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恋人(雑談018)

「恋人」

春の始まりを知るのはモンシロチョウ、幼い頃に実家の庭で飛んでいるそれらを見ては楽しそうな気配がしてワクワクしていたことを覚えています。一方、夏の始まりを知るのは◯◯◯◯、家の中で遭遇するとウンザリしていました。両親が亡くなり築年数の経っている実家で寝泊まりをすることが多くなって今年もそれに悩まされると思うとため息が漏れます。躊躇いもなく叩いて始末をするそれらに対して罪悪感はありませんが去年の夏に限っては例外、つまり、交尾中のそれら二匹を始末、後味の悪さを引きずっています。初めての経験でしたが去年の夏に二回も遭遇、どちらも行動パターンは一致していました。彼らの交尾は縦列、最初に見たときは巨大なそれかと思いましたが連なっていたのを確認、人の気配に身の危険を察知した彼らは離れることもなく一緒になって逃げようとしましたが必然に動きは鈍くて簡単に叩き潰すことができました。離れて逃げればどちらかは助かったはず、合わせて子孫繁栄や快楽の喜びは彼らにとって一生のクライマックスだったはずで悲しい性みたいなものを見せつけられて憂鬱になりました。黒い彼ら、対照的に家の中ではなく外で見かける白いモンシロチョウのつがいは微笑ましい光景、そう言えばスケートのりくりゅうペアを連想、コソコソしていないのも好印象なモンシロチョウです。蜘蛛の巣に引っ掛かって食べられてしまうことも想像しやすいですが何事もなく無事に生涯を終わることを望んでいます。

◾️この記事の背景に流れる音楽
新しい季節へキミと/エレファントカシマシ
ブランコ/ROSSO 

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