見出し画像

週刊金融日記 第735号 AIバブルはまだ序盤!世界AI戦争で東アジア諸国(=韓国・台湾・日本・中国)に超絶な特需が来ている、Mythos米政府指令で提供停止、東京のこの日本庭園がすごい、金利が上がっても不動産価格は下がらない、他

// 週刊金融日記
// 2026年6月16日 第735号
// AIバブルはまだ序盤!世界AI戦争で東アジア諸国(=韓国・台湾・日本・中国)に超絶な特需が来ている
// Mythos米政府指令で提供停止
// 東京のこの日本庭園がすごい
// 金利が上がっても不動産価格は下がらない
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 世間では、アメリカで開催されているサッカーW杯で盛り上がっているようです。イランの代表チームも出場できて、何よりです。

●【やさしく解説】サッカーW杯、イラン情勢で矛盾露呈…代表選手は参加できても関係者や一部サポーターの入国は拒否
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/95383

★一時は、トランプ大統領の外交カードにされてしまい、イランの出場を取りやめにして、予選で敗退したイタリアに出場権をあげるんじゃないか、と危惧されていました。

 僕のXのサブスクは、天才イーロン・マスクさんの宇宙事業にあやかろうと、適当に3USD/月で始めてしまったのですが、すでにコンテンツの価値を考えたら、大幅にミスプライスしてしまったなあ(=安すぎる)、と思っております。順調にレストランガイドが出来てきました。
 スマホのXアプリでサブスクすると、間に入っているAppleやGoogleに多少はピンハネされるので、XのWebから直接購読していただけると幸いです。もちろん、面倒くさかったらスマホのXアプリでよいです。

●週刊金融日記 2012年4月15日 創刊号 〜 2012年8月26日 第20号 掲載のレストラン再レビュー
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2061565670299672740

●週刊金融日記 2012年9月2日 第21号 〜 2013年1月14日 第40号のレストラン再レビュー
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2063604329475715397

●週刊金融日記 2013年1月21日 第41号 〜 2013年6月3日 第60号のレストラン再レビュー
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2066637432095916332

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-金利上昇でも不動産価格が崩れなかった理由と大阪での自宅購入について
-飲み会を終えた後にモヤモヤしてしまうことがあります
-地方旧帝大出身の妻が公立至上主義なんで私立小学校や私立中学校の良さを教えたいです

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.AIバブルはまだ序盤!世界AI戦争で東アジア諸国(=韓国・台湾・日本・中国)に超絶な特需が来ている

 半導体バブルは、AIゴールドラッシュではツルハシ企業が儲かるんだ!という、すでに方々でずっと言われていることです。そして、日本ではキオクシアも東京エレクトロンもアドバンテストもものすごく株価が上がっています。韓国では、サムスン電子、SKハイニックスなど、暴騰しています。中国も、じつは大いに恩恵を受けていて、アメリカのデータセンター建設に必要な部材を提供している企業の株価が軒並み垂直上げの状態です。
 それで、これらに乗り遅れてしまった人たちは、もう遅いんじゃないか、あるいは、いずれバブルが弾けて暴落する、と思っていることでしょう。願望を交えながらね。
 しかし、このAIツルハシ特需は、とんでもない規模であり、しばらく終わりそうもない、ということを今週はしっかりと書こうと思います。AIバブルはまだまだこれからなのです。そして、このバブルで最も恩恵を受ける国は、韓国、台湾、日本、中国です。幸いなことに、我が国にも特需が到来するわけです。
 いまはAI戦争が起こっており、大きな戦争というのはいつでもそうであるように、自分は参戦せずに、武器やさまざまな物資を提供している国がいちばん潤うわけです。

週刊金融日記 第732号 AIバブルでDRAMとSSDが高騰する中でWindowsPCを買ったので環境構築とメモリ業界の話
週刊金融日記 第733号 AIバブルはこれからが佳境!もはや米国はAGIを達成するまで全賭けし続けるしかなくなった
週刊金融日記 第734号 読めば誰でも5分で分かる!かつて世界を制した日本のメモリ半導体興亡史

【まずは朝鮮特需のおさらいと戦争のアナロジー】

 1950年から53年にかけての朝鮮戦争は、日本にとってまさに「特需」の時代でした。米軍が戦場で必要とするトラック、鋼材、車両部品、繊維製品などを、日本企業が大量に受注したわけです。敗戦直後で経済が疲弊していた日本に、大量のドルが流れ込みました。外貨準備高が積み上がり、企業は設備投資を再開できたのです。トヨタ自動車などはこの特需で本格的にトラック生産を軌道に乗せ、後の自動車王国への基盤を築きました。
 戦争というのは、勝つ側にとっても極めてコストのかかるものです。アメリカは巨額の軍事支出を強いられ、国内にもインフレ圧力がかかりました。しかし、直接戦場で消耗することなく、生産と供給の役割を担った日本は、戦後復興を一気に加速させ、その後、日本は「世界の工場」として高度経済成長を遂げていきます。
 同じような構図は、さらに少し歴史を遡った第二次世界大戦におけるアメリカ自身の振る舞いにも見られます。大戦の序盤から中盤にかけて、アメリカは直接的な軍事参戦を避け、ヨーロッパで泥沼の殺し合いをしている交戦国に対して、安全な海の向こうからひたすら兵器や軍事物資を売りまくりました。そして他国が十分に血を流して疲弊し、自国に莫大な富と圧倒的な工業生産能力が蓄積された最終局面に本格参戦し、美味しいところを全て持っていって世界の覇権国家へとのし上がったわけです。
 要するに、戦争では「自分で血を流さずに、武器や物資を売る側」が最も効率的に富を蓄積できるというわけです。

●焼け野原から復興 朝鮮戦争と特需
https://www.asahi.com/special/sengo/visual/page8.html

【AI開発企業は壮絶な消耗戦をしている】

ここから先は

14,630字

¥ 220

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?