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元素がタイトルに入った曲(続き)

前回の続きです。

元素番号11、ナトリウム(Na)。英語だとソディウム。化合物だとソーダ。昔の炭酸水はナトリウム塩で炭酸を発生させたものが多く、炭酸飲料をソーダと呼ぶようになりました。そこから爽やかさやクールさの例えに使われますが、本来毒性が強く空気に触れただけで発火する危険物です。

今年世界中を席巻したNetflixのアニメKPop Demon Hunters。主人公=ハンター側のガールズ・グループHUNTR/XはGoldenをヒットさせましたが、対するデーモン側がこのSaja Boys(25年全米全英3位)。Sodaはあくまでナトリウム塩のことですが、まあ拡大解釈ということで。

元素番号14、ケイ素(Si)。シリコン(Silicon)とも呼ばれますが、ガラスから半導体まであらゆるところで生活を支えてくれる素材。シリコン樹脂の方はシリコーン(Silicone)で違う単語です。

Princeの未発表曲集、2004年リリースのThe Slaughterhouse (Trax from the NPG Music Club Volume 2) 収録。録音は00年前後のようです。ミニマルなファンク・サウンドがSign O The Timesにも通じるという意見があり、歌詞は文明批判ともとれるのですが、どうなんでしょうね。

元素番号16、硫黄(S)。温泉好きにとってはおなじみですが、硫化水素の死亡事故がたびたび起こるなど強い毒性を持ちます。一方で必須アミノ酸システインやネギ類に含まれるアリシンの重要な構成要素でもあります。

キワモノ感満載の覆面9人組として登場したものの、確かな音楽性であっというまにメタル・シーンを塗り替えたSlipknot。彼らの4thアルバムAll Hope Is Gone(08年全米1位、全英2位)からの4thシングル(Mainstream Rock Tracks 18位)。歌詞の中にタイトルは出てきませんが、相変わらずのインテリ感&破壊的な内容で一定の支持を得るのも納得です。今思うとこの後急逝したPaul Grey最後のMV出演ですね。

Sakiさん教えていただきありがとうございます!

元素番号54、キセノン(Xe)、英語読みだとゼノン。前回紹介したネオン同様希ガスの仲間で、放電すると白い光を放つことから照明などに使われます。車のヘッドライトだとキセノンランプ、ディスチャージドランプ、HIDランプなどと呼ばれます。今はLEDが主流ですけど。

ヘヴィ・ロックのベテランDeftones、8thアルバムGore(08年全米2位、全英5位)の収録曲。こちらも歌詞にタイトルは出てきませんが、浮遊感のある謎の感覚という意味で使われているような気がします。ダークでうねるサウンドは今のメタル・シーンに多大な影響を与えていますが、なかなか日本に凄さが伝わらないようで、来日は10年、単独公演は15年ほどご無沙汰です。

元素番号92、ウラン(U)。放射性物質の代表格。実物を見たことある人は少ないと思いますが、普通の金属です。

テクノ、というよりすべての電子音楽の元祖Kraftwerk、4thアルバムRadio-Activity(邦題「放射能」)。前作のAutbahnが世界的なヒットとなりましたが、今作はタイトル故か英米では全然ヒットしませんでした。本国ドイツでも22位どまりでしたがフランスでは1位(76年)。アルバムタイトル曲は坂本龍一さんが日本語歌詞を書いたりと彼らのライフワーク的なアルバムです。この曲ではウランが崩壊して放射能を放出することを淡々と歌っています。

ということで柏崎刈羽原発の再稼働が知事に容認され、Kraftwerkの来日(単独は7年ぶり)が決まった日としてこの曲をとりあげてみました。


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