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神話はフィクションですが歴史でもあります

 画像は「神話」で検索してヒットしたものをお借りしました。


神話は歴史である

 このnoteでもしばしば述べていますが、神話は歴史です。
 どの国でも繰り返されてきた集団の争いからより大きな集団が形成され、結果として国が建国されるという歴史を後世の者が彼らの価値観に沿った物語に描いたのが神話です。
 小林よしのりさんが新しい歴史教科書をつくる会の活動に参加していた頃に歴史教科書の第一章を神話にせよと主張していましたが、古の価値観を学ぶことによって現代の教訓とするという歴史教育の本質から考えると、神話は歴史そのものであると私は考えます。

多くの国の神話の主神が男性神であるという事実

 神話はそれぞれの国ごとにありますが、そのほとんどはその国の民が神の子孫であるというものです。日本でも日本人が神の子孫でその中で初代天皇となった神武天皇が天照大神という太陽神の子孫であるということとなっています。
 この女性神が主神という神話はかなり異質で、多くの国の神話では男性神が主神であることが多いのです。
 その理由は建国までどのような過程を経るかを想像すれば明らかです。一般的に男性は女性より体格や筋力が優ります。そして、建国の頃の戦闘は武器や兵器が進歩しておらず、肉弾戦が主となります。そのような戦闘で戦果を上げやすいのは体格や筋力に優る男性のケースが多いのではないでしょうか。女性は妊娠時には戦闘員とすることはできませんし、建国する頃の戦闘で英雄となることは中々難しいのではないでしょうか。
 そう考えると、男性神を主神とする神話が多く作られるのもわかる気がします。そして、女性神を主神とする神話の異質性が目立ちます。

古代において男性が皇位や王位を継承することが多いのは当然

 古代における皇位や王位の継承で男性への継承が多いのは、力による治世が常態化しているからです。前述のように女性より男性の方が当時の戦闘員としての能力が高い者が多く、女性がどうしても妊娠時に戦闘員となることができず、しかも当時の衛生面の悪さからお産のときに死産どころか母親すら亡くなることが不思議ではない状況で男性継承に傾くのは当然であると思います。

女性神が主神という異質さ

 神話が執筆されたと思われる古代がこれまで述べたような状況で、女性神が主神であるということは、少なくとも古代から女性による皇位や王位の継承を排除しない価値観が存在したがゆえに神話でそのような物語が作られたと考えるのが神話の自然な解釈であると思います。