テニスがくれたものを、今度は地域に返していきたい
テニスから教えてもらったこと
私にとって、テニスはただのスポーツではありません。
長くテニスに関わってきた中で、一番学んだことは、技術以上に「人とどう向き合うか」ということでした。
テニスコーチとして働いていた頃、子どもから高齢の方まで、本当に幅広い世代の方と接してきました。
同じことを伝えるにも、相手によって伝え方は違います。
すぐにできる人もいれば、なかなかうまくいかない人もいる。
一生懸命教えるだけでは伝わらないこともあります。
相手の表情を見て、言葉を変えて、時には一緒に笑う。
そんな経験を何度も繰り返す中で、私はテニスから「コミュニケーションの大切さ」を教えてもらったように思います。
一人の力ではテニスはできない
そして、プレイヤーとして、コーチとして、両方の立場でテニスに携わっていたからこそ感じていたことがあります。
テニスは個人競技に見えて、決して一人ではできないスポーツだということです。
コートを管理してくれる人がいる。
大会やスクールを運営する人がいる。
一緒に練習する仲間がいて、競い合うライバルがいる。
応援してくれる人もいる。
いろいろな人が関わって、初めて一人のプレイヤーがコートに立つことができます。
むしろ一対一で向き合う個人競技だからこそ、自分がどれだけ多くの人に支えられているのかを実感できたのかもしれません。
スポーツには、人と人をつなぐ力がある
そしてもう一つ、テニスを通して得た大切なものがあります。
それは、「人とのつながり」です。
年齢も、職業も、育ってきた環境も違う人たちが、同じコートに立てば、一緒に笑ったり、悔しがったり、応援したりする。
普段の生活では出会わなかったかもしれない人同士が、スポーツをきっかけにつながっていく。

アメリカの西海岸にあるIMGアカデミーにて
私は「つながり」という言葉を持つコンテンツの中で、スポーツは最強の一つだと思います。
テニスから、ピックルボールへ
そして今、私が可能性を感じているスポーツの一つが「ピックルボール」です。
テニスよりコートが小さく、幅広い世代が一緒に楽しみやすい。
もちろん競技として本格的に取り組むこともできますが、地域で人と人がつながるきっかけとしても、とても面白いスポーツだと思っています。

上の写真で私と一緒に写っているのは、私のテニスの恩師でもある、VIP・TOPグループの中島康博さんです。
テニス界では長年活躍されてきた大先輩で、現在は江東区で一緒にピックルボールを盛り上げる活動もさせていただいています。
若い頃、テニスを通じてたくさんのことを教えていただいた方と、今度は新しいスポーツを地域に広げるために一緒に活動している。
考えてみれば、これもまたスポーツがつないでくれたご縁です。
スポーツがあるまちには、出会いがある
私は、スポーツを「運動するためのもの」だけで終わらせたくありません。
子どもが大人と出会う。
若い人と高齢の方が一緒に楽しむ。
地域に知り合いが増える。
応援したい人ができる。
そして、「またここに来たい」と思える場所ができる。
そんな人と人とのつながりまで含めて、スポーツの価値だと思っています。
テニスから私がもらったものを、今度は地域に返していきたい。
テニスでも、ピックルボールでも、ほかのスポーツでもいい。
江東区で、スポーツをきっかけに新しい出会いやつながりが生まれる。
そんな環境を、もっとつくっていきたいと思っています。
