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値上げが怖い人へ。価格を上げても顧客が離れない理由

こんにちは。安定収益の作り方について、起業や副業に関する考え方を配信している柴田謙吾です。

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「値上げをしたら、お客様が離れてしまうのではないか」

自分の商品やサービスの価格を上げようとするとき、多くの人がこの不安にぶつかります。私自身もそうでした。値段を上げた瞬間に問い合わせがピタッと止まったらどうしよう、長く付き合ってくれたお客様にがっかりされたらどうしよう――そんな想像が頭をめぐって、なかなか一歩を踏み出せなかった時期があります。

けれど、いざ値上げをしてみると、思っていたような事態にはなりませんでした。今日は、なぜ私たちは値上げをこわがるのか、そして価格を上げてもお客様が離れないのはどういうときなのか、私自身の経験を交えながらお話ししてみたいと思います。


値上げが怖いのは「自分の価値」を疑っているから

そもそも、なぜ値上げはこんなにも怖いのでしょうか。

表向きの理由は「お客様が離れるのが怖いから」です。ですが、もう少し深く掘っていくと、その奥には「この値段に見合うだけのものを、自分は本当に提供できているのだろうか」という、自分自身への小さな疑いが隠れていることが多いように思います。

裏を返せば、値上げへの恐怖は、お客様の問題というより、自分の自信の問題なんですね。提供している価値に確かな手ごたえがあれば、「この内容なら、この値段は妥当だ」と胸を張れます。怖さの正体は、相場でも市場でもなく、自分の中にある。私はそう感じています。

「安いから選ばれている」という思い込み

値上げをためらう人ほど、「うちは安いから選ばれているんだ」と思い込んでいることがあります。

でも、本当にそうでしょうか。自分が何かを買うときのことを思い出してみてください。いつも一番安いお店だけで買い物をしているわけではないはずです。多少高くても、この人にお願いしたい、この店なら間違いない、と感じて選んでいる場面が、きっとあるはずです。

お客様も同じです。価格はたしかに判断材料のひとつですが、それがすべてではありません。むしろ「安さ」だけを理由に集まったお客様は、もっと安いところが現れた瞬間に去っていきます。安さで惹きつけた人は、安さで離れていく。これが、私が安売りで何度もつまずいて学んだことです。

値上げで離れる人と、残る人

実際に値上げをすると、お客様の反応はきれいに二つに分かれます。

ひとつは、価格だけを見て離れていく人。もうひとつは、値段が上がっても変わらず付き合ってくれる人です。そして大切なのは、離れていくのは、もともと価格でしかつながっていなかった人だということです。

少し厳しい言い方になりますが、安さだけで結びついていた関係は、こちらが消耗するばかりでなかなか長続きしません。一方で、提供している価値そのものを認めてくれている人は、適正な値上げであればきちんと受け入れてくれます。むしろ「これだけのものを、よくこの値段でやってくれていましたね」と言ってくださる方すらいます。

値上げは、お客様を選別する作業でもあるのです。本当に大切にすべきお客様と、より深く向き合うための整理だと考えると、少し気持ちが軽くなるのではないでしょうか。

値段ではなく「価値」を伝える

とはいえ、ただ黙って価格表を書き換えるだけでは、せっかく残ってくれるはずの人まで戸惑わせてしまいます。大事なのは、値上げと同じ熱量で「価値」を伝えることです。

私が意識しているのは、おおむね次のようなことです。

・なぜ値上げするのか、その理由を正直に、ていねいに説明する
・値段の数字ではなく、「それを使うとどんな良いことが起きるか」を語る
・これまで以上に、提供する中身を磨いて期待に応える

人は「高い・安い」を、額面の数字だけで判断しているわけではありません。「払った金額以上のものが得られた」と感じれば、それは安い買い物になりますし、逆なら、いくら格安でも高い買い物に感じます。だからこそ、価格を上げるときほど、その値段に込めた価値をきちんと言葉にして伝えることが欠かせません。

値上げは、お客様への誠実さでもある

少し意外に聞こえるかもしれませんが、私は適正な値上げは、お客様に対する誠実さでもあると思っています。

無理に安い値段で頑張り続けると、どこかで疲弊し、サービスの質を保てなくなります。それは結局、お客様にとっての損失です。適正な対価をいただくからこそ、こちらも余裕を持って良いものを提供し続けられる。健全な値付けは、長くお付き合いするための土台なんですね。

「急がば回れ」とよく言いますが、値付けも同じだと感じます。目先の不安から安いままにしておくより、勇気を出して適正な価格に整え、その分しっかり価値を返していく。遠回りに見えて、それがお互いにとって一番長く続く関係をつくる近道なのだと、私は思っています。

まとめ

値上げが怖いのは、お客様が離れるからではなく、その奥で自分の価値を疑っているからです。「安いから選ばれている」というのは、多くの場合、思い込みにすぎません。

実際に値上げをすると、離れていくのは価格でしかつながっていなかった人で、価値を認めてくれる人はちゃんと残ってくれます。だからこそ、価格を上げるときは同じ熱量で「なぜその値段なのか」「それで何が得られるのか」という価値を伝えることが大切です。

そして、適正な値上げは、自分が良いものを提供し続けるための土台であり、お客様への誠実さでもあります。もしあなたが今、値上げに踏み出せずにいるなら、まずは自分が届けている価値を、あらためて棚卸ししてみてください。きっと、思っているより堂々と値段をつけていいことに気づくはずです。最後まで読んでいただきありがとうございました~

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