映画 『LUCY/ルーシー』
韓国人ボスは残して欲しかった。
脳の能力が覚醒し、人間を超越した存在へと変貌していくヒロインを描くSFアクション。強烈なスピード感と、知性が極限に達した先にある衝撃の結末が見どころの作品だ。

映画『マトリックス』が、外部の機器によって脳に現実を見せる装置の物語だとすれば、この映画は、脳内で起きていることを外部に見せるパターンだと言える。その意味では、大きな枠組みでは『マトリックス』の変奏とも言えるのだが……。

ベッソン監督らしい、いつもの感覚はある。広げすぎた風呂敷を畳むのが下手な感じも含めて、実にベッソン映画だ。脳が100%覚醒したルーシーが、別次元の生命体のようになり、最後は黒い剣山みたいな存在になって終わる。この結末に、本当に納得できるのか。

個人的には、韓国人マフィアと続編で戦わせてもよかったと思う。続編の脚本と監督は、別の人に任せればいい。
