アストラを軽量設定で5時間使って分かったこと AIは「賢く考える」より「無駄なく考える」段階へ来ている
最近、アストラをかなり長時間使っている。
しかも全力設定ではない。
軽量側の設定。
それでも、実際に使っていてかなり驚いた。
単純に回答の質が高い、という話ではない。
むしろ印象に残ったのは、
無駄な動作が減っていること。
だった。
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「引き続き」で勝手に引き継ぎスレッドを作った
一番分かりやすかったのがこれ。
こちらが、
「引き続き」
程度のことを言ったところ、
アストラ側が自分で、
次工程用の引き継ぎスレッドを作った。
こちらから、
* 新しいスレッドを作って
* 必要な情報をまとめて
* 現在の作業を引き継いで
* 次の工程へ移って
などと細かく指示していない。
でも、
今の工程が終わった
↓
次工程へ進む
↓
なら作業場所も分けた方がいい
と判断したらしい。
これがかなり面白かった。
以前なら、
AIにとってスレッドは単なる「会話の箱」だった。
でも今回の挙動を見ると、
スレッド自体を作業単位として扱い始めている。
ように見える。
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1工程1スレッドを、人間が管理しなくてよくなるかもしれない
最近、自分はAI作業で、
1工程1スレッド
をかなり意識している。
例えばゲーム開発なら、
* UI修正
* Shop修正
* 不具合修正
* DataStore確認
* 実機確認
などを分ける。
理由は単純。
一つの会話へ全部詰め込むと、
文脈が膨らむ。
過去の条件が混ざる。
優先順位が曖昧になる。
から。
だったら工程ごとに切った方がいい。
これは今まで人間側が管理していた。
ところが今回、
アストラ自身がその判断をやった。
つまり将来的には、
人間が「新しいスレッドを作る」という行為自体を意識しなくなる
可能性がある。
工程が終わったらAIが自動的に、
* 必要情報だけ圧縮
* 次工程用の作業領域を作る
* 不要な文脈を捨てる
* 必要な資料だけ持っていく
という動きをする。
これが普通になれば、
人間側は、
「続き」
程度で済む。
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5時間使って使用量22%
さらに面白かったのが使用量。
今回、
約5時間使って22%。
途中の一部工程では、
3%程度。
しかもこれは軽量設定。
全力推論ではない。
以前なら、
高性能AIほど、
長く考える
↓
使用量が増える
という印象が強かった。
でも今回感じたのは逆。
賢くなった結果、
無駄な確認をしない。
不要な情報を抱えない。
必要な工程だけ処理する。
ことで、
結果的に使用量を抑えている。
つまり、
高性能化=思考量増加
ではなく、
高性能化=無駄な思考削減
という方向へ進んでいるように感じる。
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「全部読ませる」時代が終わりつつある
これは最近のAI全般にも感じる。
以前は、
* 設定資料全部
* 過去ログ全部
* 手順全部
* 禁止事項全部
を最初に読み込ませる運用が多かった。
AIが忘れるから。
AIが勝手なことをするから。
だからプロンプトや手順書がどんどん長くなった。
でもモデルが賢くなるほど、
その方法が逆に邪魔になる。
今はむしろ、
必要な時に必要な情報だけ渡す
方が安定する。
人間の仕事でも同じだ。
優秀な人へ仕事を頼む時、
100ページのマニュアルを毎回全部読ませる必要はない。
目的と制約だけ伝え、
必要な資料を必要な時に参照できればいい。
AIもそこへ近づいている。
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全部の作業に最高性能モデルは必要ない
これも重要。
自分は創作でも複数作品を動かしているが、
作品によって必要な推論能力が違う。
例えば、
『俺の上司が凄すぎて』
くらいなら、
毎回最高クラスの推論性能は必要ない。
重要なのは、
* 会話テンポ
* キャラクター性
* 日常ネタ
* オチ
だから。
一方、
KoS
や
Vendetta
になると話が変わる。
キャラクター数、過去設定、伏線、時間軸、世界構造などが絡む。
こういう作品は、
高い推論能力の恩恵が大きい。
つまり今後は、
全部を最高性能で処理する
のではなく、
必要な場所だけ高性能モデルを使う
という運用が普通になると思う。
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AI本体に機能がなくても能力は生やせる
もう一つ最近強く感じていることがある。
AIの能力は、
モデル本体に搭載されている機能だけで決まらない。
例えば現在、
自分の環境では、
ChatGPTからPythonを使って、
Blender上のVRMモデルにリボンを生成する
ところまでやっている。
ChatGPTが3Dモデリング専用AIだからではない。
PythonとBlenderを組み合わせているだけ。
さらに現在、
MV Factory
というローカル動画制作環境も作っている。
これが完成すれば、
AI自身に動画生成能力が搭載されていなくても、
* 素材選択
* 構成
* 字幕
* 編集
* 音源配置
* 書き出し
までローカル環境で実行できる。
ユーザー側から見れば、
それはもう、
「AIに動画制作能力が生えた」
のと大差ない。
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AIは万能モデルより「司令塔」になるのかもしれない
これまでAI競争は、
どのモデルが一番賢いか
という話になりがちだった。
でも今後重要になるのは、
必要な能力をその場で編成できるか
だと思う。
AI本体に、
* 動画生成
* 作曲
* 3D
* ゲーム開発
* 画像処理
の全部を直接搭載する必要はない。
必要なら、
* Python
* Blender
* ffmpeg
* ローカルツール
* 外部サービス
* 自作アプリ
を組み合わせればいい。
そうなるとAIは、
万能な職人
ではなく、
必要な職人と工具を集める司令塔
になる。
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アストラを見て感じた未来
今回のアストラの挙動を見ていて、
将来的にはこうなる気がしている。
人間:
「ゲーム直して」
AI:
設計
↓
実装
↓
テスト
↓
不具合修正
↓
次工程用スレッド生成
↓
必要情報を引き継ぎ
↓
公開確認
人間:
「おう。」
終わり。
(笑)
極端な話、
今まで人間が書いていた長いプロンプトや、
工程管理そのものが、
少しずつAI側へ移っていく。
そして皮肉なのが、
AIが賢くなるほど、
人間側の指示は短くなる。
ということ。
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まとめ
アストラを軽量設定で長時間使って感じたのは、
単純な「AIが賢くなった」ではなかった。
むしろ、
AIが仕事の進め方を覚え始めている。
という感覚だった。
* 工程を理解する
* 不要な文脈を減らす
* 次の作業場所を作る
* 必要な情報だけ引き継ぐ
* 軽量設定でも十分な品質を出す
* 無駄な使用量を減らす
これが進めば、
AIの評価軸も、
ベンチマークの点数
だけでは足りなくなる。
重要になるのは、
どれだけ人間が管理しなくても仕事が進むか。
だと思う。
そして今のところ。
アストラ。
かなり賢い。
というか、
軽量設定でそこまで勝手にやるな。
こっちの仕事が減る。
もっとやれ。
(笑)
