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サプライチェーン仕事論③ 仕事とは?

この仕事、何の役に立っているんだろう?
ふと、そんな不安に襲われることはありませんか。
その答えは、「仕事とは何か」という本質の中に隠れています。

こんにちは!サプライチェーン・マニアの瀬崎健です。

「仕事論」をテーマにお届けしているこのシリーズ。
最終的には「仕事ができるとはどういうことか?」というゴールを目指していますが、これがなかなか奥深いテーマです。

前回は「会社の5大欲求」についてお話ししました。
会社の状態によって、やるべきことも変わる、という内容でしたね。

今回はそれを踏まえて、「そもそも仕事とは何か?」を考えていきます。

仕事って何?

そもそも、仕事とは何でしょうか。

「言われたことをこなして給料をもらうこと」
「上司の機嫌をうかがう高度なゲーム」

もしそんなふうに感じているなら、少しだけ解像度を上げてみましょう。

仕事の本質は、実はとてもシンプルです。
それは「誰かの困りごとを解決すること」
そして、その対価として「報酬を得ること」です。

報酬がなければ、それはボランティア。
逆に、誰の困りごとも解決していなければ、それはただの「自己満足」です。

作業と仕事の境目

価値を生まないのに報酬をもらう行為は、冷たい言い方かもしれませんが「作業」に過ぎません。

例えば、砂漠で穴を掘って、また埋める。
どれだけ汗を流しても、誰も助からず、誰も喜びません。
そこに価値がない以上、本来はお金を支払う理由もないのです。

「前からの慣習だから」と、誰も読まない報告書を作る。
「在庫が不安だから」と、必要以上に倉庫をパンパンにする。

これらは一見すると頑張っているようで、実は誰の困りごとも解決していません。
むしろ、会社のコストを増やし、「生存」を脅かしている可能性すらあります。

プロの世界では、誰の役にも立っていない状態は「存在しないのと同じ」。
厳しいですが、これがビジネスの現実です。

だからこそ、常に自問する必要があります。
「この作業は、最終的に誰の役に立つのか?」と。

仕事の3つの方向性

ここからが重要です。
仕事には本質的に3つの方向性があります。

1つ目は「売上を上げること」
2つ目は「費用を減らすこと」
そして3つ目が「会社を存続させること」です。

利益は、売上から費用を引いたもの。
「売上を伸ばせ」「コストを下げろ」という話は、よく耳にしますよね。
利益がなければ、会社は存続できません。赤字の会社では支払いができなくなるからです。

では、自分の仕事が直接「売上」や「費用削減」に関わっていなかったら?
それは無意味なのでしょうか。

答えは、NOです。

あなたの仕事が、誰かの売上を支え、
誰かのコスト削減を助けているなら、
それは確実に「会社の存続」に貢献しています

これもまた、立派な仕事です。

まずは上司の役に立つこと

仕事は、上司からの指示で始まります。
特に新人のうちは、「上司の困りごとを解決すること」が最初の一歩です。

「自分の仕事は役に立っているのか?」と悩んでいる方へ。
まずは「直属の上司の役に立てているか?」を考えてみてください。

肩の力を抜いて、目の前の上司と向き合ってみましょう。
小さな困りごとは、意外とすぐそばに転がっているものです。

「これ、忙しそうだな」
「ここを助けたら喜んでくれるかな」
そんな小さな気づきが、すべてのスタートになります。

上司は、会社全体の方針を受けてあなたに仕事を任せています。
その期待に応えていくことが、結果として会社が顧客に価値を届けることにつながります。

それができるようになったら、次のステップです。
「自分から課題を見つけること」に挑戦していきましょう。

上司の手を借りずにできることを、少しずつ増やしていく。
そうやって、解決できる課題の“量”と“質”を高めていくのです。

そして経験を重ねるうちに、会社全体の「モノ・お金・情報」の流れが見えてきます。
そうなったとき、あなたはより直接的に、
売上を上げる・費用を下げる・会社の存続に貢献する仕事ができるようになります。

その積み重ねが、仕事の価値を高めていくのです。

もし「この上司の役には立ちたくない」と感じるのであれば、
それも一つの大切な気づきです。

人事に相談したり、信頼できる先輩に話を聞いてもらったりするのも、立派な行動です。

上司は、あくまで会社という大きな組織の一部にすぎません。
あなたに合う環境や役割は、必ずどこかにあります。

次回、「会社に対する5大欲求」。

ここまでは会社側の都合から仕事についてみてきました。
ここからは従業員からみた世界に踏み込んでいきます。

お楽しみに!

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