英検2級・準1級の時事ディスカッション|キューバがイタリアに医師を派遣する理由とは?
今回は、最近2級・準1級向けのレッスンで
行った内容について思うところがあったので
シェアしたいなと思います。

度々こちらのサイトでもお話している
The week Jr.という海外の子供向け新聞で
過去に掲載されていた内容で、
キューバが医師をイタリアに派遣している
という記事が面白いな、と思い、
この記事をレッスンの中でシェアしています。
よく似た記事がこちら↓
最初にこれを読んだ時、正直「え、なぜ?」と思いました。
キューバには発展途上国の
イメージがあったので、
むしろ支援を受ける側なのでは?
と考えてしまったんです。
でも読み進めると、背景が見えてきます。
イタリア南部のカラブリア州では、
慢性的な医師不足が課題。
一方キューバは、医師派遣を
国家的な取り組みとして行っていて、
コロナ以降だけでも40か国以上に
医療チームを送ってきたとのこと。
ここで生徒さんたちと話が盛り上がったのが、
「それにしても、なぜキューバはそこまで派遣するのか?」
という点でした。
記事の後半には、派遣の見返りとして、
派遣先の国から 現金や物資を受け取る
仕組みがあることが書かれていました。
つまりこれは、国際貢献であると同時に、
ューバにとっての重要な外貨獲得手段でもある
ということです。
なるほど、と思いました。
「助ける/助けられる」という単純な構図ではなく、
医療という専門性を軸にした、国と国の交換関係なんですよね。
この話題、英検2級・準1級の対策にも
すごく良いんです。
なぜなら、英検の面接や英作文では
「社会問題について、背景まで含めて自分の意見を述べる力」
が求められるからです。
例えばディスカッションでは、こんな問いを投げます。
- 医師不足は日本の地方でも起きているが、海外人材受け入れは有効か
- 人道支援とビジネスは両立するのか
- 国として「強み」を輸出するとはどういうことか
こうした問いに対して
すぐ完璧に答える必要はありません。
まずは考え、根拠を整理し、
それを英語で短く言い換える練習を
積むことが大切です。
実際、語彙や文法だけを積み上げても、
「中身」がなければ英作文は書けません。
逆に、考える材料がある生徒さんは、
多少英語がつたなくても、
伝わる答案を作れるようになります。
私自身もこの記事を読むまで、
「医師派遣を国家戦略として続ける」
という発想はありませんでした。
教える立場でありながら、毎回学ばされます。
英検2級・準1級の学習は、
単なる試験対策というより、
社会を見る視点を育てるトレーニングでもある。
最近はそんなふうに
ますます感じています。
直接的なテクニックの話ではありませんが、
レッスンではこうした題材も使いながら、
「考えて話す力」を一緒に育てています。
どなたかの学習のヒントになれば嬉しいです。
ご参考まで☺

