値下げに応じ続ける人が抜け出せない「安売りスパイラル」

こんにちは。安定収益の作り方について、起業や副業に関する考え方を配信している柴田謙吾です。

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「もう少し、安くなりませんか?」

お客様からこう言われたとき、つい「わかりました」と応じてしまう。そんな経験はないでしょうか。

実は私自身、独立したばかりの頃は、この一言に弱かったんです。せっかくのご依頼を断りたくない。嫌われたくない。その気持ちから、求められるままに値下げに応じていました。

ですが、あるときふと気づいたんですよね。安く請ければ請けるほど、なぜか忙しくなり、なぜか疲れていく。それなのに、手元にお金はあまり残らない。

今日は、値下げに応じ続ける人が抜け出せなくなる「安売りスパイラル」について、私の経験も交えながらお話ししたいと思います。

「安くすれば仕事が増える」という思い込み

値下げをしてしまう人の多くは、心のどこかでこう思っています。「安くすれば、その分たくさん仕事が来るはずだ」と。

確かに、価格を下げれば依頼は増えやすくなります。私も最初はそう考えていました。

ですが、ここに大きな落とし穴があります。安さで集まってくるお客様は、その多くが「安さ」を理由に選んでいるんです。

つまり、もっと安いところが見つかれば、あっさりそちらへ移っていきます。値段で来た人は、値段で去っていく。これは私が身をもって学んだことでした。

安くして仕事を増やしても、定着しない。だからまた新しい仕事を取らなければならない。気づけば、ずっと走り続けることになります。

これが「安売りスパイラル」の正体です

安く請けると、一件あたりの利益が小さくなります。すると、生活や事業を回すために、より多くの件数をこなさなければなりません。

件数が増えれば、当然忙しくなります。忙しくなると、一件一件にかけられる時間や手間は減っていきます。

すると、仕事の質はどうしても下がりがちになります。質が下がれば、お客様の満足度も下がり、リピートや紹介につながりにくくなります。

結果として、また新しい安い仕事を取り続けるしかなくなる。これが、私が「安売りスパイラル」と呼んでいる悪循環です。

・安く請ける → 件数を増やす → 忙しくなる → 質が下がる → また安い仕事を探す

このループに一度入ってしまうと、働けど働けど、楽になりません。むしろ疲弊だけが積み重なっていきます。

なぜ安く請けるほど苦しくなるのか

安売りスパイラルの本当に怖いところは、お金だけの問題では終わらない点にあります。

安く請けた仕事ほど、不思議と気持ちが乗りにくいものです。「この値段でここまでやるのか」という思いが、どこかでブレーキになります。

一方で、安いからといって手を抜けば、それはそれで自分のプライドが許さない。結局、安い金額で全力を尽くすことになり、心も体も削れていきます。

私自身、この時期は本当にしんどかったです。たくさん働いているのに、収入は伸びない。それどころか、自分の仕事に自信が持てなくなっていきました。

値下げは、その場ではお客様に喜ばれます。ですが、長い目で見ると、自分の価値を自分で下げてしまう行為でもあるんですよね。

価格ではなく「価値」で選ばれる発想へ

ではどうすればいいのか。私がたどり着いた答えは、「価格で選ばれる」のではなく「価値で選ばれる」ことを目指す、という発想の転換でした。

お客様が本当に求めているのは、「安いこと」そのものではありません。その先にある「困りごとが解決すること」です。

だとすれば、勝負すべきは値段の安さではなく、「どれだけお客様の悩みを解決できるか」のはずです。

同じ仕事でも、「なぜそれが必要なのか」「それによってお客様の何が変わるのか」を丁寧に伝えるだけで、受け取られ方は大きく変わります。

価値が伝われば、人は値段だけで判断しなくなります。「あなたにお願いしたい」と言ってくださるお客様こそ、長くお付き合いできる相手だと私は思っています。

私が値段の付け方で変えたこと

最後に、私が実際に変えたことをいくつかお話しします。

まず、安易な値下げをやめました。もちろん、事情に応じた相談には乗りますが、「言われたから下げる」ことはしないと決めました。

次に、値段ではなく「何を提供できるか」を、はじめにきちんと言葉で伝えるようにしました。価値を先に示すことで、価格への納得感がまったく変わってきます。

そして、合わないお客様とは無理にお付き合いしない、という選択もできるようになりました。安さだけを求める方を追いかけるのをやめたぶん、本当に大切にしたいお客様に時間を使えるようになりました。

世の中は、結局のところ人と人との信頼関係で成り立っています。安さでつながった関係より、価値と信頼でつながった関係のほうが、ずっと長続きするんですよね。

まとめ

値下げに応じ続けると、安く請ける→件数を増やす→忙しくなる→質が下がる、という「安売りスパイラル」に陥ってしまいます。

このループから抜け出す鍵は、価格ではなく価値で選ばれることを目指すことです。お客様が本当に求めているのは安さではなく、困りごとの解決だからです。

もし今、「安く請けているのになぜか苦しい」と感じているなら、一度立ち止まって、自分の提供している価値をあらためて見つめ直してみてはいかがでしょうか。急がば回れ、です。

最後まで読んでいただきありがとうございました~

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