【PMIの重要性🏢】事業承継・M&Aが切り拓く中小企業の成長戦略🔥:2026年版中小企業白書 No.34
中小企業診断士試験対策・白書徹底解説シリーズ📚
今回は、中小企業白書の重要論点である
「事業承継・M&Aによる付加価値額の向上と
PMI(Post Merger Integration)」に関するデータを
深掘りしていきたいと思います!
「中小企業経営・政策」の択一対策はもちろん
二次試験(特に事例Iの組織・人事
事業承継・M&A事例)でそのまま使える
解答骨子・組織理論と繋ぎ合わせて
スッキリ整理していきましょう!
事業承継、M&Aの効果

✅後継者の年代別(図1(1))
10年以内に事業承継を実施した企業のうち
経営者の年齢が50歳以下の企業の
付加価値額増加率は18.5%(中央値)。
60歳代以上の企業(14.9%)と比較して、若手経営者への
承継の方が増加率が高い傾向にあります。
✅M&Aの実施有無別(図1(2))
買収実施企業の付加価値額増加率は22.8%に達し
買収非実施企業(18.5%)を明確に上回っています。
✅買収に対するイメージの変化(図2)
買収に対するイメージは、「プラスのイメージになった」が18.1%であり、「マイナスのイメージになった(7.7%)」を
大きく上回っています(※「変わらない」が74.2%)。
買収における障壁

買収検討時の障壁(課題)トップ5です。
買収候補先の探索や選定の難しさ: 12.8% (最多)
買収資金の負担: 11.9%
買収判断に必要な情報の不足: 10.2%
仲介手数料の負担: 8.4%
買収手続きの煩雑さ: 5.0%
M&Aの効果とPMIの取組有無

✅PMIに取り組みを行っている企業
「想定を超える効果が得られた(15.4%)」と
「想定した効果が得られた(71.7%)」を合わせ
約87.1%が効果を実感しています!
※「想定した効果が得られなかった」は
わずか12.9%となりました!
✅PMIに取り組んでいない企業
「想定した効果が得られなかった」が
38.0%まで急増していることがわかります!
資料:(株)帝国データバンク「令和7年度中小企業の経営課題と事業活動に関する調査」
(注)1.(図1)付加価値額の増加率は、2024年と2019年を比較したもの。
2.(図1(1))調査時点( 2025年11~12月)での経営者の年代。10年以内に 事業承継している事業者について分析している。なお、経営者が創業者である事業者は除く。
3.(図1(2))2019年以降における他社又は他社事業の買収(M&A)経験・回数について聞いたもの。「他社の買収」とは議決権過半数に当たる株式を取 得すること、「他社事業の買収」とは事業譲受のことを指す。いずれも有償・無償かは問わない。
4.(図2)調査時点(2025年11~12月)において、2019年以降の、他社又は他社事業の買収に対するイメージの変化について聞いたもの。
5.(図3) 2019年以降の他社又は他社事業の買収について「買収したことはない」と回答した事業者に聞いたもの。「その他」、「買収を検討したことはない」という回答を除いて、回答割合が高い順に上位5つを表示。複数回答のため、合計は必ずしも100%に ならない。
6.(図4)M&Aの効果は、事業に最もプラスの影響を及ぼしたと思うM&Aについて聞いたもの。
💡知っておきたい重要キーワード解説
✅PMI(Post Merger Integration: 経営統合プロセス)
M&A(買収)成立後に、買収先企業との経営方針、組織文化、業務プロセス、ITシステムなどを統合・定着させる一連の取り組みのことです。
✅付加価値額の増加率
企業が新たに創出した価値(営業利益 + 人件費 + 減価償却費等)の伸び率を示します。
🌟$${ \text{付加価値額} = \text{営業利益} + \text{人件費} + \text{減価償却費} }$$
✅後継者の年代別効果
事業承継において、若手経営者(50歳以下)へのバトンタッチが企業の成長性(付加価値向上)にどのような影響を与えるかを示す分析指標です。
今回の講義のまとめです✨
若手承継(50歳以下)やM&A実施は
企業の付加価値額増加率を高める。M&Aの最大の障壁は「買収候補先の探索や
選定の難しさ(12.8%)」。M&A成功の鍵は買収後の「PMI(経営・組織の統合)」
にあり、未取り組だと失敗率が38.0%に急増する。
ただ単に白書の数値を覚えるだけでなく
二次試験への応用見通しながら
「なぜPMIによる組織文化統合が重要なのか」という
理論的背景までセットでマスターしておきましょう!
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免責事項・留意事項
本記事は、中小企業庁公表の「2026年版中小企業白書(概要等)」を基に、学習および情報提供の目的で作成されたものです。
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