䞻食を増やせば倪れるのか 炭氎化物抜きダむ゚ットの本質

「炭氎化物抜きダむ゚ット」ずいう蚀葉をよく耳にする。䞻食を控えるこずで䜓重を萜ずす、ずいうむメヌゞが広く浞透しおいるが、そもそもこの「炭氎化物」ずは䜕を指しおいるのだろうか。ひずくちに炭氎化物ずいっおも、その䞭身は倧きく異なる。ここを敎理しおみるず、ダむ゚ットの本質が芋えおくる。

炭氎化物食品は、倧きく二皮類に分けられる。癜米・そば・うどん・パスタ・オヌトミヌルずいった「䞻食系」ず、菓子パン・ドヌナツ・ケヌキずいった「スむヌツ系」だ。䞀芋どちらも「炭氎化物」でひずくくりにされるが、その性質はたるで違う。

䞻食系は、調理の際に氎を倧量に吞収する。炊いた癜米の半分以䞊は氎分であり、茹でたうどんやパスタも同様だ。このため、満腹感の割にカロリヌは䜎い。癜米炊いたものは100gあたり玄168kcal、うどんゆでは玄105kcalにすぎない。䞀方、スむヌツ系はどうか。ドヌナツは100gあたり玄380kcal、ショヌトケヌキは玄320kcalにのがる。氎分の代わりに糖分ず脂肪分がたっぷり詰たっおいるからだ。しかもGI倀血糖倀の䞊昇しやすさを瀺す指暙を芋おも、菓子パンや食パンは80〜90前埌ず非垞に高く、血糖倀を急䞊昇させおむンスリンの倧量分泌を促し、脂肪ずしお蓄積されやすい。

ここで「倪りたい人は䞻食をたくさん食べれば倪れるか」ず考えおみる。

答えは「非効率」の䞀蚀に尜きる。氎分を倚く含む䞻食は、倧量に食べおも満腹になりやすく、そのわりにカロリヌは皌げない。倪りたいならスむヌツ系の方がはるかに効率的だ。しかしそれは同時に、健康リスク──肥満、血糖倀の乱れ、脂質異垞──を䞀緒に匕き受けるこずになる。「倪れる」ず「健康的に䜓重を増やせる」は、党く別の話なのだ。

では、ダむ゚ットの話に戻ろう。「炭氎化物抜きダむ゚ット」の本質は䜕か。それは突き詰めれば「甘いものを控えたしょう」、すなわちスむヌツ系の糖質制限である。カロリヌ密床もGI倀も高いスむヌツ系こそが、䜓重増加の䞻犯栌なのだから。

では䞻食はどうすべきか。むしろ枛らさない方がよい、ずいうのが合理的な結論だ。䞻食を枛らすず満腹感が埗られず、おかず脂肪分の倚い料理を食べすぎおしたうリスクが生じる。もちろん、䞻食であっおも食べすぎれば総カロリヌは増える。「茶碗に䜕杯でも」ずいう話ではなく、適量を前提ずしたうえで、わざわざ枛らす必芁はない、ずいうこずだ。䞻食は適切に摂取しながら、スむヌツ・菓子パン類を控える。これが、シンプルか぀効果的な食事管理の姿ではないだろうか。

この結論に察しおは、いく぀かの反論も想定される。䞀぀は「䜎糖質食はケトヌシスを匕き起こし、代謝レベルで脂肪燃焌を促すのだから、䞻食の糖質も問題だ」ずいう䞻匵だ。確かにケトヌシスの理屈は正しい。しかしそれを維持するには、1日の糖質摂取量を50g以䞋に抑えるほどの厳栌な制限が必芁であり、䞀般的な「炭氎化物抜きダむ゚ット」のレベルでは実珟しない。倚くの人が実践する緩やかな糖質制限においお、この議論はあたり珟実的ではない。
ご飯100gで糖質は37g。ご飯以倖にも野菜、果物などなどいろんなものに糖質は含たれおいるので、䞀日糖質50g以䞋ずいうのは通垞の食生掻ではありえない

もう䞀぀の反論は、「GI倀だけで食品の善悪は語れない」ずいうものだ。実際、食物繊維やタンパク質、脂質ず䞀緒に食べるず血糖倀の䞊昇は穏やかになり、GI倀単䜓の数字ほど圱響は倧きくない。これは正圓な指摘だ。ただし、だからずいっおスむヌツ系が䞻食系より「血糖倀に優しい」こずにはならない。そもそもGI倀の緩和効果は、珟実の食べ方を芋るず䞻食系にこそ圓おはたり、スむヌツ系には圓おはたりにくい。ケヌキずサラダを䞀緒に食べるケヌスはほが無いからである。

さらに、「アルコヌル倚飲や揚げ物過倚など、スむヌツを食べなくおも倪る人はいる」ずいう反論もある。これは事実だ。肥満の原因は䞀様ではなく、生掻習慣の倚様性を無芖すべきではない。ただ、この゚ッセむの䞻匵は「スむヌツだけが肥満の原因だ」ではなく、「炭氎化物抜きダむ゚ットの暙的ずしお、䞻食よりスむヌツ系を優先すべきだ」ずいう比范の話である。個別の䟋倖が存圚するこずは、この比范優䜍の結論を芆すものではない。

「炭氎化物抜きダむ゚ット」ずいう蚀葉は、䞻食を悪者にしおしたうミスリヌディングな偎面がある。問題の本質はスむヌツや加工食品における「糖質脂質の組み合わせ」であっお、癜米や蕎麊ではない。蚀葉のむメヌゞに惑わされず、食品の䞭身をきちんず芋るこずである。

結論ずしお、䞻食を増やしおも増量効果は䜎い、ずいうこずである。

さらに、玄米やオヌトミヌルなど食物繊維の倚い䞻食系は、たすたす食べおも倪りにくい。

GI倀は癜米が73前埌なのに察し、玄米は玄55、オヌトミヌルは玄55〜60ず明確に䜎い。
糖質の吞収を物理的に遅らせる。
よく噛むこずで満腹䞭枢が刺激され、食べすぎを抑える。
消化に時間がかかるこずで血糖倀の䞊昇が緩やか。
消化吞収のプロセス自䜓に゚ネルギヌを䜿う食事誘発性熱産生。

玄米やオヌトミヌルは、倪るよりむしろ、食べるこず自䜓がダむ゚ットずいう食品である。


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