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最後に残るのは、ズルい人です。

※この文章はYoutube動画を文章化したものです

「あの人が辞めるの?」と思ったことはありませんか

「あの人が辞めるの?」

会社で、そんな話を聞いた経験はないでしょうか。

責任感が強くて、真面目で、仕事もできる。

周りから頼られていて、困っている人がいれば助けてくれる。

そんな人ほど、なぜか先に会社を辞めていく。

一方で、仕事を押しつける人。

責任を避ける人。

面倒な仕事を人に回す人。

自分だけ得をする人。

こういう人ほど、なぜかいつまでも会社に残っている。

「理不尽だな」と思うことがあります。

健太郎と申します。

普段は会社員として働きながら、
会社や職場の人間関係について、日々いろいろと考えています。

今回は、なぜ真面目な人ほど会社を辞めて、
要領のいい人ほど会社に残るのか。

その理由について考えてみたいと思います。

真面目な人ほど、仕事を断れない

真面目な人は、仕事を断るのが苦手です。

「これ、お願いします」

そう言われると、本当は忙しくても、

「分かりました」

と言ってしまう。

困っている人を見ると、放っておけない。

誰かが失敗すれば、自分がフォローする。

そうやって周りを助けているうちに、
仕事ができる人ほど、どんどん仕事が増えていきます。

しかも、本人は最初のうちは、それほど嫌だと思っていません。

「自分が役に立てるなら」

「これくらいならできる」

そんな気持ちで引き受けています。

ところが、ここから少しずつおかしくなっていきます。

「この人なら大丈夫」が、仕事を増やしていく

会社は、仕事が早い人を見ると、

「この人なら大丈夫」

と思います。

そして、また仕事を任せます。

ズルい人が避けた仕事も、最後は真面目な人のところへ集まってくる。

誰かがやらなければいけない仕事だからです。

しかも、真面目な人は断らない。

だから、会社からすると非常に使いやすい。

「お願いします」と言えばやってくれる。

多少仕事を増やしても文句を言わない。

多少無理を頼んでも引き受けてくれる。

そうなると、さらに仕事が集まってくる。

真面目であることが、そのまま仕事の増加につながってしまうんです。

何年も続くと、心が疲れてくる

本人も最初は、

「役に立てるならいい」

と思っています。

ですが、それが何年も続くと、少しずつ何かが変わってきます。

疲れるんです。

体だけではありません。

心が疲れていきます。

「なぜ自分ばかり」

という気持ちが、少しずつ積み重なっていく。

周りは、その人が頑張っていることに慣れてしまいます。

いつもやってくれる。

いつも助けてくれる。

だから、助けなくても何とかしてくれると思ってしまう。

本人が限界に近づいていることに、周りは気づかない。

そして、ある日突然、

「あの人が辞めるらしい」

という話になります。

私は、こういう場面を何度も見てきました。

一方で、ズルい人は疲れにくい

では、ズルい人はどうでしょう。

仕事を断る。

責任を避ける。

面倒な仕事は人に回す。

自分が損をする仕事には、できるだけ関わらない。

だから、仕事が増えません。

もちろん、全員がそうだという話ではありません。

ただ、こういう人ほど、自分を守ることが上手なんです。

仕事を抱え込まない。

無理なものは無理と言う。

責任を背負いすぎない。

結果として、真面目な人より疲れにくい。

皮肉な話ですが、会社という場所では、
この能力が意外と重要だったりします。

会社は本当に気づいていないのか

ここで、もう一つ考えてみたいことがあります。

会社は、本当に気づいていないのでしょうか。

「あの人ばかり仕事をしている」

「一部の人が仕事を避けている」

「負担が偏っている」

実際には、気づいている会社も多いと思います。

それでも、動かない。

なぜか。

真面目な人が頑張ってくれるからです。

多少仕事を増やしても、文句を言わない。

多少無理を頼んでも、引き受けてくれる。

会社にとっては、非常に都合のいい存在です。

逆に、ズルい人に注意すれば反発されるかもしれない。

揉めるかもしれない。

面倒なことになるかもしれない。

だから、会社も動かない。

その結果、真面目な人だけが少しずつ削られていきます。

これが、組織の怖いところだと思います。

「人が定着しない」のではない

そして、会社は言います。

「最近は人が定着しない」

確かに、人が辞めている。

しかし、よく見ると、辞めているのは
残ってほしい人ばかりだったりします。

責任感がある。

仕事ができる。

周りを支えている。

困ったときに頼りになる。

そういう人から、静かにいなくなっていく。

そして、最後まで残っているのは、
仕事を押しつけるのが上手な人だったり、
責任を避けるのが上手な人だったりする。

最後に残るのは、ズルい人です。

これでは、組織が強くなるはずがありません。

退職は、逃げとは限らない

だから私は、退職は必ずしも「逃げ」だとは思いません。

真面目な人ほど、最後まで耐えようとします。

何度も考える。

何度も我慢する。

「もう少し頑張ろう」と思う。

それでも駄目だった。

だから辞める。

そこまで考えたうえでの退職なら、それは逃げではなく、
自分を守るための決断だと思います。

むしろ、何も考えずに辞める人より、真面目な人のほうが、
辞めるまでにずっと時間がかかることもあります。

我慢する人がいる限り、会社は変わらない

もし今、真面目すぎて疲れている人がいるなら、
一つだけ知っておいてほしいことがあります。

あなたが我慢しても、組織は変わりません。

むしろ、我慢する人がいるから、会社は変わらないのかもしれません。

仕事を引き受けてくれる人がいる。

無理を聞いてくれる人がいる。

誰かの尻拭いをしてくれる人がいる。

だから、会社は今のやり方を続けられる。

そう考えると、真面目に頑張り続けることが、
必ずしも会社を良くするとは限らないんです。

自分まで壊して、会社を守る必要はありません。

あなたが守るべきなのは、会社ではなく、自分自身です。

会社は、あなたが辞めても存続するかもしれません。

しかし、自分の人生を代わりに生きてくれる人はいません。

だからこそ、最後まで我慢することだけが、
真面目な人の選択肢ではないと思います。

そして、もし会社を離れることになったとしても、
それを「逃げた」と考える必要はありません。

長い間、十分に頑張ったからこそ、そこから離れるという選択もあります。

会社に残ることが正解とは限らない。

まして、ズルい人たちと最後まで我慢比べをする必要もない。

自分の人生まで、会社に差し出す必要はないのだと思います。

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