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『闇からの叫び』#風まかせ文芸部

*ちょっとだけ《 ホラー風味 》で参加させて頂きます。
宜しくお願い致します。<(_ _)>~👻~☆



*闇からの叫び


彼との間に

違和感 を感じ始めたのはいつからだったろう・・・?
出逢った頃には趣味や嗜好が合って、とても楽しかった。
ただ、いつからか二人の気持ちにズレを感じ始めて
とうとう修復も叶わなくて・・・別れを選んだ。


思い返してみると
彼の思考はいつも前向きで ポジティブ
私は真反対のマイナス思考の ネガティブ・・・
別れは当然の結果だったのかもしれない。

ただ、その頃から・・・
私の感じていた違和感は、私を取り巻いている全てが
対象だったことに気が付いた。 何かが・・・違うのだ。

例えば、今日と明日とではそれ程の差に気が付かない。
でも一週間を過ぎた頃に感じる違和感は明らかだった。

色に例えると
日ごとに《明度》と《彩度》が下がっている感覚なのだ。
これは同じ条件下の写真に撮って検証してみたが
妄想ではなく事実だった。
もちろん視力検査も受けたが、異常はなかった。


原因など、もちろんわからなかったが、可能性に・・・
私の《マイナス思考》が考えられた。
私の意識が、捉える対象からの受信感覚に影響している?

それでも、私の見えている世界は正常に日々を重ねている・・・・
いや、もしかするとそう見えているだけで、
私は日々、少しづつ異なるパラレルワールドに横滑りするように
移動しているのではないか? そんな風に思い始めた。

日常的に見えている人、知っている人との会話にしても本当は
絶えず世界の異なる別の人を相手にしているのでは?!

違和感は・・・・対象にあるのではなく、私自身にある??!

もしかすると、最初に彼と一緒にいた世界にはもう・・・
私は存在していないのでは?


☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ 


違和感を感じ始めてから、1年が過ぎようとしていました。
明度と彩度の下がり続ける世界は進行するままに・・・・

今の私は、闇のような世界でライトを片手に生活しています。
それでも、暗くなる頻度は容赦なく進行中です。

幸い、自宅勤務で微かに判読できるPCを前にした仕事なので
失業はしていませんが、
顔を合わせる打ち合わせの時などは大変です。



私はこのまま・・・
いつか迎える、照明でさえ意味をなさない
【漆黒】の世界に向かっているのでしょうか?


誰か・・・・・



助けてください!!!



【了】



*このお話はフィクションです。


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