ChatGPT Images 2.5のSketchで、30秒の猫の落書きが“作品”になった
最近、ChatGPT Image 2.5を触っていて、
少し気になる機能を見つけました。
Sketchです。
試しに、
30秒くらいで猫の顔を描いてみました。
耳を二つ。
丸い顔。
目と鼻。
頬に少しピンク。
首元に小さな飾り。
かなり簡単です。
正直、
「これをAIに渡して、何ができるんだろう」
くらいの気持ちでした。
でも生成してみると、
出てきたのは、
自分が描いた線をそのまま綺麗にした猫ではありませんでした。
毛並みが増えて、
目に光が入り、
首元の飾りも自然になって、
一枚の水彩イラストのような猫になりました。
その時、
Sketchについて一つ勘違いしていたことに気づきました。
これは“清書する機能”ではなく、ラフから別の完成形を考えてもらう機能なんだ。
今回は、
実際に猫を一匹描きながら、
Sketchがどんな時に使いやすいのか試してみました。
Imageを開いたら、「Sketch」があった
ChatGPTのImageを開くと、
いくつかのテンプレートが並んでいます。
その中に、
Sketch
という項目があります。

最初は名前を見て、
「スケッチ風の画像を作る機能なのかな」
と思っていました。
あるいは、
完成した画像に線を描いて、
「ここを直して」
と指定する機能なのかな、と。
でも実際には違いました。
Sketchを開くと、
自分で簡単な絵を描いて、
その絵を画像生成の参考としてAIへ渡せます。
つまり、
プロンプトを書く前に、
まず描く
という入口が増えた感じです。
とりあえず、猫を描いてみた
今回は、
難しいものを描くのをやめました。
まずは、
猫の顔だけです。

耳を二つ。
顔の輪郭。
目。
鼻。
口。
頬にピンク。
首元に小さな飾り。
それだけです。
毛並みはありません。
光も影もありません。
立体感もありません。
左右も完全には揃っていません。
かなり落書きに近いです。
でも、
猫だということは分かる。
今回は、
あえてそのくらいで止めました。
細かく描き込むより、
この程度の情報でもAIが拾ってくれるのか
を見たかったからです。
描いたあと、自動で入ったプロンプトが少し意外だった
猫を描き終えると、
Sketchと一緒に、
日本語の指示を入れました。

内容をざっくり見ると、
元のSketchの主題や感情、雰囲気は残しながら、
線や形をそのままトレースするのではなく、
比率、色、素材、細部などは自由に再解釈する、
という内容でした。
ここで、
最初のイメージと少し違うことに気づきました。
私は、
「自分の絵をきれいに描き直してくれる」
くらいに考えていました。
でも、
Sketchはもっと自由です。
自分のラフを、
完成図として扱うのではなく、
アイデアの元としてAIに渡す
感じに近いです。
生成してみたら、「清書」ではなかった
そのまま生成してみると、
出てきたのがこちらです。

かなり変わりました。
顔は立体的になっています。
毛並みが増えています。
耳の内側にも自然な色が入りました。
目には光があります。
首元の飾りも、
ちゃんと猫らしい形になっています。
一方で、
元のSketchにあった、
丸い顔。
大きめの耳。
頬のピンク。
首元のアクセサリー。
という特徴は、
なんとなく残っています。
ここが面白かったです。
線はほとんど同じではない。 でも、“自分が描いた猫から始まった感じ”は残っている。

Sketchは、下手な絵をきれいにする機能ではなかった
今回一番大きかった発見は、
ここでした。
Sketchは、
下手な絵を上手にしてくれる機能、
というより、
下手な絵から“別の完成形”を考えてもらう機能
に近いです。
例えば、
自分が三角で描いた耳を、
AIが自然な猫の耳として作り直す。
一本線で描いた輪郭を、
毛のある立体的な輪郭へ変える。
簡単に描いた首元の形を、
首輪や飾りとして解釈する。
つまり、
Sketchにない情報も、
AI側でかなり補っています。
ここは、
普通の「清書」とは違います。
プロンプトだけで猫を作るのとは、何が違う?
もちろん、
かわいい猫を作りたいだけなら、
Sketchを使わなくてもできます。
例えば、
かわいい白い猫を、水彩風で描いてください。
これでも、
きれいな画像は作れます。
むしろ、
それだけならプロンプトのほうが早いです。
でも、
Sketchを使うと、
「どんな形の猫にしたいか」
の一部を、
言葉ではなく絵で渡せます。
例えば、
耳を大きくしたい。
顔を丸くしたい。
目をこの辺に置きたい。
首元に何か付けたい。
こういう形の情報を、
全部文章にしなくてもいい。
一度描いてしまえば、
AIがそこから読み取ってくれます。
Sketchとプロンプトは、どちらか一つではなかった

使う前は、
「Sketchがあればプロンプトはいらなくなるのかな」
とも少し思っていました。
でも、
実際には役割が違います。
Sketchは、
形や配置を伝えやすい。
Promptは、
雰囲気や素材、世界観を伝えやすい。
例えば、
猫の顔や耳の位置はSketchで描く。
そのあとに、
淡い水彩。 白を基調にした背景。 日系雑誌の挿絵のような雰囲気。
と足す。
この使い方のほうが、
自然です。
全部を文章だけで説明するより、
「形は描く」
「雰囲気は書く」
と分けられます。
絵が上手くなくても使えるのが、いちばん良かった
今回の猫は、
本当に簡単です。
線もきれいではありません。
左右も揃っていません。
細かい描写もありません。
でも、
それでも生成の出発点になりました。
ここは、
かなり使いやすいと思いました。
Sketchという名前を見ると、
少し絵が描ける人向けに見えます。
でも実際には、
完成した絵を描く必要はありません。
必要なのは、
「こんな形」
が分かる程度です。
絵を描くというより、
頭の中のイメージを、
一度置いてみる感じに近いです。
私なら、キャラクター案を作る時に使いたい
今回の猫を見て、
使いたい場面も少し見えてきました。

例えば、
オリジナルキャラクターのラフです。
丸いロボット。
耳の長い動物。
変わった形のバッグ。
大きな帽子をかぶった人物。
こういうものは、
文章だけで説明すると、
意外と難しいです。
頭は大きめ。 体は小さめ。 耳は横に広い。 目は少し離して。
と書くより、
一度簡単に描いてしまったほうが早いことがあります。
そのあとに、
水彩風。
アニメ風。
3D風。
ステッカー風。
と、
仕上げだけプロンプトで変える。
この使い方は、
かなり相性がよさそうです。
逆に、「正確に残したい」時には向いていなさそう
一方で、
Sketchなら何でもできる、
という感じでもありませんでした。
例えば、
耳の角度を絶対に変えたくない。
目の位置をそのまま残したい。
この線を忠実に使いたい。
という場合です。
今回の猫を見ても、
AI側でかなり自由に再解釈されています。
なので、
正確に残すための編集
というより、
ラフから広げるための生成
として考えたほうが使いやすいと思います。
次は、猫一匹より複雑な構図で試してみたい
今回の猫は、
かなり単純でした。
正直、
猫一匹ならPromptだけでも十分です。
だから、
次に試したいのは、
もう少し複雑な構図です。

例えば、
猫は左。
女の子は右。
中央に小さな机。
後ろに大きな窓。
机の上にマグカップ。
こういう配置です。
文章だけで説明すると、
だんだん長くなります。
でもSketchなら、
丸や四角だけでも、
位置関係を一度に見せられます。
たぶん、
Sketchが本当に便利になるのは、
一つのものを作る時より、複数のものの関係を伝える時
なのだと思います。
これは次に試してみたいです。
Promptを書く前に、「一回描く」が選択肢になった
AI画像生成を使っていると、
思った結果にならない時、
ついプロンプトを長くします。
もっと詳しく書く。
もっと条件を増やす。
もっと具体的にする。
でも今回、
30秒くらいで猫を描いてみて、
少し考え方が変わりました。
言葉にしにくいなら、
無理に言葉にしなくてもいい。
一回描く。
AIに解釈してもらう。
そのあと、
足りない雰囲気だけプロンプトで追加する。
描く → AIが解釈する → 画像になる。
この順番が、
思ったより自然でした。
今回の猫は、
かなり簡単な落書きです。
それでも、
ちゃんと一枚の作品になりました。
Sketchで必要なのは、
絵の上手さではなく、
「こうしたい」を少しだけ形にすること
なのかもしれません。
次に画像生成で、
「これ、文章で説明するほうが面倒だな」
と思ったら、
プロンプトを長くする前に、
一度Sketchを開いてみようと思います。
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