「今日も静かに役目を果たしている誰かへ」お盆を頑張る、全国の長男のお嫁さんへのメッセージ。
この時期になると、少しだけ心が重くなる方へ。
あなただけではありません。私も、その一人です。
旧家の長男の嫁として嫁いで、早いもので30年近くが経ちます。
毎年、我が家には夫の親戚が集まります。
義父の兄弟一家や、夫の姉妹の一家など、大勢です。
実は、私には、帰る実家がありません。
子どもを産んだ時も里帰りはせず、退院後すぐに台所に立っていました。
令和の今、全国には私のようなお嫁さんがどれくらい、いらっしゃるのでしょうか。
きっと私だけではないはずです。そう思うと、心にぽっと優しい灯りがともるような気がします。
我が家は本日、迎え火を行いました。

明日からは次々と親戚の方々が訪れ、接待の日々が始まります。
明日は朝から買い出しに行く予定です。
これまで長い間、夫とは喧嘩をしつつも、なんとかやってきましたが、正直なところ、私も年齢を重ねて体力や気力が落ち、更年期の不調もあってしんどさを感じています。
優しい長男は「ストレスはたまらない?」と心配してくれます。
幼い頃から私の辛そうな姿を見て育ってきた息子には、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
彼には「誰が何と言おうと、長男制度は夫の代で終わらせるからね。
あなたのお嫁さんには苦労はさせないよ」と約束しています。
義父や夫に文句を言うのは簡単ですが、誰かが悲しい思いをするのは避けたいのです。
ですから、料理の数を減らす、途中で抜けて休憩する、洗い物や片付けは夫に任せるなど、工夫をしながら適度に手を抜いてやり過ごそうと思います。
無理をして心身ともに疲れ切ってしまうのは、もうやめることにしました。
「良いお嫁さん」と周りから見られることは、もう卒業したのです。
とはいえ、毎年この時期になると、生まれ変わったらお盆は海外旅行に出かける家族になりたいな、と妄想してしまう私もいます(笑)。
全国の長男のお嫁さん。今年も本当にお疲れさまです。
辛いのはあなただけではありません。
泣きたくなったら、私のことを思い出してみてください。心はいつもあなたのそばにあります。
無理をしすぎず、一緒にお盆を乗り切りましょう。
そして、お盆が終わったら、自分に小さなご褒美をあげてくださいね。
私は、お盆が終わったら、一人旅に出かけます。(定期的なプチ家出です。)
深呼吸をして、また笑顔で日常に戻るために。
桜海より。
