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ひとり火鍋祭り

家族が外泊して家で数日ひとり飯になるタイミングがありました。せっかくなので普段は食べないものが食べたいな〜と近所のスーパーを徘徊していたところ、火鍋の素「好人家 手工老火鍋底料」が安売りされているのを発見。



家族の中で唯一の辛党である私。これは天啓だと思い3日間の火鍋まつりの開催を決定しました。

試食/準備

火鍋が麻辣系の味だということは何となく知っていますが外食でもしっかり食べたことはありません。しかも以前、同じスーパーで安売りされていた麻辣湯春雨に苦い思い出が

なのでまずは試食。ニラ・小松菜・ネギと適当な肉を入れて食べてみると……

美味しい!!

安売りなだけあって香りはやや弱い気もしますが辛みはばっちり好みです。具材も特に問題なし。まあ鍋なんだから大体の具材は合うでしょうということで、ここからかなりゆるい基準で食材をそろえていきます。
今回の選択基準は、美味い/そこそこ安い/油が少ない の3つ。とはいえ今回は準備に十分な時間を使えなかったので、本命の買い物のついでに時間と荷物容量の許す範囲で集めました。

主に用意したのはこのあたり。

  • ラム肉

  • きのこ

  • しらたき

  • ミックスシーフード

安いとか言ったけど、ラム肉だけは譲れない!!!火鍋といえばラムでしょう。近所の肉屋でラムしゃぶを買おうと思ったもののお盆時期で人が少ないせいか、いつも置いてあるラムしゃぶがない。仕方なく焼肉用の少し厚めのラム肉を購入しました。少し残念に思っていたところ後日、別のスーパーで冷凍ラムしゃぶを発見。即購入。やった!
きのこは複数入れると美味いらしいのでエノキと大容量パックのしめじを購入。海鮮も合うらしいですが普通に買うと高いし日持ちもしないため、そこそこ大きめのミックスシーフードで妥協しました。しらたきは単純に私が好きだからです。

あとは開始時点で冷蔵庫に残っている野菜などを使いライブ感に任せてやっていくことにします。

作り方(共通)

基本的にはパッケージ通りに作ります。火鍋の素をお湯または鶏ガラスープで割るように書かれていますが今回は粉末の貝出汁をケチらずドカッと投入。体感で大さじ2くらいです。
試作では出汁を少なめにしてみましたがスパイスの香りも辛みもしっかりあるのになぜか物足りない。そこで出汁を増やしたらかなり好みの味になりました。

日本人って、なんでも旨味をつけないとダメってマジなんだ……。

と思いました。スパイス文化圏では逆に出汁の味はいらないらしい、みたいな話も聞きますがほんとかな。
各日の具材の分量はあすけんの未来さんと相談しながらカロリーオーバーしすぎない程度に調整。炭水化物は白米を用意します。

1日目:油揚げの誘惑に負ける

【具材】

  • 鶏肉

  • 油揚げ

  • 冷凍シーフードミックス(エビ・イカ・アサリ)

  • きのこ

鶏肉には片栗粉をまぶして少しなじませてから投入。ちょっと片栗粉が多かった気もしますが表面がつるぷにゅしていておいしい。これは当たりでした。
そして冷凍庫には油揚げが残っています。
今回の食材選びの基準には「油が少ない」が含まれているため本来なら入れないほうがいい。しかし鍋出汁をめちゃくちゃ吸いそうなこのボディ……。
誘惑に負けました。
ほら、だって麻辣湯にだって油条を入れるじゃない。
※麻辣湯ではないし、油条でもないし、そもそも油を取らないようにしようという話はどこへ?
日和って少量だけ投入。

当たり! 美味しい。

やっぱり汁を吸う食材と火鍋は相性がいいです。ただ食べ進めているとなんとなく物足りない。予定していた倍くらいのきのこを追加しました。特にエノキの食感がいい。大好き。
それでもまだ物足りずさらに冷凍シーフードを投入。身が縮みやすいのでさっと火を通す程度にします。これもおいしかったですが食べながら「アサリとかから出汁が出るんだから序盤に入れたほうがよかったのでは?」と気づきました。
1日目にして早くも改善点が出てきました。
ちなみにこの日の箸休めはスイカとミロです。冷麺にスイカが乗っているくらいだから唐辛子にスイカは合うだろうと思ったし、実際おいしかった。ただ辛みには勝てず食後、舌がすごいジリジリしていました。ミロもちょっと力不足でした。

2日目:本命のラム。しかし痛恨の解凍忘れ

【具材】

  • ラム肉

  • トマト

  • きのこ

さて、今回の本命。

ラム!!! いえーい!!!!

……ですが、ここで冷凍ラムしゃぶの解凍を忘れるという痛恨のミス。とはいえ完全にくっついているわけではなく肉は一枚ずつ切り離せました。一枚ずつ鍋に入れて火を通せばベストではないにしても普通に食べられます。出汁も出てるし。

馬鹿舌でよかった〜。

焼肉用ラムは厚めで硬いかなと思ったのですが、これは意外とまったく気になりません。ただ肉が厚いぶん火鍋の味が乗りづらい。やっぱりしゃぶしゃぶ用の薄い肉のほうが好きです。逆に肉そのものの味をメインで楽しみたいなら焼肉用もアリかもしれません。
トマトは買い置きがそろそろダメになりそうだったので流れで投入。
これが意外と便利。火鍋の辛みがあまり乗らないため箸休め枠になります。煮崩れしやすいので火を通しすぎないくらいがよさそうです。
「今日はこんなものでしょう」と満足して食べた量をあとから未来さんに申告。
するとラムのカロリーが想定以上にぶっちぎり。
そんな馬鹿な。まだ食べ足りないのに……。
仕方なく余っていたトマトをつまんでいたところ、しばらくすると普通に満腹になりました。
なんだ、足りてるじゃん。
夕食は肉抜きとしました。

3日目:ラードの量を視覚で理解する

【具材】

  • ミックスシーフード

  • しらたき

  • 大根

  • きのこ

1日目の反省を踏まえ今回は最初からミックスシーフードを投入。とはいえ冷凍シーフードはどうあがいても縮む。前日から解凍しても水が出るだろうし、もう諦めてそのまま鍋に入れ…と思ったら冷凍シーフードが冷たすぎたせいで表面にスープのラードが固まってコーティングされました。

アイシングみたいになってる。

溶ける火鍋の素にどれだけラードが入っているか、ものすごく分かりやすい形で可視化されてしまいました。しばらく置いたら温度が上がって解けました。おいしかった~。アサリが一番味が残ってましたね。
しらたきはスープが絡んでつるつるしており安定の活躍。
大根は水分が多いぶん辛さがそこまで乗らずトマトと同じく箸休め枠でした。おいしい。
ミックスシーフード使うと低脂質に抑えられてよかったです。

3日目になると、だいぶ「火鍋の中で何を担当させるか」が分かってきた気がします。

後始末について

地味だけど重要なので、備忘録としてメモ

今回使った火鍋の素は、パッケージを横から見ると半分近くが赤い脂で埋まっているくらい、ふんだんにラードが入っています。そりゃアイシングもされるわけです。
食べ終わったスープ、というカラードをそのまま流すのはさすがにためらわれる。
そこで私は、残ったスープをいったん冷まし、脂が固まってから漉して、脂とスパイスの残骸をまとめて捨てるようにしました。

3日間食べて分かったこと

3日間いろいろ入れてみましたが火鍋は思った以上にオールラウンダーでした。というか

大体の味は火鍋の味で塗りつぶされます。

それが好きで食べているんですが。
あと試食と初日は辛さがかなりしんどかったのですが2日目からはそこまで気にならなくなりました。
そして一番大きかった発見が具材をざっくり3役に分けて考えると楽しいということ。

肉や魚などのたんぱく質。
きのこ・油揚げ・しらたきなどの「味が絡むもの」。
トマトや大根などの「箸休め」。

この3役がそろっていると鍋一つでメリハリがついてかなり満足感があります。
振り返ってみると2日目のラム・トマト・きのこが一番バランスがよかった気がします。
もっと試すなら味変でニンニクも入れてみたかった。
春菊みたいな香味野菜も火鍋の強い風味に負けなくてよさそうに思いますが、あまり聞かないですね。
麻辣味そのものを楽しむなら逆に邪魔になるんでしょうか。
この辺はまた機会があれば試してみたいところです。

そんな感じで思いつきから始まった3日間の火鍋まつりは無事終了。
最初は「辛い鍋を3日食べる」くらいのつもりでしたが具材を変えるだけでも意外と毎日違って面白かったです。
そして最後に3日間火鍋を食べ続けるうえで一番重要かもしれない報告をしておきます。

尻は無事でした。

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