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カネに関する4つの無意識とは?鈴木傾城の台本(スクリプト)はこのタイプだった

同じ年収であっても、10年後にまったく違う資産額になっているという光景は別に珍しいことではない。片方は着実に貯金し、もう片方はいつも貯金残高がゼロに近いと、資産額はどこまでも差が開いていく。

一般的に高収入であれば貯金がしやすいのだが、高収入なのに手元に何も残らず、給与が上がるたびに支出も同じだけ膨らむ人もいる。実際、私は掃いて捨てるほど「高収入なのに、いつもカネがない」人たちを見てきた。

彼らは「収入の範囲で生きる」とか「無駄遣いはしない方がいい」という常識くらいは知っている。だが、つねに逸脱した行動をしてしまう。本人にも気づいていない「何か」がそうさせているとしか言いようがない。

その何かは「マネースクリプト」であぶり出せるかもしれない。

マネースクリプトは心理学者のブラッド・クロンツとテッド・クロンツが提唱した概念で、人がマネーに対して無意識に抱えている信念や思い込みを指す。ちなみに、スクリプトとは演劇や映画の台本のことである。

幼少期に親が金銭について発した言葉や思い、家庭の経済状態、金銭をめぐって起きた出来事……。そうしたものが心の中に台本(スクリプト)として書き込まれ、それが大人になってからの判断を、本人が気づかないまま操っていく。

「うちにはそんな余裕はない」と親が繰り返す家庭で育った子供は、成人して十分な収入を得たあとも現金を使いたくない気持ちが勝る。

「一発当てないと人生は変わらない」という空気の中で育った人は、堅実な積み上げを退屈だと感じて危険な賭けに手を伸ばす。インデックス投資ができない人はまさにそうしたタイプだろう。

すべては幼少期に書き込まれた台本(スクリプト)が無意識に働く。

クロンツらはこの台本を4つの型に分類した。自分がどの台本(スクリプト)の中で生きているのかを知るのは、興味深い心理的分析になるはずだ。自分の無意識が可視化できると…

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