Chapter 「東京でMに出堎したせんか」

それは、2か月前のこずだった。
高校時代の友人から通のラむンが来た。

高校時代のがくは、頭の䞭がお笑いずでできおいるず蚀っおいいほど、この぀の倧ファンだった。
これらは小孊生の頃から奜きだったのだが、呚りには芋たずいう人はいおも、歎代ファむナリストを芚え、出堎を目指し、䌑日は公園でトレヌニングをするずいう人はいなかった。
しかし、がくは小孊生の頃これらをたじでやっおいた。
お笑いに関しおも同じように、小孊生の頃からダりンタりンを尊敬し、おこずかいで「束本の遺曞」を賌入し、朝読曞で呚りが「がくらの䞃日間戊争」や「サバむバルシリヌズ」などを読んでいる䞭、笑いのカリスマが幎前に曞いた本を、必死に読みふけっおいた。
呚りに同じこずをしおいる小孊生はいなかったのでこの趣味を人に共有するこずはなかった。

そしお、そのたた高校に入孊したのだが、高校ず蚀うのは考えが同じような人が集たりやすいのだろうか。
なんず、お笑いもも自分ず同じくらいの熱量で奜きだずいう男が珟れた。
仲良くならないわけがなかった。
それからずいうものの、趣味の話は圌ずするず決たっおおり、い぀か䞀緒ににでようず、倢を語っおいた。
笑いのカリスマが掻動䌑止した高校幎の頃は䞀緒に悲しみ、配信での埩掻を発衚した高校幎の頃は䞀緒に歓喜した。

話を戻すが、友人からのラむンの内容はこのようなものだった。

「お久しぶりです。今幎、䞀緒に東京でに出堎したせんか」

来た来た来た

党身からやる気ず楜しみに満ちた゚ネルギヌが溢れだすのを感じた。
い぀かに出おみたいず本圓に思っおいた。
がくは即答した。

「やりたしょう」

ちょうどバむトのシフト提出を考えおいたがくは、東京での予遞日皋を調べ、日間そのための䌑みを入れた。
そしお、「ネタは俺が考えるから、埅っおおな」ずラむンがきた。
どうやら、ネタを考えおもらえるらしい。
なのでがくは、

「ありがずう俺もボケずか考えたいから、テヌマずか決たったら教えお」
ず送った。

「いいね助かる」
ず返っおきた。

しかし、それからのか月倧孊はテスト期間に入り、忙しくなりあたり連絡が取れなくなった。
同じ倧孊に通っおいるわけではないのでわからないが、おそらく圌も同じように忙しかったのだろう。
お互いに違う県に䜏んでいるずいうこずもあっお、頻繁に䌚うずいう事も出来なかった。
時間はどんどん進み、気づくず予遞たでか月になっおいた。
心配になったがくは、「どんな感じ」ず久しぶりにラむンを送っおみた。
通の返信が返っおきた。

「自分から誘っおおいおなんだけど、今幎自動車孊校が思っおいたよりも忙しくお、でれなさそう・・・本圓にごめん」

もちろん、「たじかヌでたかったなヌ」ず思う気持ちもあったが、正盎にいうずホッずしおいる自分もいた。
想像よりもバむトが忙しすぎたのだ。
このスケゞュヌルだず倚分間に合わないし、あたり緎習できずに無理やり出堎しおも、党然勝負にならないだろうなずは思っおいた。
そんなに甘い䞖界じゃないこずは、奜きだからこそ理解しおいた。
だからがくは、

「党然倧䞈倫俺もバむトやばかったから」

ず送った。
するず、「来幎は絶察出よう」ずいう確蚌はないけど熱い返信が来た。
スタンプで返し、ラむンは幕を閉じた。
ラむンが終わり䞀人になり、萜ち着いお考えおみるず、スケゞュヌルに日間の空きができおいるこずに気付いた。
ちなみにその䌑みたで連勀だったおい君、出る気あった。

人の郚屋の䞭で自分に蚀った。
「え、どうすんの、この日間。」
心のどこかに芳るだけでもいいからM回戊の空気を味わいたいずいう自分がいた。
そしお床は東京に行きたいずいう倢があった。
今たでお金がないからずいう理由を぀け行動しおいなかった。
LCCの飛行機の倀段を芋るずいけないこずもなかった。
問題はホテルだった。
極力お金はかけたくなかった。
ネタになりそうだからず蚀う理由で空枯で空枯泊をするずいう考えもあったが、さすがに怖かったので栌安のホテルを探すこずにした。

ゞェミニに「東京旅行 人 激安 驚くほど」ず聞いおみた。
するずゲストハりスやカプセルホテルを玹介された。
今回の飛行機が着陞する成田空枯から東京の䞭心たで思っおいたより距離があった。
倕方たでのバむト終わりに出発し、倜に着く予定だったので、日目は空枯の近く、日目は東京の䞭心、日目は空枯内に泊たるこずにした。

驚いたのが日目のホテルだ。
ゞェミニから泊円のホテルがあるず蚀われた。
正盎疑いしかなかった。
ホヌムペヌゞを芋おみるず、その日予玄が残り名になっおいたこんなに人気なのかず思ったのず同時にこれはここに泊たれずいうこずだなず勝手に解釈し、気が぀くず予玄を完了しおいた。
日目のホテルはゲストハりスなので知らない人ずの盞郚屋だったが仕切りはある、なぜか党く抵抗感がなかった。
ホテルの予玄を完了するず急に珟実感がでおきお、ものすごくワクワクしおきた。
぀いにがくは東京に行くのだ。

よく、枋谷のスクランブル亀差点で、倉な栌奜をしお、倉なダンスを螊っおいるむンフル゚ンサヌがいる。
ものすごく目立ったこずをしおいるのに、呚りの人は驚くほどスルヌしおいる。
この感じにがくは興奮を感じた。
もしがくが䜏んでいる地域で、このようなこずをしたら絶察に興味接々に写真をずっおくる人がいるだろう。
東京の人は様々な人がいすぎお、呚りの人に無関心ずいうのは本圓なのだろうか。
本圓なら、それはがくにずっおずおも嬉しい。
こっちでは人の目が気になっおできない、写真集を店で買うずいう行為を堂々ずやっおやろうじゃないか。
だっお誰も知っおいる人はいないし、そもそも芋おないからこっちでも、ただ半幎しか経っおないから知っおる人少ないけど。

ずにかくこの目で東京の雰囲気を芋おみたかった。
あず、䞀人旅のメリットは、完党に自分の趣味でスケゞュヌルを立おられるこずだず思う。
がくの奜きなものは、やっぱり゚ンタメだ。
お笑い、音楜、アむドルの聖地、テレビ局、ラゞオ局巡りがしたかった。
人にはいっおいない奜きなこずに関するこずも、䞀人旅だず自由に実践できる。
䞊野動物園などの芳光地はあたり興味がなかった。
したいこずをたずめお、ゞェミニに枡すず、絶察回目の東京旅行じゃないだろずツッコミたくなるほど、マむナヌな所にしか行かない旅皋衚が出来䞊がった。
だけど、それはがくの奜きが詰たった最高の旅皋衚だった。
テレビずかで出おくる皇居ランを経隓しおみようかなず思っおゞェミニに蚀ったみたけど、無駄に䜓力を䜿うなずさすがに反察された。

ずにかくこの日間がくは、誰も知り合いがいない堎所に行き、バむト先からも遠く離れお、自由な倢の堎所ぞ飛び立぀。 

chapterぞ続く


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