【完全版】意思決定に使えるリサーチ設計〜市場規模・400サンプル・ジョブ理論・価格〜
〜9月22日 18:00
調査を実施したのに、会議で「結局どうするのか」が決まらないことがあります。
原因は、データ量ではありません。
解くべき問いを決める前に、集める作業から始めていることです。
この記事では、リサーチを「探索」と「検証」に分け、市場規模の推計、サンプル数の決め方、設問設計、深掘りの質問、価格の決め方までを、実務の順番で解説します。
新規事業の担当者、マーケティング責任者、プロダクトマネージャー向けです。
調査会社へ丸ごと外注し、報告書だけを受け取りたい人には向きません。
見出し画像はAIで生成しました。
プロンプトは下記の記事に掲載中。
毎日プロンプトは増えていきます。
目次
リサーチは「探索」と「検証」を分ける
市場規模は2方向から出して突き合わせる
定量調査は400サンプルとセル設計で決まる
設問の言い回しが、データを歪める
理由ではなく、直前の出来事を聞く
価格は原価ではなく、知覚価値から決める
AIは探索を速め、検証は人が担う
リサーチは「探索」と「検証」を分ける

リサーチは、2つの軸で整理できます。
1つは情報源の軸です。既存の公知情報を集める二次調査(デスクリサーチ)と、対象者へ直接あたる一次調査(フィールドリサーチ)に分かれます。
もう1つはデータの軸です。比率やボリュームを数値で把握する定量調査と、動機や文脈を言葉と観察で捉える定性調査に分かれます。
この4つは、優劣ではなく順番の問題です。
仮説がまだ無い段階で定量調査を実施すると、聞くべき設問が決まらず、集計しても解釈が分かれます。
逆に、仮説が固まった段階で定性調査だけを続けると、少数の意見を全体の傾向と誤読します。
そこで、次のように役割を割り当てます。
二次調査:市場の全体像とマクロ環境を、低コストで速くつかむ
一次定性調査:潜在ニーズと購買プロセスを解明し、仮説をつくる
一次定量調査:市場規模、認知率、利用率、受容価格を統計的に検証する
UXリサーチ:完了率やつまずき箇所から、体験の改善点を特定する
注意点も役割ごとに違います。
二次調査は情報の鮮度と信憑性、定性調査は同調効果と主観バイアス、定量調査は背景の深掘りができない点、UXリサーチは「発言」と「実際の行動」の乖離です。
先に決めるのは手法ではなく、「この調査で何を意思決定するのか」という一文です。
市場規模は2方向から出して突き合わせる

デスクリサーチは、キーワードを思いつくまま検索する作業ではありません。
まず調査目的を書き、初期仮説を立て、フレームワークで調査項目に分解します。
PEST:政治・経済・社会・技術のマクロ環境をつかむ
3C:顧客・競合・自社で業界構造を整理する
集めた情報は、官公庁や学術機関が発行した一次情報と、それを引用・要約した二次情報に分けます。
数字を採用するかどうかは、次の4点が明記されているかで判断します。
ここから先は
8月23日 18:00 〜 9月22日 18:00
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
