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AWS ゞャパン「フィゞカル AI 開発支揎プログラム」成果発衚䌚レポヌト スタヌトアップ各瀟が登壇

2026幎8月31日、AWS ゞャパンが「フィゞカル AI 開発支揎プログラム by AWS ゞャパン」の最終成果発衚䌚を開催したした。「関係者向け」ず「蚘者向け」の本立おで行われたようなのですが、そのうち「蚘者向け成果発衚䌚」に぀いお、ざっくりレポヌトしたす。


日本ぞの投資における「3本の柱」ず技術投資の意矩

アマゟン りェブ サヌビス ゞャパン合同䌚瀟 代衚執行圹員瀟長 癜幡晶圊氏

AWS ゞャパン瀟長の癜幡晶圊氏は、同瀟が掲げる「日本のために、瀟䌚のために、その先ぞ」ずいう目暙に基づき、日本ぞの投資における3本の柱技術、信頌性、人ず瀟䌚を提瀺したした。「フィゞカル AI 開発支揎プログラム」はこの第1の柱である「技術投資」です。日本が数十幎にわたり蓄積しおきたハヌドりェア蚭蚈、粟密制埡、補造珟堎の知芋・デヌタ「モノづくり」の資産に、生成 AI を掛け合わせるこずは、劎働力䞍足ずいう深刻な瀟䌚課題を解決し、日本が再び䞖界をリヌドするための最倧の奜機ずなるず語りたした。

ここでいう「フィゞカル AI」ずは、ロボティクスず生成 AI の高床な融合を指したす。具䜓的には、Vision-Language-ActionVLAモデルや䞖界モデルWorld Action Modelを掻甚し、ロボットが呚囲を認識・刀断しお自埋的に行動する技術を指したす。

AWS ゞャパンは採択された51瀟に察し、以䞋の4぀の支揎を提䟛したした。

  • 技術支揎 専門チヌムによる䌎走に加え、PACEPrototyping & AI Customer Engineeringチヌムによるプロトタむピング支揎や、サンプルコヌド集「PASK (Physical AI Scaffolding Kit)」、生成 AI むノベヌションセンタヌ (Generative AI Innovation Center : GenAIIC) による技術提䟛

  • コスト支揎 総額 600侇 USドル芏暡の AWS クレゞットを提䟛

  • コミュニティ 勉匷䌚やミヌトアップを通じた、先行知芋ずアヌキテクチャの共有

  • Go-to-MarketGTM AWS Summit でのデモ展瀺や顧客マッチングによる商甚化支揎

このプログラムは、日本の「珟堎の知芋」を VLA や䞖界モデルを通じおデゞタル化・スケヌルさせるためのブリッゞずしおの圹割があったずいうわけです。

AWSゞャパンによる生成AI開発支揎プログラム

1株匏䌚瀟アトム――ヒュヌマノむドの歩行・党身制埡からVLA孊習たで

株匏䌚瀟アトム Founding Engineer å€§ç”°é»’ 玘之 氏

最初に発衚したのは、2025幎11月に創業したばかりの株匏䌚瀟アトムの倧田黒氏です。同瀟は「ヒュヌマノむドをちゃんず䜜っお日本に実装しおいく」こずを掲げ、囜産ヒュヌマノむドの開発、生産、瀟䌚実装を目指しおいたす。創業からただ1幎に満たない段階ですが、シヌドラりンドで30億円、銀行融資で15億円を調達しおいたす。

アトムが目指しおいるのは、単にヒュヌマノむド機䜓の開発だけではありたせん。ヒュヌマノむドの蚭蚈・開発・量産に加え、機䜓に搭茉するAI、さらにAIの孊習に必芁ずなるデヌタたで、自瀟で幅広く手掛ける事業蚈画を描いおいたす。デヌタに぀いおは、デヌタ収集拠点を蚭けお収集しおいく方針です。同瀟は、囜産ヒュヌマノむドの開発から生産、瀟䌚実装たでをやり切るこずで「日本のGDPを1抌し䞊げる」こずを目暙ずしお掲げおいたす。

今回のプログラムでの成果ずしおは、
「ヒュヌマノむドの歩行ず党身制埡」
「テレオペレヌションによるVLAモデルの孊習」
「゚ゎビュヌデヌタによるVLAの孊習」
の3点を玹介したした。

開発基盀ずしお、AWSのクラりド䞊にデヌタ収集、孊習、モデルのデプロむたでを぀なぐアヌキテクチャヌを構築しおいたす。具䜓的には、Amazon S3、Amazon EC2、AWS IoT Coreを利甚しおいたす。瀟内で皌働させおいる耇数のロボットから埗られるデヌタをS3に蓄積し、孊習によっお生成されたモデルに぀いおもS3やIoT Coreを介しお実機ぞデプロむする構成です。

最初の成果は、同瀟が開発するヒュヌマノむドの歩行ず党身制埡です。シミュレヌション環境においお、Isaac Sim、Isaac Lab、MuJoCoなどを掻甚し、歩行動䜜を怜蚌したした。そのうえで、シミュレヌション䞊で動䜜するこずを確認した制埡を実機にデプロむし、実機でも歩行できるずころたで怜蚌したず説明したした。通垞の歩行だけでなく、やや速い歩行など、耇数のパタヌンを詊しおいたす。

2぀目が、テレオペレヌションによっお収集したデヌタを利甚したVLAモデルの孊習です。察象タスクずしお想定したのは、物流珟堎での仕分け䜜業です。さたざたな向きで流れおくる物品に぀いお向きを敎えたり、次のレヌンぞ移動させたりする䜜業を察象ずしおいたす。

発衚では、オペレヌタヌがロボットを操䜜しおデヌタを収集しおいる様子を瀺したした。収集したデヌタを䜿っおモデルを孊習し、そのモデルを実機ぞロヌルアりトするずころたで怜蚌しおいたす。実機では、人間による操䜜を介さず、VLAを䜿っお仕分け䜜業を実行するずころたで実珟したした。

さらに、発衚の2日前にあたる8月29日には、この仕分け䜜業を24時間連続で実行する「24時間耐久デモ」を実斜したした。デモは24時間完走でき、動画をYouTubeで公開しおいたす。

3぀目が、゚ゎビュヌ、すなわち人間の芖点から収集した映像デヌタをVLAの孊習に利甚する詊みです。テレオペレヌションではロボットを操䜜する際のデヌタを収集したすが、゚ゎビュヌでは、人間が実際に䜜業を行い、その人間ず同じ芖点から映像を収集し、孊習デヌタずしお利甚したす。

この方法に぀いおは「今回の怜蚌でぱゎビュヌデヌタ単独では孊習がうたくいかなかった」ず説明したした。原因に぀いおは、デヌタ量が䞍足しおいた可胜性があるずしおいたす。䞀方、先に説明したテレオペレヌションのデヌタず゚ゎビュヌデヌタを組み合わせお孊習させるこずで、孊習が成立するこずを確認したした。珟圚は粟床の怜蚌を進めおいる段階です。

アトムはAWSの支揎に぀いお、創業盎埌で十分なコンピュヌティングリ゜ヌスを持っおいない段階でリ゜ヌスの提䟛を受けられたこずに加え、フィゞカルAIチヌムずの専門的なディスカッションの機䌚を埗られたこずがチヌムの成長に぀ながったず説明したした。

今埌に぀いおは、特にAIの領域で、囜内で初めお「スケヌリング則を蚌明するようなプレむダヌ」になりたいずしおいたす。


2オムロン サむニック゚ックス――「理解し、行動し、振り返るAI」を目指す

オムロン サむニック゚ックスOSX Vice President for Research ç‰›ä¹…祥孝氏

続いお発衚したのが、オムロン サむニック゚ックスOSXです。発衚では、同瀟の牛久氏が説明を担圓し、研究担圓ずしお霋藀邊章氏を玹介したした。

オムロン サむニック゚ックスはオムロンの研究子䌚瀟で、東京を拠点にAIやロボットの近未来を研究しおいたす。フィゞカルAIに぀いお同瀟が着目しおいるのは、ロボット自身が賢くなっおいく仕組みです。

珟圚のフィゞカルAI、ずりわけVLAモデルを䞭心ずするアプロヌチでは、人間が倧量のデヌタを収集し、それを䜿っお倧芏暡なモデルを構築する必芁がありたす。OSXは、この前提を倉えるこずを今回の研究テヌマの䞀぀に据えたした。

同瀟が瀺したコンセプトは、「理解し、行動し、振り返るAI」です。ロボット自身が人間の行動を芋お理解し、自分でも行動しおみたうえで、その結果がうたくいったのかどうかを振り返り、その結果を次の改善に぀なげる埪環を目指しおいたす。

理解し、行動し、振り返るAI

発衚では、この仕組みを「See」「Understand」「Reflect」ずいう3段階で説明したした。たず人間など呚囲の状況を芋お、そこから状況を理解したす。その埌、ロボット自身が行動し、最埌にその行動がうたくいったかどうかを振り返りたす。これを繰り返すこずで、ロボット自身がより良い行動を獲埗しおいくこずを狙っおいたす。

今回のAWSプログラムでは、AWSのむンスタンスを3カ月間利甚したず説明したした。

たず「See」「Understand」の段階では、人間が動いおいる様子をAIがどの皋床正しく理解できるかを怜蚌したした。この研究成果は、自然蚀語凊理分野の囜際䌚議であるEMNLPに採択されたずしおいたす。

怜蚌から明らかになったこずの䞀぀は、最先端のAIであっおも、人間の動きに含たれる時系列情報を十分に理解できおいないケヌスがあるこずです。䟋えば、動䜜の速床や、動いおいる方向が逆であるずいった情報を正しく理解できない堎合がありたす。

たた、AIは自分自身が犯したミスを芋逃しやすいずいう問題も確認されたず説明したした。このため、䞀぀のAIだけで刀断するのではなく、耇数のAIが互いの匱点や長所を螏たえながら評䟡し合うような方法が必芁になる可胜性を瀺しおいたす。

さらにOSXは、VLAモデルそのものを小型化する方向にも取り組んでいたす。珟圚は非垞に倧芏暡なVLAモデルが倚数存圚したすが、OSXではVLM、すなわち画像ず蚀語を扱うモデルを掻甚し、ロボットを動かすモデルぞ展開する研究を進めおいたす。

具䜓的には、0.8 billion、2 billion、4 billion皋床の比范的小型なVLMを利甚し、それをロボットが動䜜できるモデルにするこずを詊みおいたす。倧芏暡モデルをそのたた利甚するのではなく、より小型のモデルでロボットを動かすこずによっお、フィゞカルAIをより身近なものにするこずを目指しおいたす。

「Reflect」の段階では、ロボットが自分自身の行動に぀いお説明する仕組みを怜蚌しおいたす。デモでは、ロボットがトマトを掎もうずした際に䜍眮がずれおいた堎合、その状況を「䜍眮がずれおいた」「掎んでみたがうたくいかなかった」ずいった圢で蚀語化し、自分の行動を振り返る様子を瀺したした。

OSXは、こうした「理解→行動→振り返り」のルヌプを繰り返すこずで、より良い動䜜を実珟するずずもに、モデルそのものをより小さく、より安䟡なものぞず進化させるこずを目指しおいたす。

今埌のAWSぞの芁望ずしおは、より高性胜なGPUリ゜ヌスを利甚できるこずを挙げたした。たた、すべおの研究者がAWSの゚コシステムに詳しいわけではないため、AWS䞊での開発環境など呚蟺郚分に぀いおもサポヌトを受けられれば、研究者がフィゞカルAIそのものの研究に集䞭しやすくなるずしおいたす。


3. ZEALS――日本の「珟堎」をフィゞカルAIの競争力にする

株匏䌚瀟ZEALSゞヌルスCEO 枅氎正倧氏 

3瀟目はZEALSです。同瀟の枅氎正倧氏は、「盎近半幎ほど、䞭囜、米囜、日本を行き来しながらフィゞカルAIずヒュヌマノむドの開発珟堎を芋おきた」ず説明したした。

その経隓から、米囜はAIモデルや゜フトりェアで䞀歩先行し、䞭囜はハヌドりェアの量産で䞀歩先行しおいるずいう認識を瀺したした。そのうえで、日本にある匷みずしお挙げたのが「珟堎」です。

日本には人手䞍足によっおロボットが必芁ずされる珟堎が存圚しおいたす。ZEALSは、この珟堎こそがフィゞカルAIにずっお重芁なデヌタを生み出す堎所になるず考えおいたす。

LLMはむンタヌネット䞊に存圚する倧量のデヌタから孊習できたすが、ロボット基盀モデルの堎合、実際の珟堎で埗られるデヌタを掻甚しなければロボットを動かすこずができたせん。そこでZEALSは、珟堎デヌタを集めながら、同時に珟堎で圹立぀ロボットを届けるこずを目指しおいたす。

その具䜓的な補品ずしお玹介したのが、準囜産のコンパクトヒュヌマノむドロボット「D1」です。

D1の暪幅は48cmで、䞀般的なヒュヌマノむドよりもコンパクトであるこずを特城ずしおいたす。日本の屋内環境は狭い堎所が倚いずいう認識から、狭い珟堎でも小回りが利くサむズを狙ったず説明したした。

たた、D1は二足歩行型ではなく、台車型の移動機構を採甚しおいたす。これは二足歩行を吊定するものではなく、人がいる屋内で利甚する以䞊、転倒によっお人を傷぀けるリスクを避けるこずを重芖したためです。ZEALSは「絶察転ばない」ロボットを目指すずいう考えから、セミヒュヌマノむドずいう構成を遞択しおいたす。

䟡栌は500䞇円から。すでに販売を開始したした。この䟡栌を実珟する芁因ずしお、「準囜産」ずいう構成を挙げおいたす。日本の環境に合わせおれロから蚭蚈し、郚品は䞖界䞭から調達しお日本で組み立おおいたす。

これは囜産郚品を䜿いたくないからではなく、人手䞍足の珟堎がすでに存圚しおいるため、できるだけ早く、か぀リヌズナブルな䟡栌でロボットを届けるこずを優先したものです。将来的には、囜内ですべおを実珟する玔囜産ロボットを目指すずしおいたす。

ZEALSは今幎床の目暙ずしお、100台の量産ず1䞇時間の皌働を掲げおいたす。珟圚は量産䜓制に入っおおり、10月から最初のロットを玍品する予定だず説明したした。

同瀟は、フィゞカルAIずヒュヌマノむドの産業を䞀瀟だけで立ち䞊げるこずは難しいずの考えから、産業゚コシステムの構築にも取り組んでいたす。医療、リヌス、保険、デプロむに加え、盎近ではタむミヌずの連携によるデヌタ収集、スポットワヌカヌに関するデヌタ掻甚にも取り組んでいたす。

今回のAWSプログラムが始たった時点では、䞭囜補ロボットを茞入し、それを䜿っお゜フトりェアを開発しおいる段階でした。そこから45カ月ほどで、ヒュヌマノむドのハヌドりェアであるD1ず、自瀟AIモデル「Omakase Zen」の開発に進み、䞡者を統合できる䜓制を構築したした。

開発ではAWSの支揎を受け、米囜パロアルトのAWSオフィスにも赎き、珟地のフィゞカルAI゚ンゞニアずデヌタパむプラむンに぀いお議論しながら開発を進めたず説明したした。今埌も日本だけでなくグロヌバルの人材を掻甚しお、ロボットずフィゞカルAIの開発を進める方針です。

さらに、D1は発衚時点の前週に医療珟堎ぞ初投入されたず報告したした。名叀屋の掖枈䌚病院で35時間皌働させ、院内案内、軜量物品の配送、レクリ゚ヌションの進行、䞋膳補助などを実斜したした。

ZEALSは、こうした実際の人手䞍足の珟堎でD1を皌働させ、ロボットを珟堎に届けながらデヌタを蓄積しおいくこずを目指しおいたす。


4. ダむフク×JDSC――物流の「完党自動化」に向けAI゚ヌゞェントでロボットを制埡

株匏䌚瀟JDSCプリンシパル / Physical AI Scientist 鈎朚埳銬氏巊、株匏䌚瀟ダむフク ビゞネスむノベヌション本郚 先端技術郚 ヒュヌマノむド開発グルヌプ グルヌプ長 原田 玠氏右

番目はダむフクずJDSCが共同で取り組んだ成果を、䞻にJDSCの鈎朚埳銬氏が説明したした。

䞡瀟は2025幎に戊略的パヌトナヌシップを締結しおいたす。ダむフクは物流や生産珟堎などを支えるマテリアルハンドリング技術を持ち、JDSCは補造・物流などの基幹産業を䞭心に、AIを掻甚した瀟䌚課題の解決を構想から実装たで進めおいたす。䞡瀟はそれぞれの匷みを組み合わせ、物流・生産珟堎の倉革を目指しおいたす。

特に協業しおいるのが、革新的なマテリアルハンドリングシステムの開発です。ダむフクのマテリアルハンドリング技術ずJDSCのAI技術を組み合わせる取り組みの䞭で、フィゞカルAIを䞭栞的な先進技術の䞀぀ずしお䜍眮付けおいたす。

物流斜蚭では自動化が進んでいる堎合でも、入荷から出荷たでの各工皋に人による刀断や手䜜業が残っおいたす。たた、既存の蚭備には事前定矩ぞの䟝存ずいう課題がありたす。あらかじめ登録・キッティングされた物品しか扱えず、品目が倉わるず再蚭定が必芁になるためです。

䞡瀟が目指しおいるのは、こうした制玄を取り陀いた物流の完党自動化です。そのためには、ロボットや蚭備が人間のように状況を理解し、未知の物品や状況にも察応できる必芁があるず説明したした。

今回の取り組みでは、残存する人手工皋のうち、䞻にピッキングを察象ずしおいたす。

特城的なのが、人間による蚀葉の指瀺を起点ずしおAI゚ヌゞェントが自埋的にロボットを制埡する仕組みです。

䟋えば、人間が「棚Aの3段目に2぀補充しお」ず指瀺するず、AI゚ヌゞェントがその指瀺を受け取りたす。続いお補充察象の商品を認識し、棚のどこに補充するかを刀断したうえで、人間から䞎えられた指瀺をロボットが実行できる単䜍の動䜜ぞ分解したす。

その埌、ロボットを各ステップに埓っお動かし、各ステップが成功したのか、倱敗したのかに぀いおも自埋的に刀断しながら䜜業を進めたす。

ダむフクずJDSCによるフィゞカルAIアプロヌチ

この仕組みによっお、あらかじめ䜜業内容を现かく定矩しおおくのではなく、異なる指瀺や䜜業にも察応でき、人間の介圚を抑えた自埋的なマテリアルハンドリングを実珟するこずを狙っおいたす。

今回の開発では、AWSのSageMakerなどを利甚し、モデルの孊習からシミュレヌション環境での評䟡たでを4カ月で実斜したした。AWSの針原氏をはじめずするグロヌバルのフィゞカルAIチヌムや、NVIDIAずの協業を通じお、開発アプロヌチの怜蚎から実際の怜蚌たで共同で進めたず説明したした。

今回の怜蚌で特に重芁な成果ずしお瀺されたのが、97ずいう成功率です。怜蚌したアヌキテクチャヌでは、シミュレヌション環境においお、AIが孊習しおいない未知の商品や未知の仕分け先の組み合わせに察しおも97の成功率を達成したずしおいたす。

今埌は、さらに性胜を向䞊させるこずで、物流珟堎での立ち䞊げ期間の短瞮や、取り扱い品目の倉曎ぞの远埓が可胜になるこずを期埅しおいたす。今埌は実機での怜蚌を進め、補品化ず物流珟堎の完党自動化を目指したす。


5竹䞭工務店――建蚭珟堎のデヌタ䞍足をシミュレヌションずテレオペで補う

竹䞭工務店 ãƒ‡ã‚žã‚¿ãƒ«å®€ 田䞭健䞀郎氏

竹䞭工務店は、1610幎創業で、䞖界各地の建築プロゞェクトに玄8000人の埓業員が携わるれネコンです。今回のプログラムでは、建蚭業におけるフィゞカルAIの可胜性を怜蚌したした。

背景にあるのは、建蚭需芁が今埌も増加する䞀方、少子高霢化によっお技胜劎働者が枛少しおいくずいう問題です。発衚では、必芁な技胜劎働者数に察しお玄130䞇人が䞍足するこずが芋蟌たれおいるず説明したした。こうした状況から、建蚭珟堎でもロボットやフィゞカルAIの掻甚が必芁になるずしおいたす。

ただし、建蚭珟堎にロボットを持ち蟌み、そこで倧量のデヌタを収集するこずは容易ではありたせん。そこで竹䞭工務店は、AWS䞊にシミュレヌション環境ずデヌタ収集環境を構築し、段階的に怜蚌を進めたした。

取り組みは倧きく3段階に分けおいたす。最初は、オヌプンなデヌタセットやモデルを利甚し、ファむンチュヌニングによっお指瀺した動䜜をロボットが実行できるかを確認したした。

次に、より珟実に近いシミュレヌション環境ずデヌタ収集環境を構築したした。そしお最埌に、建蚭業特有のタスクずしお「壁をロヌラヌで塗る䜜業」をヒュヌマノむドに実行させるこずを詊みたした。

「壁をロヌラヌで塗る䜜業」をシミュレヌションで実斜

デヌタ収集のために構築したのが、CloudXRを䜿ったテレオペレヌション環境です。Apple Vision Proを䜿っお遠隔からロボットを操䜜し、デヌタを収集したす。同時にNVIDIA Isaac SimをAWS䞊に実装し、シミュレヌション環境ず倖郚からのデヌタ収集環境を統合したした。

建蚭䜜業の怜蚌では、壁塗りに䜿うロヌラヌのアセットデヌタを準備するずころから取り組みたした。MetaのSAMや3Dオブゞェクトを利甚しおロヌラヌのデヌタを䜜成し、遠隔デヌタ収集環境で操瞊者が玄1時間、ロヌラヌを動かすデヌタを取埗したした。

さらに、実際の䜜業所にも赎いおデヌタを収集し、Gaussian Splattingを利甚しお加工したうえでNVIDIA Isaac Simに取り蟌みたした。その環境でVLAをファむンチュヌニングし、壁にロヌラヌを圓おお塗る動䜜を実行させたした。結果ずしお、1015皋床の成功率で壁をロヌラヌで塗るタスクを実行できるこずを確認したした。

今回の取り組みによっお、デヌタ収集からファむンチュヌニング、怜蚌たでを぀なぐデヌタパむプラむンを構築できたこずを成果ずしお挙げたした。䞀方で、建蚭珟堎では安党䞊の理由からデヌタ収集が難しく、そもそもデヌタを倧量に取埗できないこずが課題ずしお残りたした。たた、モデルをファむンチュヌニングできおも、それを実際の䜜業所に持ち蟌んで怜蚌するこずにも難しさがありたす。

今埌は、ヒュヌマノむドやロボットぞの取り組みを加速するずずもに、生成AIの延長線䞊で、人間ず䌚話しながら䜜業するロボットの実珟にも取り組む方針です。オヌプンむノベヌションによる連携も進めおいくずしおいたす。


6Telexistence――1Bパラメヌタ芏暡のWAMで特定ロボット向けの性胜を怜蚌

Telexistence å…±åŒå‰µæ¥­è€… CTO äœé‡Žå…ƒçŽ€æ°

Telexistenceは、ヒュヌマノむドを含むロボットシステムを開発し、特にコンビニ゚ンスストアや小売業界向けにロボットモデルや゜リュヌションを提䟛しおいたす。

今回の研究では、VLAず䞊んで泚目されおいるWAMWorld Action Modelに焊点を圓おたした。Telexistenceは、䞖界がどのように動いおいくのかを動画生成モデルなどをベヌスに理解するWAMに可胜性を感じおおり、今回のプログラムでは特にこの領域を研究したした。

VLAず䞖界モデルWAM

WAMを実際のコンビニで動かそうずするず、蚈算量が倧きく、リアルタむムで動䜜させるこずが難しいずいう問題がありたす。そこで今回の研究では、非垞に軜量なWAMを䜜れば実際のロボットで動かせるのかを怜蚌したした。

具䜓的には、玄10億パラメヌタ、すなわち1Bパラメヌタ芏暡のモデルを䜿っおWAMの構造を構築したした。そしお、特定のコンビニ向けロボットやタスクに察象を絞った堎合、この芏暡のモデルでも十分な性胜を出せるのかを怜蚌したした。

この研究では、AmazonのFrontier AI & Roboticsチヌムが発衚した研究成果も掻甚しおいたす。

比范察象ずしお、VLAではπ0.5などのモデルが挙げられたした。Telexistenceが今回開発した小芏暡モデルに぀いお、コンビニでのタスクにおいお、埓来8割皋床の動䜜ができおいたモデルず同等皋床のパフォヌマンスが埗られるこずが分かったず説明したした。

䞀方、倧芏暡なデヌタを䜿っお事前孊習されたモデルず比范するず、Telexistenceが自瀟で集めたデヌタだけで孊習したモデルの実機での性胜は、それほど高くありたせんでした。この結果から、倧芏暡デヌタの重芁性は確認できたずしおいたす。

ただし、モデルの芏暡が小さくおも、アヌキテクチャヌや゚ンボディメント、察象タスクなどを重点的にチュヌニングするこずで、かなり性胜を匕き出せるこずが分かりたした。

Telexistenceは、今埌VLAずWAMのどちらがフィゞカルAIの䞭心になるのか、あるいは別のAIモデルが登堎するのかは「オヌプンク゚スチョン」だずしおいたす。その䞀方で、コンビニずいう実際の珟堎にロボットを持ち蟌んでいるこずを匷みずしお、珟堎で埗られた知芋をモデル開発に生かしおいく考えです。

今回のAWSプログラムでは、基盀モデルの孊習、シミュレヌション、実機ぞのロヌルアりトたでを䞀気通貫で実斜できたこずも成果ずしお挙げたした。特に、倧芏暡なH200だけに頌るのではなく、シミュレヌションでは比范的小さなGPUを利甚し、耇数モデルを䞊列評䟡しお性胜の良いモデルを実機で怜蚌するこずで、開発サむクルを短瞮できたず説明したした。


7野村総合研究所――実機、シミュレヌション、人間のデヌタを䜿い分けおロボットを動かす

野村総合研究所NRIむノベヌションセンタヌ ゜リュヌション掚進郚 å±±å·ãŸã©ã‹æ°

野村総合研究所NRIは、システム開発やDX、AIトランスフォヌメヌションを䞻な事業ずし、ロボット専業䌁業ではありたせん。今回のプログラムでは、ロボットにおける゜フトりェアの比重が高たっおいるこずを背景に、ロボット分野ぞの取り組みを進めたず野村総研の山川氏は玹介したした。

同瀟は以前からロボットの研究開発を行っおおり、成田空枯のポップアップストアでは、旅行客に土産物を販売するロボットを実蚌したした。VLMを䜿い、自然蚀語で「お茶取っお」ず指瀺するず耇数の商品から察象を遞んで取るシステムや、圢状や配眮が異なる物品から掎みやすい堎所を刀断しお取り出すシステムなどを開発しおいたす。

野村総研によるロボティクスぞの取り組み

今回のプログラムでは、3぀のアプロヌチを詊したした。1぀目は実機ロボットを動かしおデヌタを収集する方法、2぀目はシミュレヌションを利甚しおデヌタを取埗する方法、3぀目はロボットではなく人間の動䜜デヌタを利甚しおロボットを動かす方法です。

今回の぀のアプロヌチ

実機に぀いおは、VLAを利甚しおペットボトルを取るこずに成功したした。今埌は、埓来のロボット技術では難しい双腕による䜜業や、柔らかい物䜓を扱う䜜業にも取り組んでいたす。

シミュレヌションに぀いおは、実䞖界ずシミュレヌション䞖界の画像の違いが問題になりたす。そこで、実環境を撮圱し、䞉次元再構成によっおシミュレヌション環境を構築したした。その環境で蚓緎したモデルを実機に移したずころ、実䞖界でも動䜜するこずを確認したした。

3぀目は人間のデヌタです。人間の頭郚や手銖にカメラを装着し、ペットボトルを片付ける䜜業などを蚘録したした。そのデヌタをロボットのモデルに入力しお、ロボットで動䜜させるこずを詊みおいたす。発衚時点では完党に動䜜するずころたでは到達しおいたせんでしたが、「なんずなく動きそう」ずいうずころたで確認できたずしおいたす。最終的には、ロボット自身から倧量のデヌタを収集しなくおもロボットを動かせる䞖界を目指したす。

フィゞカルAI開発におけるAWSリ゜ヌスの掻甚

AWSに぀いおは、ロボットのデヌタは容量が倧きいため、S3をストレヌゞずしお利甚できるこずが有甚だったず説明したした。たた、SageMakerも機械孊習環境ずしお掻甚しおいたす。AWSが開催した勉匷䌚によっお最新情報をキャッチアップできたこずも支揎の成果ずしお挙げたした。


8Highlanders――ロボット量産をデヌタパむプラむン構築に぀なげる

Highlanders CEO 増岡宏哉 氏

Highlandersは東京倧孊発の創業3幎の䌁業で、2030代を䞭心ずする研究者・開発者玄50人で開発を進めおいたす。ハヌドりェア、゜フトりェア、フィゞカルAI、ずりわけ基盀モデルたでを䞀気通貫で自瀟開発しおいるこずを特城ずしおいたす。

同瀟は囜産の四足歩行型ロボットを開発しおおり、ロボットアヌムを搭茉しお灜害珟堎などでの調査や埩旧、センサヌ蚭眮などに利甚するこずを想定しおいたす。

さらに、囜産ヒュヌマノむドロボットも開発しおいたす。人間ず同じ自由床を持ち、党身31自由床に加えお5本指のハンドを備えおいたす。このヒュヌマノむドに぀いおは、䞉菱自動車工業ず連携しお量産開発を進めおおり、2027幎4月頃の量産出荷を目指しおいたす。

ただし、同瀟は「ロボットの䌚瀟」ず芋られるこずが倚いものの、本質的に取り組みたいのはAIの開発だず説明したした。

独自の基盀モデル「Keplerケプラヌ」を開発しおおり、ヒュヌマノむド向けAIずしお100億パラメヌタ芏暡のWorld Action Modelを構築しおいたす。アヌキテクチャヌは2段構成で、䜎呚期で䞖界の次の時刻を予枬しながら行動生成・蚈画を行う郚分ず、比范的高速な呚期で党身制埡を行う郚分に分かれおいたす。

Highlandersが特に重芖しおいるのがデヌタです。フィゞカルAIには䞖界的にデヌタが䞍足しおいるず説明したした。

HighlandersによるフィゞカルAI開発パむプラむン

画像認識AIでは、むンタヌネット䞊から画像を収集しおアノテヌションする方法がありたした。しかしフィゞカルAIでは、物䜓を掎んだずきの感觊、地面を螏んだずきに膝にかかる力、IMUなどから埗られる䜓性感芚情報など、物理䞖界に関するデヌタが必芁になりたす。こうしたデヌタは珟状十分に蓄積されおいたせん。

たた、単にセンサヌを䞊べればよいわけでもありたせん。倧量のロボットを䞊べおデヌタを収集する堎合、それぞれのロボットで取埗されるデヌタの統蚈的性質が揃っおいる必芁がありたす。さらに、24時間連続皌働させた堎合でも、最初の1時間ず最埌の1時間で同じ特性のデヌタが取れるこずが重芁だず説明したした。

そのため同瀟は、ロボットの量産から実機によるデヌタ取埗たで、すべおのレむダヌを自瀟で手掛ける䞀気通貫のシステムを構築しようずしおいたす。今回のプログラムではAWSずのディスカッションを通じお、そのデヌタパむプラむンの構築を進めたした。

目指しおいるのは、䞖界䞭に展開したロボットが日々デヌタを収集し、そのデヌタを再びAI開発に利甚する仕組みです。量産品質のロボットによっおデヌタのばら぀きを抑え、高品質なデヌタを倧量に取埗するこずで、「䞖界䞀のフィゞカルAIデヌタパむプラむン」を構築したいずしおいたす。

最終的な䌚瀟の目暙ずしおは、人間を超える知胜、すなわち「スヌパヌむンテリゞェンス」の実珟を掲げおいたす。そのために、人間䞀人が人生で経隓できる量をはるかに超えるデヌタでAIを蚓緎するこずを目指しおいたす。


9FastLabel――シミュレヌションで90゚ピ゜ヌドを1䞇゚ピ゜ヌドぞ拡匵

FastLabel ロボティクスAI事業本郚 å…ˆç«¯AI基盀技術開発グルヌプ 海野公兞氏

FastLabelは、フィゞカルAI領域でデヌタ収集支揎やアノテヌション代行サヌビスを提䟛しおいる䌁業です。今回の発衚ではデヌタ拡匵や自動アノテヌション技術を担圓する機械孊習゚ンゞニアの海野氏が説明したした。

フィゞカルAIでも、孊習デヌタ量の増加に䌎っおモデル性胜が向䞊する「スケヌリング則」が提唱されおおり、孊習デヌタを確保するこずが重芁になっおいたす。しかし、ロボットのデヌタは十分に公開されおおらず、いかにデヌタをスケヌルさせるかが課題です。

FastLabelは、この問題に察しおシミュレヌションデヌタパむプラむンを構築したした。

たずテレオペレヌションによっおロボットの軌道デヌタを䜜成し、その埌、軌道デヌタを拡匵したす。さらにドメむンランダム化を行い、最埌に実機デヌタず組み合わせた混合デヌタセットを䜜りたす。AWSからはシミュレヌション技術ず蚈算リ゜ヌスの支揎を受けたした。

テレオペレヌション甚のシミュレヌション環境には囜産ロボットのURDFを䜿甚したした。実機ず同等の動䜜を再珟するため、ロボットのパラメヌタや摩擊などを調敎し、安定したデヌタを収集できる環境を構築しおいたす。

その埌、MimicGenを利甚しおデヌタを拡匵したした。MimicGenは、ロボットの軌道デヌタを未知のシヌンにおける物䜓配眮などに察応するデヌタぞ自動的に倉換する技術です。これを䞊列実行するこずで、90゚ピ゜ヌドの元デヌタから玄100倍ずなる1䞇゚ピ゜ヌドたでデヌタを拡匵したした。

さらに、未知の環境ぞの察応力を高めるため、テヌブルや背景の色、照明条件などをランダム化するドメむンランダム化を実斜したした。そのデヌタず実機から取埗したデヌタを混合し、孊習甚デヌタセットを構築したした。

Fastlabelによるシミュレヌションデヌタパむプラむン

この混合デヌタセットの有効性を怜蚌するため、実デヌタだけで孊習した堎合ず、シミュレヌションデヌタを加えた堎合を比范したした。その結果、シミュレヌションデヌタを远加するずタスク成功率が平均14.2向䞊したした。

たた、未知環境でのサブタスク達成率も向䞊し、シミュレヌションデヌタを加えるこずで未知環境ぞの汎化性胜が向䞊するこずを確認したした。

混合デヌタセットによりモデルの性胜が改善した

さらに、タスク成功率ずデヌタ収集・デヌタセット構築費甚を比范した結果、シミュレヌションデヌタを倚く利甚したデヌタセットでは、䜎コストで高い性胜のモデルを構築できるこずが分かったず説明したした。

今埌は、実機デヌタだけでなくシミュレヌションデヌタを掻甚し、フィゞカルAI開発を進めおいく方針です。


10豆蔵――VLAずルヌルベヌスを組み合わせお産業甚途ぞ

株匏䌚瀟豆蔵 ãƒ•ィゞカルAI事業本郚 AIロボティクス事業郚 AIロボティクス技術郚 䞻幹コンサルタント 倧囜埁叞氏

豆蔵は新宿に本瀟を眮き、玄900人の埓業員を抱える䌁業です。もずもずはITコンサルティング䌁業ですが、玄13幎前からロボット事業に取り組んでいたす。゜フトりェアだけでなく、メカ、゚レキ、AIたで含めたフルスタックのケむパビリティを持ち、産業利甚を重芖した応甚研究を進めおいたす。

今回のプログラムでは、板金工堎を察象に、板金郚品のピッキングず敎列をヒュヌマノむドロボットで実珟する取り組みを進めたした。これたで䞊半身にはVLAを適甚しおいたしたが、䞋半身の盎接制埡に぀いおは十分に取り組めおいなかったため、今回、䞊半身ず䞋半身を含む党身制埡を察象ずしたした。

䞊半身に぀いおは、テレオペレヌション環境を構築し、板金郚品の敎列デヌタを359゚ピ゜ヌド収集したした。そのデヌタをEC2䞊のGR00Tモデルにファむンチュヌニングし、板金郚品をピッキングしお敎列する動䜜を実珟したした。

ただし、芖芚情報だけでは、板金郚品を取り䞊げる際に郚品同士が干枉したり、郚品ずロボットが衝突したりしおロボットが停止する問題が発生したした。これに぀いおは、力制埡を䜵甚し、コンプラむアンス制埡を加えるこずで察応したした。

バラ積みピッキングに぀いおは、VLAだけでは難しいこずが分かりたした。そこで、ピッキングはルヌルベヌス、Placing、぀たり配眮動䜜はVLAずいうハむブリッド構成を採甚したした。その結果、85の成功率を達成しおいたす。

この結果から、産業甚途ではすべおをVLAだけで解決しようずするのではなく、ルヌルベヌスずVLAを盞互に補完させる構成が珟実的だずしおいたす。

豆蔵による今回の成果のたずめ

䞋半身に぀いおは、EC2䞊のIsaac Labで匷化孊習を行い、しゃがむ動䜜を獲埗したした。察象ずしおいる板金郚品をしゃがんで取り䞊げるための動䜜です。Unitree G1の暙準ポリシヌではしゃがむ動䜜ができなかったため、独自にポリシヌを構築したした。

これらを統合し、しゃがんで板金郚品を取り䞊げ、その埌敎列するずいう䞀連のアプリケヌションたで実珟したした。

特に泚目されるのが、党身制埡に必芁なデヌタ量を削枛した点です。G1は玄43関節を持ち、党身制埡には玄2000゚ピ゜ヌドのデヌタが必芁ずされる䞀方、今回の補品では䜜業に必芁な10関節に制限するこずで、玄43゚ピ゜ヌドのデヌタから党身制埡を実珟したした。

䞀方、産業利甚に向けた課題ずしお、孊習環境ず掚論環境を䞀臎させるこずの難しさを挙げたした。開発むンフラず実際の珟堎環境をできるだけ統䞀する必芁がありたす。

たた、オクルヌゞョンによっお察象物を芋倱うず、ロボットが暎走する可胜性がありたす。そのため、芖芚情報だけに䟝存するのではなく、安定皌働のためのガヌドレヌルが必芁だずしおいたす。

VLAが適するのは、芖芚情報をもずにフィヌドバックする䜜業や、倚少の倱敗が蚱容され、リトラむ可胜な䜜業です。産業甚途では、VLA、ルヌルベヌスなどを䜜業内容に応じお䜿い分けるこずが重芁だず説明したした。

VLAモデルの課題ず産業利甚

11MW――倩井を䜿うガントリヌ型ロボットで家事の自動化を目指す

株匏䌚瀟MW Head of AI/Robotics æµ…谷孊嗣氏

MWムりからはHead of AI/Roboticsの浅谷氏が登壇したした。同瀟はハりスメヌカヌずしお䜏宅を手掛けおおり、テクノロゞヌによっお新しい生掻を実珟するこずを目指しおいたす。

ロボット開発に取り組む理由ずしお挙げたのが「家事からの解攟」です。スマヌトホヌムによっお家電などの自動化は進んでいるものの、掗濯や食噚掗いなど、物理的な䜜業を䌎う家事は残っおいたす。これらも新しいテクノロゞヌによっお自動化したいずしおいたす。

同瀟が開発しおいるのが「MW bot」です。特城は、台車型でもヒュヌマノむドでもなく、倩井から吊り䞋げる「ガントリヌ型」であるこずです。

「MW bot」

日本の䜏宅は狭いため、限られた空間でロボットを動かす䞀぀の方法ずしお、デッドスペヌスである倩井を利甚したす。床を走行する必芁がないため、転倒しないこずも安党䞊の利点ずしお挙げたした。

MW botは、普段は折り畳たれお倩井偎に収玍され、必芁なずきだけ展開しお䜜業したす。䜜業が終われば再び収玍される構成です。高玚䜏宅ぞの導入も想定し、普段からロボットが露出しお圧迫感を䞎えるのではなく、必芁なずきだけ珟れるこずを重芖しおいたす。

珟圚はプロトタむプの筐䜓ができおおり、AI開発を進めおいたす。お台堎などにPOC環境やデヌタセンタヌ、デヌタファクトリヌを構築し、孊習甚デヌタを収集しおいたす。

MWのデヌタファクトリヌ

デヌタ収集では、AIセントリックな方法やUMI、ALOHAなどではなく、ダむレクトティヌチングに近い圢でデヌタを収集しおいたす。玄50台のデヌタ収集マシンを䜿い、集めたデヌタをAWSのS3に保存し、孊習したモデルをMW botぞデプロむするサむクルを構築しおいたす。

実機に぀いおは、9月10日に豊掲でデモンストレヌションを予定しおいるず説明したした。

今埌は倧量のデヌタを収集し、最終的には玄2.5PBのデヌタを孊習に利甚する蚈画です。10幎埌にはすべおの家事の自動化を目暙ずしお掲げおいたす。


12メルカリ――靎の怜品に力芚・觊芚ずVLAを組み合わせる

株匏䌚瀟メルカリ ç ”究開発組織R4D 所長 å°å €èš“æˆæ°

メルカリは囜内C2Cフリマアプリを䞭心に事業を展開しおおり、発衚では月間ナヌザヌ2400䞇人、GMV1.2兆円、环蚈出品数50億個超ずいう芏暡です。メルペむ、メルカヌド、暗号資産、メルカリShopsなどにも事業を広げおいたす。

特に近幎は越境取匕が拡倧しおおり、過去4幎間でGMVが19倍ずなり、222億円たで成長したずしおいたす。海倖120カ囜のパヌトナヌに商品が届いおおり、アニメ、コミック、ゲヌム、゚ンタヌテむンメントなど、日本のカルチャヌ関連商品が成長を牜匕しおいたす。

2025幎には「メルカリのグロヌバル賌入」を開始し、台湟・銙枯から展開を始めたした。2028幎たでに50カ囜からメルカリの商品を賌入できるようにする蚈画です。

珟圚は人が人手で行っおいる怜品䜜業の自動化を目指す

越境取匕では、海倖に商品を発送する前の怜品が必芁になりたす。メルカリは倉庫を保有しおおり、開梱、怜品、鑑定、仕向け地ごずの梱包などを人手で行っおいたす。今埌、こうした䜜業を順次ロボットに眮き換えおいきたいずしおいたす。

今回のプログラムでは、特に怜品䜜業の自動化を察象ずしたした。ワヌカヌが商品を手に取っお写真を撮圱し、出品情報ず䞀臎しおいるか確認する䜜業のうち、商品の写真を撮るずいうフィゞカルな郚分に焊点を圓おおいたす。

出品・怜品向けのVLAモデル開発を目指す

VLAに぀いおは3぀の課題を挙げたした。珟圚のVLAは芖芚センサヌから埗られる映像に䟝存しおいるため、手先の力加枛や觊芚が䞍足しおいたす。そのため、扱う商品を傷぀ける可胜性がありたす。

たた、孊習時ずは異なる芖点から察象を芋るず動䜜が難しくなる「芖点䟝存」の問題もありたす。さらに、AIの孊習デヌタをいかに効率よく収集するかずいう課題もありたす。メルカリでは自瀟倉庫を実蚌環境ずしお、これらの問題に取り組みたした。

今回の察象は靎です。箱を開け、靎を取り出し、写真を撮るずいう䞀連の「ロングホラむズンタスク」を察象にしたした。

3぀の技術を導入しおいたす。1぀目は、力芚・觊芚センサヌを新しいモダリティずしおAIに入力するこずです。2぀目は、UMIUniversal Manipulation Interfaceを䜿っおデヌタ収集を簡易化するこずです。3぀目は、孊習時の芖点ず実際の掚論時の芖点の違いを、AIによる合成画像によっお補う方法です。

実機では、箱から靎を取り出しお撮圱し、再び戻す䜜業を実行したした。発衚時の動画は2倍速で、実際には1回の䜜業に玄1分半から2分かかりたす。

FastLabelの協力も埗ながら110時間分のデヌタを収集し、モデルは60時間かけお孊習したした。その結果、箱から商品を取り出しお写真を撮る䜜業をロボットで自動化できるこずを確認したした。

事業蚈画ずしおは、2028幎を目暙に自瀟倉庫の20を自動化し、幎間玄2億円のコスト削枛を目指しおいたす。


13リコヌ――異なるロボットに共通の行動衚珟を持たせるLAM

株匏䌚瀟リコヌ é–‹ç™ºéƒšé–€ 鈎朚 剛氏

リコヌは珟圚、珟堎ドキュメントのAI化をAI事業の䞀぀の重点領域ずしおおり、RAGを䜿っお蚭蚈曞などの業務ドキュメントをAIが掻甚できる圢にする取り組みを進めおいたす。

その先の段階ずしお、単に業務ドキュメントを理解するだけではなく、業務の䞭で自分がどのタスクを実行しおいるのかたで理解し、実際の䜜業に぀なげるAIが必芁になるず考えおいたす。さらにその先に、ヒュヌマノむドの珟堎展開を䜍眮付け、ヒュヌマノむド向けモデルの開発を進めおいたす。

リコヌによるAWS掻甚

今回取り組んだ課題は倧きく2぀です。1぀はフィゞカルAIにおけるデヌタ䞍足、もう1぀は耇数皮類のロボットに察しお、それぞれ別々のモデルを開発するこずのコストです。

リコヌは、異なる環境で動く耇数のロボット、すなわちマルチデプロむメント、マルチ゚ンボディメントを実珟するずずもに、耇数のロボットから収集したデヌタを䞀぀の行動衚珟の孊習に利甚するこずを目指しおいたす。

そのために導入したのが「Latent Action ModelLAM、朜圚行動モデル」です。ロボットの皮類が違っおも共通しお利甚できる行動の衚珟を内郚に持たせるこずで、異なるロボットから埗られるデヌタを共通の衚珟孊習に利甚しようずしおいたす。

LAMの孊習にはAmazon EC2のP5むンスタンスを利甚したした。AWSからは環境構築や孊習に぀いお支揎を受けたず説明したした。

孊習では、LAMのステヌゞ1、ステヌゞ2を経お、そのモデルを利甚しおさらにVLAを孊習するずいうカリキュラムを構成したした。カリキュラムの蚭蚈そのものを、フィゞカルAIの生産技術ずしお重芁な郚分ず䜍眮付けおいたす。

評䟡では、自瀟郚品のピックアンドプレヌスを題材に、3皮類の異なるハヌドりェア構成をシミュレヌション環境で怜蚌したした。たた、AWS Summitでも玹介した自瀟ロボットによるピックアンドプレヌスに぀いおも実機評䟡を行いたした。

結果ずしお、LAMを組み蟌んだ構成では、すべおのハヌドりェア構成でLAMなしより高い粟床を達成したした。

さらに、同じ粟床を実珟するために必芁なモデルサむズを比范したずころ、LAMを利甚するこずで玄3分の1皋床のモデルでも同等氎準の粟床を達成できたした。モデルを小型化できれば゚ッゞぞの搭茉が容易になり、孊習に必芁なデヌタ量の削枛にも぀ながるため、リコヌはこの点をLAM導入の理由の䞀぀ずしおいたす。

今回の取り組みのたずめ。「Latent Action Model」の採甚は有効だったずのこず

今埌は、今回の成果を利甚し、AWSのクラりド環境ず実機偎の珟物合わせ・珟地合わせを぀なぐパむプラむンを構築しおいく方針です。


AWSゞャパンによる総括 フィゞカルAIに必芁なのは「スピヌド、珟堎の力、クラりド」

AWSゞャパン プリンシパル スタヌトアップ ゜リュヌションアヌキテクト 針原䜳貎氏

最埌に、今回の「フィゞカルAI開発支揎プログラム」の䌁画・立ち䞊げ・運営を担圓したAWSゞャパンのプリンシパル スタヌトアップ ゜リュヌションアヌキテクト 針原䜳貎氏が総括したした。

今回のプログラムでは、13プロゞェクト、14瀟が成果を発衚したした。針原氏によれば、AWSゞャパンでは2023幎初頭から、日本の基盀モデル開発を支揎するプログラムの必芁性をスタヌトアップずの察話の䞭で感じおいたずのこず。

そこで必芁な支揎ずしお、技術、巚倧な蚈算リ゜ヌスを利甚する際の最適化など耇数の柱を想定し、2023幎7月から日本の囜産LLM開発を支揎。その埌、基盀モデルや生成AIの利掻甚、グロヌバルプログラムぞの日本䌁業の採択などぞ支揎を広げ、その流れからフィゞカルAIに぀いおも同様のプログラムを立ち䞊げたした。

フィゞカルAIに぀いお顧客ずの察話を重ねた結果、AWSが提䟛すべき支揎ずしお「技術」「コスト最適化支揎」「コミュニティ支揎」「Go-To-MarketGTM支揎」の4぀を挙げたした。

そしお、Amazonでいう「Working Backwards」の考え方、぀たり「顧客の声から逆算しお必芁なものを提䟛する」ずいう考え方でプログラムを蚭蚈したず説明したした。

今回のプログラムを通じおAWSが感じたフィゞカルAIに䞍可欠な芁玠ずしお針原氏が挙げたのが、「スピヌド、珟堎の力、クラりド」の3぀です。

たずスピヌドに぀いおは、1月にプログラムを発衚し、3月に開発を開始しおから玄半幎の間に、ハヌドりェアを開発したスタヌトアップもあり、各瀟がモデル開発やデヌタパむプラむン構築を進めたこずを挙げたした。特に、そのスピヌドをスタヌトアップが牜匕したず評䟡しおいたす。

次が珟堎の力です。ロボットやフィゞカルAIは、既存のハヌドりェアやモデルを持っおくるだけでは十分ではなく、実際に䜿われる珟堎ぞ適甚する必芁がありたす。今回のプログラムには、スタヌトアップだけでなく、400幎以䞊の歎史を持぀竹䞭工務店のような゚ンタヌプラむズも参加したした。

珟堎には、それぞれ固有の運甚やデヌタがあり、日本独自のルヌルや基準もありたす。こうした条件に適合するロボットや゜フトりェアを䜜るうえで、「珟堎の力」が今埌のフィゞカルAI掻甚に必芁になるず説明したした。

3぀目がクラりドです。ロボットのハヌドりェアを䜜り、それを動かすモデルを䜜るには、倧量のGPUなど巚倧な蚈算リ゜ヌスが必芁になりたす。さらに、モデルの孊習には倧量のデヌタが必芁であり、そのデヌタを保存するS3や、前凊理のためのコンピュヌト環境なども必芁になりたす。

こうした芁玠を考えるず、フィゞカルAI開発を珟実的に進めるにはクラりドが必芁だず、今回のプログラムを通じおAWS自身も改めお認識したずしおいたす。

今回の成果は、モデル単䜓の性胜怜蚌にずどたらず、デヌタ収集、シミュレヌション、孊習、評䟡、実機ぞのデプロむ、珟堎での運甚たでをどう぀なぐかずいう、フィゞカルAIの開発基盀そのものに取り組む段階ぞ各瀟が進み぀぀あるこずを瀺す内容ずなりたした。

関係者蚘念撮圱
ロボット実挔展瀺も行われたした


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