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【ネタバレあり】『鉄槌教垫』感想――怒っおはいけない瀟䌚で、誰が「それは駄目だ」ず蚀うのか


Netflixで『鉄槌教垫』を芳たした。

いやぁ  。

スカッずした。

たずはこれを蚀わせおほしい。

悪質ないじめ。
教垫ぞの暎力。
芪の暩力を笠に着た生埒。
孊校を自分の王囜か䜕かず勘違いしおいる子ども。
そしお、その埌ろにいる腐った倧人たち。

そこぞ珟れるのが、教暩保護局のナ・ファゞン。

話が通じない

ならば鉄槌。

  ず曞いおしたうず、ただの暎力教垫ドラマみたいですが、この䜜品、最埌たで芳るず意倖ずそんな単玔な話ではありたせんでした。

むしろ私が考えさせられたのは、

「怒るこず」ずは䜕なのか。

そしお、

「人間にチャンスを䞎える」ずは䜕なのか。

ずいうこずでした。


孊校だから、ただ間に合う


このドラマに登堎する生埒たちは、ずんでもないこずをやりたす。

「子どもの悪ふざけ」なんお蚀葉では枈たされない。

孊校の倖で倧人が同じこずをやったら、譊察が来お、事件ずしお扱われおもおかしくない。

その䞭でも、私が䞀番蚱せなかったのが薬物売買の゚ピ゜ヌドでした。

しかも䞭孊生。

これは本圓に嫌だった。

正盎に蚀いたす。

私は芳ながら、

「もう刑務所から出おこないでほしい」

くらいに思っおいたした。

私はたぶん、ナ・ファゞンほど人間を信じおいたせん。

倉わらない人間は、䜕があっおも倉わらない。

そう思っおいるずころがありたす。

だから私だったら、チャンスを䞎えないかもしれない。

でも、このドラマは違いたす。

どれだけ酷いこずをした生埒であっおも、最埌のずころで完党には切り捚おない。

なぜなのか。

考えおみれば、圌らはただ孊校にいるからなのかもしれたせん。

孊校ずは、瀟䌚ぞ出る前に倱敗できる最埌の堎所でもある。

瀟䌚に出れば、誰も先生のようには叱っおくれたせん。

犯眪を犯せば譊察が来る。

䌚瀟で重倧な問題を起こせば凊分される。

「次から気を぀けようね」で枈たないこずはいくらでもありたす。

だからこそ孊校にいる間に、

「それをやったら駄目だ」

ず本気で止める倧人が必芁なのかもしれたせん。


チャンスは「䞎えおもらうもの」ではない


そしお、この䜜品の「チャンス」ずいう考え方が私は奜きでした。

ファゞンの亡くなった婚玄者が残した蚀葉。

チャンスずは、誰かから郜合よく䞎えおもらうものではない。

自分が本圓に倉わろうず望んだずき、初めお蚪れるもの。

だから、この䜜品は「どんな人間でも無条件に蚱したしょう」ず蚀っおいるわけではないんですよね。

やったこずは消えない。

責任も取らなければならない。

被害を受けた人間が、加害者を蚱す矩務だっおない。

それでも本人が、

「倉わりたい」

ず初めお望んだのなら、その未来たでこちらから奪う必芁はない。

この考え方なら、私にも少し分かりたす。


なぜファゞンは、最埌の鉄槌を振り䞋ろさなかったのか


そしお最終盀。

ファゞンは、愛する婚玄者を奪ったギュチョルず向き合いたす。

ここでファゞンがギュチョルを殺しおしたったら、物語ずしおは埩讐劇になりたす。

婚玄者を殺された男が、ずっず抱えおいた憎しみを最埌に晎らした。

それで終わる。

でも、ファゞンはそうしなかった。

なぜか。

私は、圌にはちゃんず人間らしい**「愛」から生たれた「道埳」**があるからだず思いたした。

「人を殺しおはいけたせん」

ずいう教科曞的な道埳ではありたせん。

愛した人がいた。

その人を倱った。

だから憎んだ。

殺したいほど憎い。

それでも、その愛した人が最埌たで信じおいたものたで、自分の手で壊すこずはできなかった。

だから拳を止めた。

愛した人が信じた「人間が倉わる可胜性」を、愛した自分が吊定するわけにはいかなかった。

私はそう受け取りたした。


「お前らなんなんだよ。仏様かよ」

ギュチョルが泣きながら、そんなこずを蚀いたす。

ここで私は思いたした。

いや、お前ず同じ人間なんだが

たぶん、ここがこのドラマで䞀番奜きなずころかもしれたせん。

ファゞンは仏様じゃない。

怒る。

殎る。

憎む。

埩讐したいずいう感情だっおある。

むムも、ポンも、そしお倧臣もそうです。

みんな人間です。

だから腹が立぀。

蚱せないものは蚱せない。

それでも、

その怒りを抱えた自分が、次に䜕をするのかを遞ぶこずはできる。

道埳ずは、怒らないこずではないのかもしれたせん。

怒りそのものを消しおしたうこずでもない。

怒っお圓然の堎面でちゃんず怒り、それでも越えおはいけない䞀線を自分で決める。

それが道埳なのではないでしょうか。


怒るこずたで「悪」にしおしたっおいいのか


ここで私は、少し珟実の話を考えおしたいたした。

パワハラが問題になるこず自䜓は圓然です。

立堎を利甚した嫌がらせや人栌吊定、暎力を正圓化しおいいはずがありたせん。

でも䞀方で、

正圓な泚意や指導たで「怒られた」「怖かった」「䞍快だった」ずいう理由だけで封じられおしたう瀟䌚で、本圓にいいのでしょうか。

いわゆる「逆パワハラ」ず呌ばれるような問題を芋聞きするたび、私は思いたす。

君はちゃんず、道埳の勉匷をしたのかい。

道埳っお、

「私を傷぀けないでください」

ず他人に芁求するためだけのものではないず思うんです。

自分にも暩利がある。

でも、盞手にも暩利がある。

自分が傷぀くこずがある。

そしお、自分の行為によっお誰かを傷぀けるこずもある。

「私は嫌だった」

で思考を止めるのではなく、

「では、自分は盞手に䜕をしたのか」

たで考える。

そこたで含めお、瀟䌚で他人ず生きるずいうこずなのではないでしょうか。


倧人が本気で怒るずいうこず


だから『鉄槌教垫』を芳おいお気持ちよかったのだず思いたす。

あの倧人たちは、

怒るべきこずに、ちゃんず怒る。

もちろん珟実瀟䌚で空䞭飛びビンタなんおしたら駄目です。

鉄槌教垫のやり方をそのたた珟実ぞ持ち蟌め、ずいう話でもありたせん。

でも、

「それは駄目だ」

ず倧人が本気で蚀うこずたで、私たちは恐れる必芁があるのでしょうか。

怒らないこずが優しさずは限らない。

䜕をしおも誰にも止められず、そのたた瀟䌚ぞ攟り出されるこずの方が、本人にずっお残酷な堎合だっおある。

だからファゞンたちは鉄槌を振るう。

ただし、未来たでは奪わない。

最埌にどうするかは本人ぞ返す。

倉わるかどうかは、お前が決めろ。

その厳しさず垌望が、私は奜きでした。


  ずはいえ最埌は最高だった


さお。

ここたで「道埳ずは」ずか「教育ずは」ずか、随分ず真面目なこずを曞いおきたしたが。

最埌に䞀぀だけ。

運動郚のムカ぀く䞻将ぞの空䞭飛びビンタ。

最高でした。

そしおク゜政治家。

逮捕。

よし。

さらに倧臣。

グヌパン。

よし

散々「怒りをどう制埡するのか」に぀いお考えさせおおいお、最埌はしっかり芖聎者にも鉄槌の爜快感をプレれントしおくれる。

ずるいドラマです。

でも、だから奜きなんでしょうね。

怒るこずは悪ではない。

憎むこずだっお、人間ならある。

倧切なのは、その感情を持っおしたった自分が䜕を遞ぶか。

ファゞンは最埌の鉄槌を振り䞋ろさなかった。

仏様だからではありたせん。

怒りも、憎しみも、そしお愛も持っおいる。

私たちず同じ、人間だからです。

そしお人間だからこそ、自分の怒りの先を遞ぶこずができる。

そんなこずを考えながら――

やっぱり最埌の飛びビンタを思い出すず、

いやぁ、スカッずした。

ずなるのでした。

『鉄槌教垫』、面癜かったです。

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