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【短線小説】迷宮に入り蟌んでしたった少幎の話。

自己玹介の続きに関連した、がくの「原点」ずも蚀える䜜品を公開したす。

これはがくが11歳で亀通事故に遭い、それたでの蚘憶の䞀切合切を倱った埌、孊校ぞ埩垰しおから曞いたものの埩刻版です原䜜は圓時小6か䞭1の時に執筆。
原本は消倱しおしたったため、出来る限り圓時の文䜓、内容を思い出しお曞き盎したものを、以前に小説家になろうに掲茉。それをnote甚に線集したした

物語は、少幎が暗い迷宮をさたよう話です。 でもこれは、がくが生死の境をさたよった時に芋た光景の蚘録ではありたせん。そんなものを芋た蚘憶もありたせんし。

蚘憶をなくしお埩孊した時、あたりにも䜕もかもが分からなくお。 たるで自分だけが眮き去りにされたような、珟実䞖界での孀独ず混乱。 それが圓時のがくには、出口のない「迷宮」のように感じられたのです。

その行き堎のない䞍安を物語ずしお、自分の䞭に刷り蟌むこずでなんずか心のバランスを保ずうずしおいたのだず思いたす。 圓時のがくの、叫びのような爪痕です。


どこたでも、どこたでも続く石の壁。 暗くお、狭い、圧迫感を䞎えおくる现い道。

どうしおがくはこんなずころにいるんだろう。

぀い今さっきたでがくは、もっず違う堎所にいたず思う。 でもなぜだかはっきりずは思い出せない。 頭の䞭に薄く、靄がかかっおいるみたいにあやふやになっおしたっおいる。 いったいなにがどうなっおるんだろう。

ゞゞゞッず壁にかかるロり゜ク が音を立おる。 ゆらゆらず揺れるその灯りは、離れた間隔で䞊んでいるために、光が届く範囲ず、真っ暗な空間が亀互に続いおいお、それがなんだかがくにずっおは蚀い知れない、䞍安ず、じわっずくる恐怖を感じさせるものだった。

どうしたらいい

こういう時にした方がいいこず、逆にしちゃいけないこずっおなんだ

倧声を䞊げお助けを呌ぶ。

近くに誰かいおくれればいいけど、もし誰もいなくお、声も枯れたら。

動かないでじっずしおいる。

こんな暗い堎所に、今もなんの気配もないのに、誰が助けに来おくれるっお思える

今にも点いおいるロり゜クの灯りが消えおしたうんじゃないか。 そんなこずを思ったずたん、倧きくロり゜クの灯が揺らめいた。

あんたりゆっくりしおいる堎合じゃないのかも。 このたたじっずしおいるのは䞀番悪い手なのかも。

もしかしたら、怪物みたいなや぀が珟れるかもしれない。 がくは襲われお、そい぀に喰われちゃうんじゃないか。 そう思うず、居おも立っおもいられなくなっおきた。 ほかのなにも考え぀かない。 そうなるずの思いで頭の䞭がいっぱいになっお。

やみくもに駈け出そうずしお、がくははっず思いずどたった。 もちろん、今しも怪物が襲っおくるかもしれない、早く逃げなきゃ そう思っおいるんだけど。

でもそれよりも、もっず怖い思いに捕たっおしたった。

もし、もしも、出口自䜓が無かったら

どこたでもどこたでも続くこの薄暗い现道が、氞遠に終わりのないものだずしたら

ただやみくもに出口を探しお、さ迷い歩き続けおその先にはなにが埅ち受けおるっおいうのか。 挠ずした䞍安、諊めにも䌌た感情が、がくを抌し぀ぶそうずしおいるのが分かった。

盞倉わらずロり゜クは、现い灯を消すこずもなくゆらゆらず、ほんのわずかな範囲だけを照らし続けおいた。 がくは座り蟌んで、膝を抱えたたたちっずも動けないでいた。 蟺りは真っ暗で、しゃがみ蟌んでいるがくにたでは、その光が届くこずはなかった。

ただただ膝を抱え、どうしおこんなこずに、ずか、誰か助けお、ずか぀ぶやくだけ。

底冷えがする。 ロり゜クの灯が䞀方向に静かに揺れおいる気がする。

こんな薄暗く、暖房なんかもない石壁に囲たれた现道。 そういえば僕が着おいる服っお、これは倏服 それずも冬服なのか そもそも服っおこういうものだったっけ、ああなんだかさっきから頭の䞭がもやもやしお、ちっずも考えがたずたらないや。

ただがうっずロり゜クの灯を眺めるだけのがく。

どれくらい時間が経ったんだろう、がくは銖筋にぜたり、ず滎が垂れおきた冷たさから身震いをしお、意識をはっきりずさせた。

蟺りの様子は、さっきから䜕も倉わっおいないようだった。 薄暗い石壁に閉ざされた、现い道が延々ず続いおいる。

その壁にかかっおいるロり゜クの灯は  さっきよりも现く、短くなっおいた。 ゞゞゞッお音も、あっちこっちで聞こえおくる気がした。 これはもしかしたら、ロり゜クの芯が短くなっおいるからか、ロり゜ク自䜓がもう残り少ないからなのか。

怖い。 蚀い知れぬ恐怖が、がくの䜓を揺すぶる。

このロり゜クを、いったい誰が点けお回ったんだろう。 そしお、消えかけたこのロり゜クは、果たしお換えに誰かが回っおくるんだろうか。

もし誰かがロり゜クを換えにくるのだずしおも、それが良い人ずは限らない。 こんなに薄暗くっお、じめじめずした堎所に誰が奜き奜んで来たいなんお思うか。

そう悟ったがくは抱えおいた膝をわざず叩いお、勢いを぀けお立ち䞊がった。

やっぱり前に進もう。

がくは现道の前埌を、どっちがより安党そうか確かめるようにじっず芋比べおみた。

前埌ず蚀っおも、どっちが前で、どっちが埌ろかなんお決たりがあるわけでもない。 ただ、がくが立ち䞊がった時に芋おいた先をずりあえず前ずいうこずにしただけ。

でも、たったそれだけのこずなのに、なんだか少しだけ頭の䞭がすっきりした気がするのはなぜなんだろう。

元から向いおいた前の道。 長く続く心现くなったロり゜クの列からするず、だいぶん先たでたっすぐのようだ。

それに匕き替え、埌ろの道はほんの少し行くず突き圓りになっお、盎角に右に曲がっおいる。 右の方がゆらゆらず、薄く灯りが挏れおいるこずからそう刀断できる。

改めお考えるず、がくがここに来た時、どっちを向いおいた がくはどっちから来たんだろう。 ただ靄が消えきっおいない頭で、必死になっお思い返しおみる。

たぶん、埌ろだ。 気が付いた時には、ただたっすぐな道が目の前にあった気がするから。

がくはあれこれ考えるのはもうやめお、ずにかく䞀歩でも前に、この堎合埌ろに向き盎っおからだけど、足を螏み出すこずにした。

さあ、右足でも巊足でも、どちらからでもいいから早くここから離れるんだ。

頭の奥の方が、じんじんず疌く感じがした。 螏み出そうずした足を止めお、䞀呌吞する。

なにをしおるんだ、がくは。 いざ前ぞ進もうずしたずころで、肝心な時になにをしおるんだ

なにかががくの足を、前に進めたくないずでも蚀うように。 無意識のうちに䜓の自由を奪われおしたっおいるみたいな感じだ。

だずするず。 がくはこの感芚に抗っお、是が非でも歩を進めるべきなんだろうか。 それずもこの状態を、ある皮の予感めいたものずしお受け止めお、このたた立ち止たっおいた方が良いのか。

たた振出しに戻っおしたった。 ここに来た時ず同じ、ただ茫然ず䜕もできないで蹲っおいたあの時ず同じだ。

なんだか今床は無性に腹が立っおきた。 ふ぀ふ぀ず湧き䞊がる、この怒りの感情はなんだろう。

そうだ。がくは怒っおいいんだ。なぜならば。

「ちっくしょう いったいぜんたい、がくが䜕をしたっお蚀うんだ なんにもしおないじゃないか、なにか悪さでもしたのか そんな蚘憶、がくにはないぞ ここはどこなんだよ、早くこっから出しおくれよ、なんなんだよ  」

がくはなんにもしおいない。 なにかをした芚えも、悪いこず、いけないこず、間違ったこずをした芚えがないんだ。

だから。 怒っおいいはずだ、泣きわめいおも、壁を殎り぀けおも。

もう怪物が来るかもずか、灯りが消えおしたうずかもどうでもいい。 ずにかくがくは腹が立っお腹が立っお、どうしようもなくなっおすぐ暪にあった石壁を殎り぀けるために、䞀歩足を暪に螏み出した。



「脳圧、䞋がり始めたした 呌吞、脈拍も正垞倀に近づいおたす。これで乗り切りたしたね」

「  ちゃん、  ちゃん 良かった、ほんっずうに良かった  」

党身を貫く痛みず。 あたりにも匷い光量で。 そしお、わんわんず鳎り響く呚囲のさんざめきで。

がくの迷宮からの脱出は成功した。

これからがくは、本物の迷宮を進むこずになるんだろう。

そのための第䞀歩は、党身に刺さったありずあらゆる生呜を維持するために必芁だった、管ずいう管を取り陀く死にたくなるほどの痛みだった。


最埌の「本物の迷宮を進むこずになる」ずいう件は、蚘憶をなくしおリセットされた䞖界を生きおいく、圓時のがくの芚悟だったのかもしれたせん。

最埌たでお読みいただき、ありがずうございたした。
かなりヘビヌな内容かもですが、今ではがくも、
トップ画像にあるように立掟なリスになりたした(o^―^o)♪

もしよかったら、キス  ちがったスキやフォロヌをいただけたしたら幞いです。
感想など、コメコメもいただけたすずドングリ差し䞊げたす♪

朚挏れ日亭

いいなず思ったら応揎しよう

朚挏れ日亭 なななんず コヌヒヌ代にさせおもらっおも|Ў)¿ なんせ䜓の氎分のうち60以䞊を占める䞻芁栄逊玠なので  。 感謝の☕🌰☕🌰☕🌰☕🌰☕🌰☕🌰☕🌰☕🌰🐿♪