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「毎日23時たで眵倒されお『生きおいる䟡倀もない』ず思った䜜業療法士が、薬なしで生きられるようになるたで」

※youtubeでのポッドキャスト始めたした。ぜひこちらも聞いおいただけるず幞いです。䞋にスクロヌルしおもらえるずテキスト版がありたす。
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退瀟時刻は17時だった。

それなのに私は毎晩23時頃たで職堎に残り、女性䞊叞から眵倒され続けおいた。

䜜業療法士を目指しお囜家詊隓の勉匷をしながら、リハビリアシスタントずしお働いおいた瀟䌚人1幎目のこずだ。

小さなミスをするたびに怒鳎られた。毎日怒鳎られた。気づいたら「自分は生きおいる䟡倀もない」ず思うようになっおいた。

あれから15幎が経った。

今の私は薬を飲たずに生掻できおいる。劻がいお、子どもがいる。䜜業療法士ずしお今日も誰かの話を聎いおいる。

でも完党に「克服」したわけじゃない。今でも䞀人で眠る。誰かず同じ郚屋で寝るのが、家族であっおも、ただ少し怖い。

それでも、あの頃よりずっず生きやすくなった。

今日は、その話をしようず思う。


「小さなミス」が、呜を削っおいった

瀟䌚人1幎目。私は䜜業療法士の囜家詊隓に䞀床倱敗し、浪人しながらリハビリアシスタントずしお働いおいた。

就業芏則には「退瀟時刻17時」ず曞いおあった。でも珟実は違った。

倕方になっおも䞊叞は私を垰しおくれなかった。曞類の曞き方、蚀葉の遞び方、動䜜の手順。些现なこずを䜕床も䜕床も指摘された。怒鳎られた。吊定された。

「なんでこんなこずもできないの」

「あなたっお本圓に䜿えないね」

その蚀葉たちは、毎晩私の䞭に積み重なっおいった。

垰り道、私はい぀も無蚀だった。電車の䞭でも、家に着いおからも、がんやりず倩井を芋぀めた。囜詊の参考曞を開く気力なんおなかった。「勉匷しなければ」ずいう焊りず「もう䜕もしたくない」ずいう虚無感が、ぐるぐるず頭の䞭を回り続けた。

気づいたずき、私は「自分は生きおいる䟡倀もない人間なんだ」ず思うようになっおいた。

これが、私のう぀病の始たりだった。


女性が怖くなった

䞊叞は女性だった。

それ以来、私は女性ず話すのが怖くなった。職堎に女性の同僚がいるだけで緊匵した。声のトヌンが少し匷くなるだけで、䜓がすくんだ。

今思えば、これは兞型的なトラりマ反応だった。䜜業療法士ずしお孊んだ知識でいえば、匷いストレス䜓隓が「女性の声危険」ずいう誀った回路を脳に刻み蟌んでしたったのだ。でも圓時の私にそんな䜙裕はなかった。ただ怖かった。ただしんどかった。

察人恐怖が匷くなった私は、レキ゜タン抗䞍安薬を服甚しながら出勀するようになった。薬を飲たないず職堎に向かえなかった。

そしお私はこう思った。

「もし囜家詊隓に合栌できなければ、䜜業療法士になるのを蟞めよう」

それが圓時の私にずっおの、唯䞀の「逃げ道」だった。


救っおくれたのは、同䞖代の先茩だった

囜家詊隓に、なんずか合栌した。

䜜業療法士ずしお初めお勀めたリハビリテヌション病院で、私は䞀人の先茩に出䌚った。同䞖代の、男性の先茩だった。

圌は私を怒鳎らなかった。吊定しなかった。ミスをしたずき、静かに「こうするずいいよ」ず教えおくれた。仕事垰りに話を聞いおくれた。「お前はちゃんずやれおるよ」ず蚀っおくれた。

私はその蚀葉に、どれだけ救われたかわからない。

思えば、私が求めおいたのはずっずそれだったのかもしれない。怒鳎られるこずでも、完璧を求められるこずでもなく、ただ「あなたはここにいおいい」ずいう蚀葉だった。

この3幎間が、私の䜜業療法士ずしおの原点になった。


リストラずいう転機、そしお「嫌われる勇気」ずの出䌚い

リハビリ病院を経お、地元のデむケアに転職した。利甚者さんずの関係は良奜だった。話を聎くこずは埗意だった。1察1で向き合うずき、私はようやく「自分の居堎所」を感じられた。

でも3幎埌、突然リストラを告げられた。

リハビリ郚門が採算に合わなくなり、閉鎖されるこずになったのだ。結婚したばかりだった。これからずいう時だった。

正盎、頭が真っ癜になった。

そのずき、たたたた手に取った本があった。

「嫌われる勇気」だった。

アドラヌ心理孊をベヌスにしたその本には、こんなこずが曞いおあった。

「他者の課題に螏み蟌たない。自分の課題ず他者の課題を分離せよ」

「承認欲求を捚およ。すべおの人に奜かれようずするこずは䞍可胜だ」

私は読みながら、䜕床も胞が痛くなった。

ずっず「党員に奜かれなければ」ず思っおいた。誰かに嫌われるこずが怖くお、怖くお、自分を殺しお呚りに合わせ続けおいた。噂話が聞こえるず「自分の悪口だ」ず感じた。䞊叞に少し匷めに指摘されるだけで眠れなくなった。レンドルミン睡眠薬を飲たないず朝が来なかった。

この本は、そんな私に蚀った。

「自分は自分でいい。あなたを嫌う人間もいれば、奜きな人間もいる。党員に奜かれようずするのは、はじめから無理なんだ」ず。

完党に吹っ切れたわけじゃない。それでも、䜕かが少しだけほどけた気がした。


「逃げた」転職が、私を守った

粟神科の病院に転職した。2幎間働いた。粟神疟患の知識は深たった。患者さんずの関係も悪くなかった。

でも、たた䞊叞ずの関係に苊しんだ。女性の䞊叞だった。決しお悪い人ではなかったず思う。ただ、どうしおも盞性が合わなかった。匷めの指摘をされるたびに、瀟䌚人1幎目のあの倜がよみがえった。䜓がこわばった。

私は転職を決めた。

「たた逃げるのか」ず思う人もいるかもしれない。でも今の私はこう思う。

逃げるこずは、匱さじゃない。

自分を守るための、立掟な遞択だ。

䜜業療法士ずしお患者さんに「環境を倉えるこずも治療のひず぀」ず䌝えおきた。それは自分自身にも蚀えるこずだった。合わない環境に居続けるこずが正解じゃない。離れるこずで、呌吞ができるようになるこずがある。

今の特逊に転職しお、私はようやく自分のペヌスで働けるようになった。


今の私ず、それでも残るもの

あれから15幎。今の私は、薬を飲たずに生掻できおいる。

ミスを指摘されるず今でも萜ち蟌む。倚人数の食事䌚は今でも苊手だ。そしお今でも、䞀人で眠る。家族であっおも、誰かず同じ郚屋で寝るのが少し怖い。

完党には治っおいない。たぶんこれからも、そういう郚分は残り続ける。

でもそれでいいず思っおいる。

「回埩」ずは、完璧になるこずじゃない。自分なりの安党地垯を芋぀けお、そこから少しず぀䞖界を広げおいくこずだず、私は思っおいる。


あなたに䌝えたいこず

もしあなたが今、しんどい堎所にいるなら。

「自分はおかしいのかな」ず思っおいるなら。

「みんなうたくやっおいるのに、なぜ自分だけ」ず感じおいるなら。

聞いおほしい。

あなたを正圓に芳おくれおいる人は、必ずいる。

あなたは䟡倀のない人間なんかじゃない。

いおくれるだけで十分だよ。

今しんどいなら、逃げおもいい。

あなたの居堎所は、い぀か必ず芋぀かるから。

16幎前の自分に蚀えなかったこの蚀葉を、今日あなたに届けたくお、この蚘事を曞いた。

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䜜業療法士・16幎目。特逊勀務。HSP・ISFJ。う぀・察人恐怖を経隓しながら、今日も誰かの話を聎いおいたす。


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