【代表的な劇物⚗️】別表第二に掲げる物であつて、医薬品及び医薬部外品以外のもの🌏:毒物劇物取扱者試験対策 No.43
毒物劇物取扱者試験は、合格することで
化学物質管理のプロフェッショナルとして
認められる価値ある国家資格です🗾
この講義では、試験で最も頻出する代表的な
劇物の特徴を学び、短期間で得点源にするための
基礎的な知識を整理していきます。
まずは、実務でも欠かせない劇物の基礎的な性質と
法律上の分類を理解することから始めましょう。
次のステップでは、毒物や特定毒物についても
深く掘り下げ、試験の全範囲を網羅する力を養います!
劇物の定義
毒物及び劇物取締法
(定義)第二条 略
2 この法律で「劇物」とは、別表第二に掲げる物であつて、医薬品及び医薬部外品以外のものをいう。
(毒物又は劇物の表示)
第十二条 毒物劇物営業者及び特定毒物研究者は、毒物又は劇物の容器及び被包に、「医薬用外」の文字及び毒物については赤地に白色をもつて「毒物」の文字、劇物については白地に赤色をもつて「劇物」の文字を表示しなければならない。
毒物及び劇物取締法 別表第二(劇物)
毒物及び劇物取締法 別表第二
一 アクリルニトリル
二 アクロレイン
三 アニリン
四 アンモニア
五 二―イソプロピル―四―メチルピリミジル―六―ジエチルチオホスフエイト(別名ダイアジノン)
六 エチル―N―(ジエチルジチオホスホリールアセチル)―N―メチルカルバメート
七 エチレンクロルヒドリン
八 塩化水素
九 塩化第一水銀
十 過酸化水素
十一 過酸化ナトリウム
十二 過酸化尿素
十三 カリウム
十四 カリウムナトリウム合金
十五 クレゾール
十六 クロルエチル
十七 クロルスルホン酸
十八 クロルピクリン
十九 クロルメチル
二十 クロロホルム
二十一 硅弗けいふつ化水素酸
二十二 シアン酸ナトリウム
二十三 ジエチル―四―クロルフエニルメルカプトメチルジチオホスフエイト
二十四 ジエチル―(二・四―ジクロルフエニル)―チオホスフエイト
二十五 ジエチル―二・五―ジクロルフエニルメルカプトメチルジチオホスフエイト
二十六 四塩化炭素
二十七 シクロヘキシミド
二十八 ジクロル酢酸
二十九 ジクロルブチン
三十 二・三―ジ―(ジエチルジチオホスホロ)―パラジオキサン
三十一 二・四―ジニトロ―六―シクロヘキシルフエノール
三十二 二・四―ジニトロ―六―(一―メチルプロピル)―フエニルアセテート
三十三 二・四―ジニトロ―六―メチルプロピルフエノールジメチルアクリレート
三十四 二・二′―ジピリジリウム―一・一′―エチレンジブロミド
三十五 一・二―ジブロムエタン(別名EDB)
三十六 ジブロムクロルプロパン(別名DBCP)
三十七 三・五―ジブロム―四―ヒドロキシ―四′―ニトロアゾベンゼン
三十八 ジメチルエチルスルフイニルイソプロピルチオホスフエイト
三十九 ジメチルエチルメルカプトエチルジチオホスフエイト(別名チオメトン)
四十 ジメチル―二・二―ジクロルビニルホスフエイト(別名DDVP)
四十一 ジメチルジチオホスホリルフエニル酢酸エチル
四十二 ジメチルジブロムジクロルエチルホスフエイト
四十三 ジメチルフタリルイミドメチルジチオホスフエイト
四十四 ジメチルメチルカルバミルエチルチオエチルオホスフエイト
四十五 ジメチル―(N―メチルカルバミルメチル)―ジチオホスフエイト(別名ジメトエート)
四十六 ジメチル―四―メチルメルカプト―三―メチルフエニルチオホスフエイト
四十七 ジメチル硫酸
四十八 重クロム酸
四十九 蓚しゆう酸
五十 臭素
五十一 硝酸
五十二 硝酸タリウム
五十三 水酸化カリウム
五十四 水酸化ナトリウム
五十五 スルホナール
五十六 テトラエチルメチレンビスジチオホスフエイト
五十七 トリエタノールアンモニウム―二・四―ジニトロ―六―(一―メチルプロピル)―フエノラート
五十八 トリクロル酢酸
五十九 トリクロルヒドロキシエチルジメチルホスホネイト
六十 トリチオシクロヘプタジエン―三・四・六・七―テトラニトリル
六十一 トルイジン
六十二 ナトリウム
六十三 ニトロベンゼン
六十四 二硫化炭素
六十五 発煙硫酸
六十六 パラトルイレンジアミン
六十七 パラフエニレンジアミン
六十八 ピクリン酸。ただし、爆発薬を除く。
六十九 ヒドロキシルアミン
七十 フエノール
七十一 ブラストサイジンS
七十二 ブロムエチル
七十三 ブロム水素
七十四 ブロムメチル
七十五 ヘキサクロルエポキシオクタヒドロエンドエキソジメタノナフタリン(別名デイルドリン)
七十六 一・二・三・四・五・六―ヘキサクロルシクロヘキサン(別名リンデン)
七十七 ヘキサクロルヘキサヒドロジメタノナフタリン(別名アルドリン)
七十八 ベタナフトール
七十九 一・四・五・六・七―ペンタクロル―三a・四・七・七a―テトラヒドロ―四・七―(八・八―ジクロルメタノ)―インデン(別名ヘプタクロール)
八十 ペンタクロルフエノール(別名PCP)
八十一 ホルムアルデヒド
八十二 無水クロム酸
八十三 メタノール
八十四 メチルスルホナール
八十五 N―メチル―一―ナフチルカルバメート
八十六 モノクロル酢酸
八十七 沃よう化水素
八十八 沃よう素
八十九 硫酸
九十 硫酸タリウム
九十一 燐りん化亜鉛
九十二 ロダン酢酸エチル
九十三 ロテノン
九十四 前各号に掲げる物のほか、前各号に掲げる物を含有する製剤その他の劇性を有する物であつて政令で定めるもの
代表的な劇物の化学的特性と試験対策のポイント
毒物劇物取扱者試験において、劇物の性状や
鑑別法は実技試験(性質・貯蔵・取扱)で
必ず問われる重要項目です🔖
※全ての物質(毒物・劇物)を暗記することは
非効率な勉強法となりますので、とにかく関連学習
及び過去問演習を繰り返し、重要なポイントや
確実に正答できる為のキーワードを暗記しましょう🔥
東京都や関西広域連合の過去の出題傾向を分析すると
特定の化学物質についてはその色、臭い、そして
化学反応が繰り返し出題されていることが分かります。
例えば、アクリルニトリルは$${ \text{CH}_2=\text{CHCN} }$$という
分子式を持ち、無色透明の液体で、蒸発しやすく
水に可溶であるといった基本情報を押さえることが
合格への近道となります📝
また、アンモニア$${ \text{NH}_3 }$$のように
塩化水素$${ \text{HCl} }$$と反応して白煙を生じる
といった、物質同士の相互作用についても
正確な知識が求められることがあります💖
劇物の貯蔵方法については、物質の揮発性や
引火性を考慮しながら覚えることも重要です👍
クロロホルム$${ \text{CHCl}_3 }$$のように
光によって分解し有毒なホスゲンを生じる物質は
褐色びんに密閉して冷暗所に保存するという
具体的な管理手法が試験のポイントです🏭
廃棄方法に関しても、希釈して中和する
あるいは燃焼法を用いるなど、物質ごとのSDSに
基づく処理手順を理解しなければなりません。
試験対策としては、これらの情報を単に
暗記するのではなく、なぜその貯蔵方法が
必要なのかという化学的根拠と結びつけて
学習することで、応用問題にも対応できるように
なりますので、関連学習を大切にしながら
各物質(劇物)に関する投稿を作成してまいります!
化学計算と濃度換算の仕組み
実際の試験では、希釈や中和に必要な分量を
求める計算問題も頻出します🧪
主に基礎化学の分野にも繋がる重要な内容です!
中和反応の基本は、酸の放出する
水素イオンの物質量と、塩基の放出する
水酸化物イオンの物質量が等しくなることです。
これを数式で表すと、$${ \\aCV = bC'V' }$$となります。
ここで、$${ a }$$および$${ b }$$は酸と塩基の価数
$${ C }$$および$${ C' }$$はモル濃度(mol/L)
$${ V }$$および$${ V' }$$は溶液の体積(L)を指します。
例えば、10%の硫酸$${ \text{H}_2\text{SO}_4 }$$溶液を
水酸化ナトリウム$${ \text{NaOH} }$$で中和する場合
まず質量パーセント濃度をモル濃度に
換算するステップが必要となります📝
具体的な計算例として、密度$${ d \text{ g/cm}^3 }$$、質量パーセント濃度$${ P \% }$$
分子量$${ M }$$の溶液のモル濃度$${ C }$$を
求めるモデルを一緒に考えてみましょう。
このとき、モル濃度$${ C }$$は
$${ \\C = \frac{10dP}{M} \text{ mol/L} }$$という式で導き出されます。
この数式を用いることで、溶液1L中に含まれる
溶質の物質量を正確に把握し、その後の
反応計算に繋げることができます。
計算過程において、単位の変換ミスは
最も避けるべき失点パターンですので
常に$${ \text{cm}^3 }$$を$${ \text{L} }$$に、あるいは
$${ \text{g} }$$を$${ \text{kg} }$$に変換する際の係数を
確認しながら進める手法を身につけてください。
参考演習例題
第1問:劇物に指定されているアンモニアの性状および取扱いに関する記述のうち、正しいものはどれか。
(1)常温、常圧で無色、無臭の気体である。
(2)水に極めて溶けやすく、その水溶液は強い酸性を示す。
(3)塩化水素と反応すると、塩化アンモニウムの白煙を生じる。
(4)貯蔵する際は、銅製の容器に密閉して保存する。
解答・解説:正解は(3)です。
アンモニアは刺激臭を有する無色の気体であり、水溶液はアルカリ性を示します。
また、銅や銅合金を腐食する性質があるため、容器には鋼鉄製のものを使用する必要があります。
選択肢(3)の塩化水素との反応は、アンモニアの代表的な鑑別法として非常に重要です。
化学反応式は、$${ \text{NH}_3 + \text{HCl} \rightarrow \text{NH}_4\text{Cl} }$$と書くことができます。
第2問:劇物であるメタノールの性状および廃棄方法に関する次の記述の空欄を埋めなさい。
メタノールは化学式$${ \text{CH}_3\text{OH} }$$で表される( A )の液体で、特有の臭気がある。
引火性が強く、炎は( B )。
廃棄する際は、水で希釈した後、( C )により処理する。
解答・解説
(A)無色透明、(B)青白く見えにくい、(C)焼却法
メタノールは別名メチルアルコールとも呼ばれ、非常に引火しやすい物質です。
火災時の炎が明るい場所では見えにくいという特徴は、事故防止の観点からも試験でよく問われます。
廃棄については、大量の場合は焼却設備で燃焼させ、少量の場合は多量の水で希釈して処理します。
本講義では、毒物劇物取扱者試験の合格に向け
毒物及び劇物取締法における毒物の定義
別表第二に掲げられている代表的な劇物の一覧
これまでの生活で耳にしたことのある毒物の
化学的特性、貯蔵、廃棄、および基礎化学の分野
に繋がる基礎的な計算問題の攻略法を整理しました。
アンモニアやメタノール、アクリルニトリルと
いった代表的な物質の性状を正確に把握し
中和計算の数式モデルを活用することで
実技と筆記の両面で高得点を目指すことが可能です。
日々の学習において、化学式と物質の特徴を
結びつける習慣を一緒に意識していきましょう🌟
次回以降の投稿から、代表的な劇物について
毒物劇物取扱者試験の合格に繋がる投稿を作成して
まいりますので、引き続きよろしくお願いいたします!
お復習いはマガジンにて📚
本日のアウトプットはここまでとします!
一歩一歩の積み重ねが、毒物・劇物に関する
プロフェッショナルとしての確固たる知見へと
繋がっていくことでしょう✨
この調子で、毒物劇物取扱者試験の合格を目指して
共に着実に歩みを進めて行きましょう🔥
皆様の弛まぬ努力が、最高の結果として
結実することを心より応援しております!
参考リンク・おすすめのテキスト📚
各都道府県にて、毒物劇物取扱者試験に
ついての案内がHPが掲載されているはずですので
詳細は該当する都道府県のサイトをご確認ください🙏
留意事項・免責事項
本記事は毒物劇物取扱者試験の学習支援を目的として作成されたものであり、内容の正確性については細心の注意を払っておりますが、最新の法改正や試験実施要領については、必ず各自治体や関係省庁の公式サイトをご確認ください。
本情報を利用したことによって生じた、いかなる損害や不利益についても、作成者は一切の責任を負いません。
実際の化学物質の取扱い、貯蔵、廃棄にあたっては、必ず該当物質の最新のSDS(安全データシート)を参照し、法令を遵守した適切な管理を行ってください。
試験の合否結果についても保証するものではありません。
おすすめマガジンのご紹介✨
今後、さらにコンテンツを
拡充できるように努めて参りますので
何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご覧いただきありがとうございました🌈
まだまだ浅学非才な私ですが
noteという最高の環境を活用して
日々、成長できるように精進します🔥
アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るため
非常にやりがいを感じています。
社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!
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