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【会計・ファイナンス入門】第3回:決算ハイライトの増収(売上高増加)は意味のない情報である

「増収らしいけど、不安。投資しても大丈夫だろうか?」

取引先・投資先の決算を見て、そう感じたことはありませんか?

「会計」や「ファイナンス」を細かい論点まで理解しようとすると難しいかもしれません。でも、ビジネスパーソンに必要な知識は、それほど深いものでなくて十分です。
ここではファイナンス入門として「会計」や「ファイナンス」を大雑把に、簡単に解説します。短い内容にしているので、興味があればご覧ください。

今回の解説は「増収(売上高増加)は意味のない情報である」です。


・増収(売上高増加)は意味のない情報である

企業の決算があると「A社の売上高は前年同期比+10%!」のようなニュースが出ます。
このニュースが何をアピールしたいのかわかりません。売上高はあまり意味のない数値だからです。下表を見てください。

【A社のX1期とX2期の損益計算書】

A社の売上高はX1期の1,000から1,100に+10%(100÷1,000)増加しました。しかし、原価率が上昇し、販管費が増加し、営業利益は前年比-40%です。

円安や人手不足により原材料費、人件費、経費が上がっている中小企業はこのような状況でしょう。インフレを売上に完全に転嫁できないから、利益率が下がります。

「A社の売上高は前年度比+10%!」は意味がありますか?

利益率が落ちているのに、増収をアピールしても意味がありませんよね。
増収(売上高増加)は役に立たない情報です。

・売上高で企業規模を比較してはいけない

同様に、企業規模を売上高で比較するものおかしな話です。業種によって利益率が違うからです。下表を見てください。

【A社とB社の損益計算書】

A社の売上高はB社の2倍です。しかし、A社の営業利益はB社の50%です。
A社とB社の売上高と営業利益が逆転するのは、利益率が違うからです。

A社とB社のどちらが儲かっているか?

B社ですよね。
業種によって利益率は違うので、売上高で企業規模を比較してはいけません。

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ということで、今回は「増収(売上高増加)は意味のない情報である」を解説しました。
それではまた!


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