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【セレン🏭】ガラスの脱色や釉薬として幅広い用途を持ち、光を電気に変える非金属の代表性状について✨:毒物劇物取扱者試験対策 No.35

毒物劇物取扱者試験への挑戦は、化学の専門知識を
体系化し、社会の安全を支えるプロフェッショナル
としての自信を築く素晴らしいプロセスです。
今回は、法規の別表第一にも名を連ね
ハイテク産業に不可欠でありながら強い毒性を持つ
「セレン」について、SDS(安全データシート)の
情報を軸に詳しく解説してまいります。
このセレンの性質を理解することで、周期表上で
同族となる硫黄との違いや、有害な非金属元素の
管理の仕組みが明確になり、次のステップである
「砒素」や「セレン化合物」の深い学習へと
確実に繋がっていくでしょう👍

セレンの基礎知識と化学的性質

セレンは化学式$${ \text{Se} }$$、原子番号$${ \text{34} }$$の
非金属元素であり、周期表では酸素や硫黄と同じ
第$${ \text{16} }$$族に属します📝

出所:Wikipedia

セレンには複数の同素体が存在し、試験で
最も重要なのは、銀灰色の金属光沢を持つ
「灰色セレン(金属セレン)」
です。

灰色セレンは常温で固体であり、光が当たると
電気抵抗が減少するという独特の光電効果
を持つため
コピー機の感光体や、|釉薬《ゆうやく》(うわぐすり)などに利用されています。

またセレンは整流器(セレン整流器)に使われたり
光起電効果によりカメラの露出計やガラスの着色剤
脱色剤としても使われたりするということは
しっかり覚えておきたいですね👍

出所:Wikipedia

分子量は$${ \text{78.97} }$$であり
水にはほとんど溶けませんが、硝酸や濃硫酸などの
酸化性の酸には溶解する性質
を持っています🔖

セレンの用途と毒性のメカニズム

セレンの主な用途は、ガラスの脱色剤や着色剤
半導体材料、さらには鋼鉄の被削性を向上させる
合金成分など
多岐にわたることはポイントです📝
|釉薬《ゆうやく》(うわぐすり)なども覚えておきたい用途の一つです!
しかし、その毒性は極めて高く、特に吸入や
経口摂取による急性毒性に警戒が必要です。
セレンは体内の酵素反応において硫黄と
置き換わることで代謝を阻害し、呼吸器系の刺激や
肝臓・腎臓への障害を引き起こします😵
慢性的に曝露すると、呼気がニンニク臭くなる
(アリルセレンの生成による)こと

爪や頭髪の脱落が見られるのが特徴です。
法規上、セレンおよびその化合物は
毒物及び劇物取締法別表第一において
「毒物」として厳格に指定されています🔖

セレンの貯蔵方法と取扱い上の注意

セレンおよびその化合物の貯蔵にあたっては
酸化剤や強酸から隔離し、容器を密閉して
換気の良い冷暗所に保管することが基本です。
特に粉末状のセレンは空気中に飛散しやすいため
取扱時には防塵マスクや保護手袋の着用が
必須となることは頭の片隅に留めておいてください📝

また、セレンを加熱すると有毒な二酸化セレン$${ \text{SeO}_2 }$$の
白煙を生じるため、火気厳禁であるとともに
局所排気装置の設置された環境での作業が必須です。
貯蔵容器の破損を防ぐため、物理的な衝撃を避け
定期的な点検を行う管理体制の構築が
安全管理のアルゴリズムとして不可欠です👍

セレンの取扱方法

セレンの鑑別法として知られるのは、試料を
硝酸に溶かして蒸発乾固した後、塩酸と二酸化硫黄
(または亜硫酸ナトリウム)を加える方法です。
この操作により、赤色の無定形セレンが沈殿として
析出することは頭の片隅に留めておいてください📝
この「赤色沈殿」は判別の為に重要なキーワードです。
万が一、セレンが漏えいした場合は
速やかに周辺を立ち入り禁止にし
防具を着用した上で回収作業を行います。
粉末の場合は真空掃除機で吸引するか
湿った砂などを散布して飛散を抑えてから
容器に回収しますすることが必要です。
また多量の場合には加熱し、蒸発させて
金属セレンとして補集回収すること
もしくは、セメントを用いて固化し、埋立処分する
という固化隔離法
も廃棄方法に該当することを
しっかりと含んでおきましょう👍

参考演習例題

セレンの性状や法規、事故対応に
関する理解を問う問題です。

第1問 セレンおよびその化合物に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
(1) セレンは常温で液体の非金属元素であり、独特の臭気を持つ。
(2) 灰色セレンは光が当たると電気を通しやすくなる性質(光電効果)がある。
(3) 毒物及び劇物取締法において、セレンは「特定毒物」に指定されている。
(4) セレンを吸入すると、呼気がニンニクのような臭いになることがある。
(5) セレンの鑑別において、亜硫酸ナトリウムを加えると青色の沈殿が生じる。

解答と解説
正解は(2)と(4)です。
(1) セレンは常温で「固体」です。
(3) セレンは「毒物」に指定されていますが
「特定毒物」ではありません。
(5) 鑑別で析出するのは「赤色」の沈殿です。


第2問 セレンの取扱いおよび緊急時の対応に関する記述として、誤っているものはどれか。
(1) セレン粉末を扱う際は、粉塵の吸入を避けるため、防塵マスクを着用する。
(2) セレンが漏えいした際、粉末状であれば水を勢いよくかけて洗い流すのが最も安全である。
(3) 貯蔵の際は、酸化剤や強酸から離し、密閉容器に入れて冷暗所に保管する。
(4) セレン化合物が皮膚に付着した場合は、直ちに多量の水と石鹸で十分に洗い流す。

解答と解説
正解は(2)です。
漏えいした粉末に勢いよく水をかけると
汚染が広範囲に拡大する恐れがあるため不適切です。
湿った砂で覆って回収するか
静かに吸引する方法が適切です。
なお、多量の場合には加熱し、蒸発させて
金属セレンとして補集回収することが
廃棄方法に該当することを含んでおきましょう👍

セレンは光電効果を持つ非金属元素であり
ガラスの脱色、釉薬ゆうやく(うわぐすり)、整流器
といった用途で広く利用されることを学習しました📚
灰色の金属光沢を有するペレットまたは黒色の粉末であり
水には不溶であるが、硫酸・二硫化炭素には可溶である
という性状を覚えておくことも肝心です👍
毒物及び劇物取締法上の「毒物」であり
吸入による中毒や、慢性曝露による呼気のニンニク臭
脱毛などが特徴的な毒性となります💦
鑑別における赤色沈殿、貯蔵時の密閉と隔離
漏えい時の飛散防止といったポイントを抑えることが
試験合格および実務における安全管理の鍵となります
ので、しっかり覚えておきましょう🔏

お復習いはマガジンにて📚

本日のアウトプットはここまでとします!
一歩一歩の積み重ねが、毒物・劇物に関する
プロフェッショナルとしての確固たる知見へと
繋がっていくことでしょう✨

この調子で、毒物劇物取扱者試験の合格を目指して
共に着実に歩みを進めて行きましょう🔥
皆様の弛まぬ努力が、最高の結果として
結実することを心より応援しております!


参考リンク・おすすめのテキスト📚

毒物及び劇物取締法

各都道府県にて、毒物劇物取扱者試験に
ついての案内がHPが掲載されているはずですので
詳細は該当する都道府県のサイトをご確認ください🙏

おすすめマガジンのご紹介✨

今後、さらにコンテンツを
拡充できるように努めて参りますので
何卒よろしくお願い申し上げます📚

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