「ママ、母の日のプレゼント作ったよ」7歳の娘が、走って階段を駆け上がってきた
日曜日の朝は、娘が祖父母の家に遊びに行く日だ。
歩いてすぐの距離にある、私の実家。アポなしで、ふらっと行く。それが我が家の日曜日のルーティンになっている。
今日も娘は、いつも通り朝ごはんを食べて、家を出ていった。 「行ってきまーす」 「いってらっしゃい」
母の日だということは、特に伝えていない。それが当たり前になっているから、こちらも自然に見送った。
私と妻は、買い物に出かけた。私の母に渡す、母の日のプレゼントを探すためだ。
普段、娘は出かけるのがあまり好きではない。だから一緒に行くのは、私と妻だけになることが多い。今日もそうだった。買い物を済ませて、私の実家に戻り、母にプレゼントを渡し、昼食を一緒に食べた。
午後、私と妻は自宅に戻った。 私はnoteの下書き(笑)、妻はパソコンでLINEスタンプを作っていた。家には2台パソコンがあって、それぞれが好きなことをやっている。
娘は、まだ祖父母の家にいる。
日曜日は、娘を自由にさせている。祖父母の家で過ごす時間が長くて、ほぼほったらかしになる日もある。それでも、母(娘にとっての祖母)はいつも娘に何かを教えてくれている。ハンドメイド、スイーツ作り、料理。母は手先が器用で、料理も得意だから、娘にとってもいい時間になっているらしい。
15時頃。
「ただいまー!」
玄関から、娘の声。勢いよく階段を駆け上がってくる足音。
「ママ、母の日のプレゼント作ったよ!」

似顔絵と、メッセージと、ハンドメイドの作品。
ガラスの瓶の中に、青い砂と、貝殻と、小さな猫のフィギュアが入っていた。リボンが結ばれていて、「Happy Mother's Day」のハートのカードが添えられている。
祖母が作り方を教えてくれたのは、もちろん知っている。
それでも、自力でここまで作って、似顔絵を描いて、メッセージを書いて、ラッピングまでして帰ってくる7歳の娘の行動力には、感心させられた。
妻も嬉しそうだった。
我が家の玄関には、これまで娘が作ってきたハンドメイドの作品が並んでいる。

砂を入れた小瓶、お花のオブジェ、貝殻のアレンジ。一つひとつが、祖母と一緒に過ごした時間の記録になっている。
娘は、これまで祖母から本当にたくさんのものを教わってきた。
母の日に、娘が祖母から教わったことを使って、自分の母にプレゼントを作る。
それは、誰かが指示したことではない。娘が自分で考えて、自分で選んで、自分で作って、走って帰ってきた。
「自分にとって、自慢の娘だ」
そう改めて感じた、母の日の午後だった。
世のお母さんたちへ。 今日もお疲れさまです。
そして、私の母と、妻と、いつか娘自身が母になるかもしれないその日まで—— すべてのお母さんに、ありがとうを。
作業療法士16年目|特養・ユニットケア勤務|元認知症ケア指導管理士|HSP・ISFJ
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