昭和の山荘 『暑熱実践』
昨日から関東は、涼しくなった。
一昨日までの猛暑の名残でエアコンを付けていたら、外気温が低めなので温度差がなく、返って効きが悪い。
今日は更に湿度も下がっているので、エアコンやめて朝から窓全開にしてみた。
室内29℃でも北東の風も吹き込むし、身体の負担も少ないし、いい感じだ。
子供の頃の夏ってこの位の感じだったように思う。
そう、夏は暑さに耐えるものではなく、もう少しウキウキできたはず。
さて、前回の記事では、断熱されていない屋根で、吹き抜け構造の昭和の山荘の耐え難い暑さについて語った。
先週末も同じような猛暑日だったので、とりあえずお金をかけずにできることを実戦してみることにした。
まずは、扇風機の位置。

とにかく熱い空気が溜まってしまう吹き抜け部分の2階から昭和の扇風機を最大にブンブン回してみた。
前回は2階の窓を開けて熱気を外に向かって出そうと試みた。
しかし、外の気温と差がなく効果がなかったので、今回は逆に朝から雨戸も閉めておいた。
シーリングファンを付けたいところだが、イサムノグチ照明がいくつもあり、この中にシーリングファンを混ぜて置くのは、意匠上問題がある。
結果、わりと効果あり。
先週のような耐えられない2階の暑さは少し和らいだ。
続いて、試しに屋根に水をかけてみた。
なんともアナログすぎて、笑える。
担当したパートナーによると、やはり屋根は熱くなっていて、直ぐに乾いてしまった模様。
そして、エアコンが効くように襖でできるだけ仕切り、ネッククーラー巻いて定番の『しろくま』で身体を冷やしながら、ジッっとする。

さて、どうだったかというと室温上昇は29℃でストップ。
先々週末の32℃に比べたら、動かなければまだ耐えられる。
猛暑日の午後は、暫くこうして静かに耐えるしかない。
しかし、一番屋根の低い西側キッチンの午後は、料理もしていないのに相変わらず、こんな感じ。

木々に覆われたこ山荘でもゴキブリは、現れる。
上手く言えないが、ここでみるのは都会の油ぎった感じはなく、どちらというとカブトムシやカナブンと同列の昆虫っぽい。昆虫といえば昆虫だけど。
実は二週間前に家の中で見失ってそのままになっていたのが、翌週行ったらころっと死んでいた。
山荘を離れる時は掃除して、シンクも拭きあげて帰るので、水も食料も残さず。
そしてこの気温では、流石に無理だったのだろう。
そうして凌いでいるうちに、ヒグラシの時間が訪れる。
先週よりだいぶ早くなっている。
そして、また庭に再度水やり。
そろそろお役目を終わらせようかと思っていた夏蜜柑の古木に爽やかな青い実がついていた。
暑さによる緊張感が少し和らぎ、体感も涼しくなってようやくホッとできた。

山荘ではないが、先週の夕方『烏瓜』の花が一斉に咲き始める時刻に出会した。
夕暮れ迫り、足元も暗くなり、『なんと幻想的』と思う反面、闇の中でこの網に絡まって捕まってしまうような恐怖感もあった。
秋には、オレンジ色の実になる。
早く、秋よ来い。

