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「理由が分からない不登校」が、母親をいちばん苦しめる|不登校|発達凸凹育児|子育て


「理由が分からないんです」

そう言いながら、
私はずっと苦しかった。

もし原因がはっきりしていたら、
まだ動きようがあった。

いじめなら学校対応。

勉強ならサポート。

体調なら病院。

でも実際の息子は、
何かを明確に訴えるわけでもなく、
ただ朝になると動けなくなる。

「行かなきゃとは思ってる」

そう言うのに、
体は布団から出てこない。

私はその姿を見るたび、
頭の中が混乱していった。

甘えなの?

怠けてるの?

本当にしんどいの?

このまま休ませて大丈夫?

無理にでも行かせた方がいい?

どうしたらいいの?

答えが分からない。

だから苦しかった。

朝になるたび、
心がザワザワした。

時計を見る。

学校へ向かう子どもたちの声が聞こえる。

近所の車のエンジン音。

「いってきます」という声。

外の世界は普通に動いているのに、
我が家だけ時間が止まっている気がした。

私は、
スマホで何度も検索した。

「不登校 原因」

「朝 起きられない」

「発達障害 グレー」

「中学生 学校行けない」

検索しても、
“これだ”と思える答えは見つからない。

読めば読むほど、
不安だけが増えていった。

きっと、
母親が苦しいのは、
「学校へ行かないこと」だけじゃない。

“どうしてそうなったのか分からない”

これが、
心を追い詰める。

だって、
原因が分からないと、
どう支えたらいいのかも分からないから。

でもね。

あとから少しずつ分かってきた。

子ども自身も、
「理由」を説明できないことがある。

特に、
発達凸凹や繊細さを持つ子は、

音。

人間関係。

空気を読む疲れ。

失敗への不安。

集団の圧。

「ちゃんとしなきゃ」の緊張。

そういうものを、
毎日ずっと抱え込みながら生きている。

でも、
本人もそれを
うまく言葉にできない。

だから、
周りからは
「なんで行けないの?」
に見えてしまう。

そして母親は、
“理由探し”を続けてしまう。

でも、
あるとき私は気づいた。

原因を完璧に突き止めることより、
もっと大事なことがあった。

それは、

「家が安全かどうか」

だった。

外でずっと緊張してきた子にとって、
家まで

「理由を説明して」

「いつ行くの?」

「このままでどうするの?」

になってしまうと、
心が休まらなくなる。

もちろん、
放置でいいわけじゃない。

必要なら、
学校以外の居場所を探したり、
医療や相談先につながったり、
少しずつ考えていけばいい。

でも、
“今すぐ答えを出さなきゃ”
と焦り続けると、
母親の心が先に壊れてしまう。

私はずっと、
「ちゃんと理由を見つけて、
ちゃんと解決しなきゃ」
と思っていた。

でも本当は、
分からないまま苦しんでいたのは、
息子だけじゃなく、
私も同じだった。

だから今、
同じように悩んでいる母親に伝えたい。

理由が分からないまま、
苦しんでしまうのは、
それだけ真剣に向き合っている証拠。

何も考えていない母親なんかじゃない。

悩んで、
検索して、
眠れなくなるほど考えている。

それだけで、
ちゃんと向き合っている。

そして、
今すぐ正解を出せなくても大丈夫。

子どもが、

「分かってもらえなくても、
ここにはいていい」

そう思える空気を、
少しずつ取り戻していけばいい。

まずは、
母親自身が、
“分からないこと”を責めすぎないでほしい。

そう、自分に言い聞かせて
笑って暮らせるように


keiko

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keiko|引き算で整える 発達凸凹・起立性調節障害ママの思考×伴走サポーター この度はチップまで、本当にありがとうございます。 あたたかなお気持ちがとても励みになります。 いただいた想いを力に変えて、これからも心が少し軽くなる発信を届けていきます。