台風の停電で、マンションは"水も止まる"。意外と知らない断水の理由と、今日やるべき停電の備え
台風24号が、近づいている。
秋雨前線とも重なって、
今日から数日、
広い範囲で、
大雨のおそれが続く、という。
台風で、
いちばん身近な被害。
それは、たぶん「停電」だ。
そして停電には、
多くの人が見落としている、
大きな落とし穴がある。
マンションは、
電気が止まると、
「水」も、止まる。
今日は、
台風が来る前に、
これだけは知っておいてほしい話。
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■ なぜ、停電で水が止まるのか
一戸建ての多くは、
水道の圧力で、
蛇口まで、直接水が来ている。
だから、停電しても、
基本的には、水は出る。
でも、
中高層のマンションは、違う。
高い階まで水を届けるために、
電動の「ポンプ」で、
水を、上へ汲み上げている。
つまり、
その水は、
電気の力で、運ばれている。
だから、停電でポンプが止まると、
水道管が、
まったく無事でも、
高い階から、
水が出なくなることがある。
蛇口も、
トイレも、
止まってしまう。
「断水のニュースなんて
出ていないのに、
うちだけ水が出ない」
その正体は、
たいてい、これだ。
(屋上の水槽にためる方式なら、
停電の直後は、ためた分が
しばらく出ることもある。
でも、使い切れば、止まる)
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■ だから、台風の前に「水」を確保
停電で困るのは、
飲み水だけじゃない。
いちばん困るのは、
じつは、
「トイレを流す水」だ。
だから、
台風が来る前に、
・飲み水(ペットボトル)
・生活用水(トイレ用)
の両方を、確保しておきたい。
浴槽に、
水を張っておくのも、有効だ。
(※ただし、小さな子どもがいる家は、
溺れる事故を防ぐため、
張った水の管理には注意を)
そして、
「携帯トイレ」を、いくつか。
停電が長引くと、
これが、いちばん効いてくる。
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■ もうひとつの盲点は「復旧したあと」
停電で怖いのは、
暗くなることだけじゃない。
じつは、
電気が「復旧した瞬間」に、
火事が起きることがある。
「通電火災」という。
・倒れた家電
・傷んだ配線
・濡れた電気製品
こういうものに、
突然、電気が流れて、
出火する。
過去の大きな災害でも、
火災の多くが、
この通電火災だった、とされる。
だから、
長い時間、家を空けるときや、
避難するときは、
ブレーカーを、
落としてから、出る。
そして、
電気が戻ったあとは、
いきなり全部を通電せず、
家電のプラグや、
まわりの様子を確認してから、
使いはじめる。
(揺れを感じると自動で電気を止める、
「感震ブレーカー」も有効だ)
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■ 今日、台風の前にやる「停電の備え」
暗くなってからでは、遅い。
今日の、明るいうちに。
・スマホの大容量バッテリーを、満充電
・車のシガーソケットでも充電できる準備
・カセットコンロと、ガスボンベ
・飲料水と、トイレ用の生活用水
・携帯トイレ
・懐中電灯と、乾電池
・情報用に、ラジオ
・冷蔵庫は、むやみに開けない(保冷)
・電力会社の「停電情報」を、見られるように
どれも、
30分あれば、そろう。
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この連載で、
私は何度も書いてきた。
「当たり前」は、
見えないインフラが、
支えている、と。
電気も、まさにそれだ。
電気が止まると、
水が止まり、
トイレが流せなくなり、
情報も、断たれる。
エレベーターも、止まる。
一つ止まると、
連鎖で、生活が止まる。
だからこそ、
止まる前に、備えておく。
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台風の停電は、
ただ「暗くなる」だけじゃない。
でも、
今日のうちに、
水を張って、
バッテリーを充電して、
ブレーカーの場所を確かめておけば、
停電の一晩は、
ずいぶん、違う。
台風が来る前の、
今日の数十分が、
あなたと、家族の、
その一晩を、守ってくれる。
どうか、
早めの備えを。
そして、無理な外出は、しないで。
