週刊金融日記 第743号 メモリ半導体の需要と供給について分かっていることを整理します、欧州猛暑で中国エアコン爆売れ、外食不毛の地の品川駅周辺のオススメのレストラン その3、ジャンポケ斉藤氏への懲役7年求刑について、他
// 週刊金融日記
// 2026年8月11日 第743号
// メモリ半導体の需要と供給について分かっていることを整理します
// 欧州猛暑で中国エアコン爆売れ
// 外食不毛の地の品川駅周辺のオススメのレストラン その3
// ジャンポケ斉藤氏への懲役7年求刑について
// 他
こんにちは。藤沢数希です。
夏で暑いですが、香港でぼちぼちやっています。
★香港も東京も、美味しいレストランがたくさんあるのはいいですね。先日は、スペイン料理が安くて美味しかったです。また、メルマガに書きます。
はじめますか。ここはビール🍺の量がちゃんと多い😋 https://t.co/JgERKhNAzZ pic.twitter.com/iRD3qbaINj
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) August 7, 2026
★フランス人がやっている、いい感じのワインバーでした。
二軒目😋 pic.twitter.com/yNH9nDx9HY
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) August 7, 2026
欧州は熱波が襲っていて、案の定、中国製エアコンが爆売れしているようですね。地球温暖化の解決策はエアコンです!
●中国製エアコン、欧州で販売急伸 猛暑、美的はや昨年の2倍 「移動式」工事いらず奏功
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO98091370Q6A810C2FFJ000/
『週刊金融日記 第691号 東京灼熱地獄!地球温暖化で偏西風が蛇行し中緯度帯の大都市にヒートドーム』
『週刊金融日記 第692号 迫り来る気候変動で儲かる企業』
Xサブスク(月3USD)は、AppleやGoogleにピンハネされるスマホのXアプリからではなく、宇宙開発を応援するためにも、天才イーロン・マスクさんのXのWebをブラウザで開いていただいて、そこから直接ポチっていただけると助かります。
今週はSpaceXと美的のAIレポートをアップしておきました。フロンティアモデルである、Fable 5とGPT-5.6 Proが生成するこういうオーソドックスなレポートは、すでにものすごいクオリティですわ。
●SpaceX 2026 Q2 巨額CapExとロックアップの狭間で(Xサブスク)
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2084939373120999887
●美的集団(Midea)温暖化とAI冷却で再評価余地がある割安高配当株(Xサブスク)
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2087037639551492218
今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。
-都内マイホーム購入は不動産価格が下がるまで待つべきですか
-AI決算分析レポートが凄まじい件とAI時代にホワイトカラーが生き残る方法
-ジャンポケ斉藤氏への懲役7年求刑は重すぎるのでは
それでは今週もよろしくお願いします。
1.メモリ半導体の需要と供給について分かっていることを整理します
メモリ半導体株の低PERは歴史的なミスプライスなのか?という、いまの世界の株式市場のど真ん中のテーマで、論考を書いてきました。
第739号の需要編では、ハイパースケーラーの莫大なCapExのガイダンスは、単なる将来の需要を見込んだ予想ではなくて、すでに大部分が「契約」になっており、将来の計算資源の提供がすでに買われている状態だということを解説しました。その後、2026年第2四半期のハイパースケーラーの決算が出揃いましたが、AIデータセンター投資のCapExはさらに増額され、より強固なガイダンスになりました。
そして、第740号では、世界のメモリ半導体メーカー別に、どのように増産や工場の新設が行われるのかを見て、その多くが実際に供給が始まるのは2027年後半から2028年まで待たねばならない、ということを解説しました。
『週刊金融日記 第739号 メモリ半導体株(Micron、SK hynix、Samsung、Kioxia)の低PERは歴史的なミスプライスなのか 需要編』
『週刊金融日記 第740号 メモリ半導体株(Micron、SK hynix、Samsung、Kioxia)の低PERは歴史的なミスプライスなのか 供給編』
また、世界の主要なメモリ工場を全てカバーして、ボトムアップの供給予測モデルを作りました。こちらは、Xサブスクで提供しています。
●DRAM+HBM / NAND 世界工場別供給・製品別需要ボトムアップ予測モデル
(Xサブスク:3ドル/月。ブラウザでXのウェブを開いて購読していただけると助かりますm(_ _)m)
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2082173537444573340
前述のように、これはなかなか壮大かつ世界の超重要テーマですから、ここでしっかりと書いておいて、2028年ぐらいの答え合わせの時を楽しみにしたいし、多くの人たちに読み返されるクオリティの大作を書き残しておきたい、と意気込んでいたのですが、意気込みすぎると、なかなか書き終わりません。
そうこうしているうちにマーケットはどんどん動いていってしまいますから、今週は、ざっくりとDRAMやNANDが、これからどの程度供給されていき、どの程度足りないのか、そして、株価は何を織り込んでいるのか(あるいはミスプライスしているのか)、現在、僕が思っていることを、暫定的な内容を含めて、サクッと書いておくことにします。
【まずメモリの供給がどのように増えていくか把握しよう】
DRAMとNANDはざっくりとどれくらい足りないのか、ボトムアップ予測モデルの数字を引いてみましょう。といっても、僕が一からぜんぶ手で作ったわけではなく、フロンティアモデルのFable 5とGPT-5.6 Proでお互いにチェックさせながらぶん回して、ニュースなどの二次情報から明らかになっている半導体業界の調査会社や証券会社の半導体アナリストの予想などとマクロでだいたい一致するように作られているので、良くも悪くも、無難な予測になっています。
これはバックナンバーに書きましたが、半導体メモリのような人類の科学技術の最高到達点的な超高度なものは急に増産なんかできず、新たに工場を作っても製品ができるのは3年後みたいな感じです。新規参入はほぼ不可能です。それぞれが巨大なプロジェクトで、各社が計画を発表していますし、いろいろ報道されているので、これからどのように増産されていくのかは、かなりの精度で分かります。
DRAMでは、DRAMダイを積層して作るAIデータセンターのためのハイエンドのHBMと、PCやスマホ用の汎用的なDRAMでは、利幅も、同じビット数を作るために必要なウェハー面積もいろいろ違うし、それこそがSK hynixやSamsung、Micronと、中国のCXMTの大きな収益構造の違いなんですが、そういう細かいことをしっかり書いていくと、今週のメルマガが配信されるのが来月ぐらいになってしまうので、そういうものをぜんぶ一緒くたにして、世界でいったい何EBのDRAM(HBMも含まれます)が新たに毎年生産されるようになるのか見てみましょう。Eというのはエクサで、ふつうにPC買う時とかにぎりぎり馴染みのある単位がTのテラで、これは10の12乗ですが、これの1000倍がPのペタで、さらにPの1000倍がエクサです。Bはバイトのことで、これは8ビット(2進数で8ケタ)ですね。
★これが各社がDRAMで、どれだけのEBを供給するのかの予測値の積み上げグラフです。
これはHBMとか製品ごとの特性を考慮しないDRAMの物理EB供給の予測です。EBというのはエクサバイトのことです。現在の既存工場での増産、新工場の立ち上げは全速に行われていますが、それらが順調にいっても、DRAM供給はこの程度なわけです。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) August 10, 2026
(Xサブスクで予測モデルを提供中) https://t.co/O17coXjOoi pic.twitter.com/OTZzqCSEPE
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