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「これは買わないでください」と正直に言った日から、なぜか売上が伸びた

こんにちは。安定収益の作り方について、起業や副業に関する考え方を配信している柴田謙吾です。

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「誠実さ」と聞くと、どこか道徳の授業のような、きれいごとに感じるかもしれません。

ビジネスの世界では、もっと賢く立ち回った人が勝つ。多少うまいことを言ってでも、まず売る。誠実さなんて、稼いでから考えればいい。かつての私も、心のどこかでそう思っていた時期がありました。正直であることと、商売で結果を出すことは、どこか別ものだと感じていたのです。

ですが、独立して何年も商売を続けてきて、今ははっきり考えが変わりました。誠実さは、遠回りに見えて、実はいちばん強い戦略だということです。今日は、なぜ正直さと一貫性が、長い目で見て最強の武器になるのか、私の経験を交えてお話しさせてください。


「うまい売り方」は、一度きりしか通用しない

まず前提として、その場だけを取り繕う売り方は、長続きしません。

相手が本当は必要としていないものを、言葉巧みにすすめて買ってもらう。都合の悪いことは伝えずに、良い面だけを大きく見せる。こうした売り方でも、一回だけなら売上は立ちます。ですが、買った側は必ずどこかで気づきます。「思っていたのと違った」「なんだか丸め込まれた気がする」と。

そうなると、その人は二度と戻ってきません。それどころか、周りに「あそこはやめておいたほうがいい」と静かに伝えます。一度の売上と引き換えに、その先にあったはずの信頼をまるごと失うのです。短期的には得に見えて、長い目で見れば、これほど高くつく売り方はありません。

お客様は、正直な人から買いたい

では、人はどんな相手から買いたいと思うのでしょうか。

私は、マーケティングでいちばん大切なのは、お客様が何を欲しているかを相手の立場で考えることだと思っています。そして相手の立場に立てば、答えははっきりしています。人は、自分をだまさない人、正直に接してくれる人から買いたいのです。

だからこそ私は、自分の商品やサービスが合わないと感じたときには、正直に「これは今のあなたには必要ないと思います」とお伝えするようにしています。目先の売上だけを考えれば、損な言い方かもしれません。ですが、正直に「売らない」判断をした相手ほど、あとで深く信頼してくれるものです。「この人は自分の都合ではなく、私のことを考えて言ってくれている」。そう感じてもらえた瞬間に、関係は一気に近づきます。

信頼は先、販売は後

私がずっと大事にしているのは、「信頼が先、販売は後」という順番です。

多くの人は、これを逆にしてしまいます。まず売ろうとして、そのあとで信頼してもらおうとする。ですが、順番が逆だと、どうしても売り込みの圧が先に出てしまい、相手は身構えます。

そうではなく、まず相手の役に立つこと。惜しみなく知っていることを伝え、困りごとに耳を傾ける。売り込む前に、信頼を積み重ねておく。すると、いざ何かを提案したときに、「あなたがすすめるなら」と受け取ってもらえます。誠実に信頼を先へ置いておくことは、遠回りに見えて、実はいちばん売り込まずに売れる状態をつくる近道なのです。

一貫していることが、そのまま信頼になる

誠実さのもう一つの中身は、「一貫していること」だと私は思っています。

言っていることと、やっていることがそろっている。お客様の前でも、スタッフの前でも、態度が変わらない。調子のいいときも悪いときも、大事にしている軸がぶれない。こうした一貫性そのものが、そのまま信頼になります。

逆に、相手や場面によって言うことがコロコロ変わる人は、どんなに話がうまくても、どこかで信用されなくなります。人は、次に何を言うか読める相手にこそ安心して任せられるからです。小さな約束を守り続けること、昨日と今日で言うことを変えないこと。派手さはありませんが、この地味な積み重ねが、時間をかけて揺るがない信頼をつくっていきます。

誠実さは、いちばん長持ちする資産になる

こうして考えていくと、誠実さは道徳ではなく、極めて実利的な戦略だと分かってきます。

正直に接し、一貫した態度を続けていれば、お客様は離れにくくなり、「またあなたから買いたい」と戻ってきてくれます。一度きりの取引ではなく、長く続く関係になります。しかもその信頼は、SNSのフォロワー数のように、ある日突然ゼロになるものではありません。自分の中に積み上がっていく、いちばん長持ちする資産です。

急がば回れ、です。目先の売上を焦って正直さを曲げるより、遠回りに見えても誠実さを貫く。その一本の軸が、結局はいちばん人にもお金にも恵まれる道なのだと、商売を続けるほど強く感じています。

まとめ

誠実さは、きれいごとでも、稼いでから考える余裕でもありません。長く商売を続けるうえで、いちばん確かな戦略です。

その場を取り繕う売り方は一度しか通用せず、信頼をまるごと失います。人は正直な相手から買いたいと思うもので、ときに「売らない」正直さこそが深い信頼を生みます。信頼を先に置き、言動を一貫させること。この地味な積み重ねが、離れないお客様という、いちばん長持ちする資産になっていきます。

もし今、何かを売ろうとして焦っている自分に気づいたら、一度立ち止まって、「相手に正直か」と問い直してみてください。誠実さは、遠回りに見えて、あなたのいちばん強い戦略です。

最後まで読んでいただきありがとうございました~

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