🌱No.196 PTA、みんなで決めるって難しい
三男が通う特別支援の高校は、
市外にあります。
私の家からだと、
車で1時間ちかくかかります。
小・中学校は車で10分だったので、
毎年PTA役員を引き受けていたけど、
高校では次男が在学中の3年間、
断っていました。
仕事にやりがいを感じていたことも、
理由のひとつでした。
でも、
次男が卒業し三男が入学した今年度、
副会長を引き受けることにしました。
きっかけは、
以前書いた教頭先生との再会です。
「みんな仲良くやっているし、
無理はしなくていいから。」
そう言われて、
やってみようと思いました。
グループホームの構想のために、
アイデアや考え方や
ヒントがあるかもしれない。
もしかしたら、
何かの縁があるかもしれない。
そんな気持ちも、
ありました。
グループホームづくりのことが
あってもなくても、
人との関わりを大事にしようと思っていた、
そんな時期でもありました。
6月に初めて、
PTAの会議に参加しました。
そこで思ったことがあります。
人って、本当にそれぞれなんだな、
ということです。
40代にもなって、
いまさらだけれど…。
以前、
親同士でお金を出し合って
グループホームをつくる
という話を聞いたことがあります。
そのときは、
「そんな方法もあるんだ。」
くらいに思っていました。
でも今回のPTAで、
その難しさを感じました。
人の価値観は本当に様々で、
特にお金が関係すると、
意見が大きく分かれるのだと
思ったからです。
まず、
PTA加入・非加入の話です。
今年度から、
息子の学校は
PTAが任意加入になりました。
もともと任意団体ではあったけれど、
実質的には全員加入に近い状態だったそうです。
今年からは、
加入するかどうかを選べるようになりました。
すると、
新入生の3分の1が非加入だったそうです。
全校で見ても、
約10%。
私は、
思ったより多いなと感じました。
会議では、
いろいろな意見が出ました。
「最初から任意なら非加入でよかった。」
「来年はもっと非加入が増えると思う。」
などです。
どれも、
なるほどなと思いました。
会費の話もありました。
PTA会費は、
年間4200円。
月にすると350円です。
私は、
正直あまり気にしたことがありませんでした。
高いとも安いとも思わず、
そういうものだと思っていました。
でも会議では、
「高い。」
という意見が出ました。
「きょうだいの学校は1800円だった。」
という話も出ました。
さらに、
「非加入の人は払っていないのに。」
「来年は自分も
非加入でもいいかもしれない。」
という意見もありました。
そういう考え方もあるのか、
と思いました。
PTA連合会の話もありました。
学校として、
県と全国の連合会に加入しています。
どちらも年会費がかかります。
当番校になると、
総会みたいな会を主催することになるので、
かなり大変らしいです。
脱会した方がいいのではないか、
という意見が出ました。
学校側は、
「情報が入らなくなる。」
と言いました。
保護者からは、
「あまりメリットを感じない。」
「そもそも、連合会に加入していることすら、
知らない保護者もいるだろう。」
という意見もありました。
防災費や周年行事積立の話も、
ありました。
防災費では、
防災用の水や食料を買うそうです。
私は、
災害対策なら全員に必要だから、
これはみんな納得かな、
と思いました。
「賞味期限が切れたらどうするの?」
という質問が出ました。
そのとき在籍している生徒に、
配ることにするそうです。
でも、
保存期間は5年。
高校は3年間です。
当たる人もいれば、
当たらない人もいるよね、と
誰かが言いました。
周年行事のための積立金も
同じでした。
年間15万円、
積み立てているそうです。
でも、
私たちの子どもたちは、
周年行事の年には卒業しています。
「恩恵を受けない。」
という考え方もある。
私はなんとなくだけど、
周年の年になにもしないのは
少し寂しいな、と思いました。
学校の歴史の節目を祝うことには、
意味がある気がしたからです。
でも、
そう思わない人もいました。
私は今回、
そう考える人もいるのか。
そういう見方もあるのか。
そんな連続でした。
そして、
以前聞いた
「親同士でホームをつくる」
という話を思い出しました。
同じ学校の保護者でも、
これだけ考え方が違います。
会費。
防災。
周年行事。
連合会。
どれも、
正解がある話ではありません。
だからこそ難しい。
ホームをつくるとなったら、
もっと大きなお金が動きます。
もっと大きな責任もあります。
子どもの、人生が懸かっています。
私は今回、
共同で何かをつくることの難しさを、
少しだけ実感しました。
そして同時に、
人って本当にそれぞれなんだな、
とも思いました。
PTAを引き受けようと思った、
先生と会った日のことを書いた記事
