ美味しそう!
いつか食べてみたいな。
ポルトガルで食べたこれ、最高に美味しかったな〜!!どうやって作るんだろう。
これ、あいつと食べに行ったな、あの時の話は思い出すだけで笑える。
本を開くと、そんな夢やら思い出やらが溢れ出してきてワクワクする。
それに、一皿の料理の写真には食器も含めてその土地で暮らしてきた人たちの知恵や工夫があって、それを想像するのがたまらなく楽しい。
吉沢亮の写真集にも、レシピ本にも、ロマンが詰まっている。
だから今日の夜ご飯何にしようかなとアイデアを得るべく本を手に取るのに、気づけばただ魅入っていて、結局「今日は焼きそばにするか」になってしまう。
和食、ポルトガル料理、インド料理、タイ料理、ドイツ料理、チェコ料理…。
うちの吉沢亮写真集の隣では、彼に負けじと各国の食材が「私をみて」と主張してくるのだ。
